小規模企業共済制度、税金を圧倒的に減らす節税術 | 経理のイロハ

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脱・税理士スガワラくんのYouTubeの内容を動画では検索ができないので、自分の備忘録記録用に文字起こしをしています。菅原先生には了承を得ています。

脱・税理士スガワラくん

2023/01/20YouTubeより

税金を圧倒的に減らす節税術をこの動画1本にまとめてみました。

 

小規模企業共済制度

 

個人事業主もしくは法人の役員が入れる退職金の積立制度

 

積み立てた額が全額、毎年個人の所得から控除できる

 

自分が積み立てた額の平均8割ぐらいは借りることができる

 

 

 

 

小規模企業共済制度

 

中小機構という国が提供している最強節税商品です

 

中小機構とは、ほぼ国だと思ってください

 

何が得かって、国がパンフレットで、一番トップに

「節税で今日からお得」と書いてあるんですよ

 

国もお金が欲しくて、運用したいがためにお金をかき集めてる

 

でもこれ国が得するだけじゃなくて、もちろん加入する人が

特になる制度にはなってる

 

ざっくりどういう制度かというと

 

個人事業主もしくは法人の役員が入れる

退職金の積立制度なんです

 

会社を辞める時に退職金もらうよね、

それの積立をずっとしていきましょうという積立制度

 

これが節税に使えるんですよ

 

毎月積み立てていくんですけど、どんどん積み立てた額で

実際自分が事業を辞める時とか、役員を退任するときに

退職金が支給される

 

毎月の積立額も1000円から7万円まで自由に設定できる

途中で変更も全然可能

 

この積み立てた額が全額、毎年個人の所得から控除できる

所得控除ができる、ので節税になる

 

ただ、加入するには条件があって、業種によって、

 

従業員が20人以下の会社 or

5人以下の会社の個人事業主か会社の役員しか入れない

 

そこはチェックしてください

 

一度入ってしまえば、

例えば今従業員が5人しかいなかった、今入って

それが従業員がゆくゆく30名50名100名になっても

別に抜けなくてもよくて、入り続けることができるんです

 

どんだけ会社が大きくなっても入り続けられることができる

 

だから入れる時に入っとかないと、ほんと損するから

最初会社立ち上げた時はまだ従業員が少ないので

その時に必ず入ること、絶対入った方がいい

 

入って掛け金を積み立てるんですけど、

これは1000円から7万円まで1000円刻みで自由に設定

できるんですが、僕がおすすめするのは

7万円MAXでかけること

 

節税効果を最大限に使うため

 

節税額がどれぐらいなのか、そこが一番のポイント

 

これもパンフレットにのってる

 

例えば、

 

所得400万 掛け金毎月3万円=積立額 年間36万

 

所得税と住民税が10万9500円安くなる

 

毎月3万円、年間36万積み立てて

将来積み立てた額は退職金として返ってくる

 

言ってしまえば預けてるだけ

預けてるだけで10万ちょっと税金が安くなる

 

例えば36万円を銀行に預けたら、利息は0.001%とかなんで

3円とかそんなもんなんです

 

それが小規模企業共済に積み立てて預けるだけで

10万円以上の利息がつくみたいなもの

 

これ利回りで言ったら30%

 

国が30%確定で出してる

 

所得が高い人はもっと節税が高い

 

所得が4000万を超える人なら利回り55%

 

7万円×12ヶ月=84万円積み立てると

所得税、住民税が年間46万2000円安くなって節税される

 

入ってない人は46万損してる

 

将来、自分が事業を辞める時とかは

退職金として戻ってくるんですけど、

これ退職金として戻ってきた時は退職所得になるので

税金がかかる可能性がある

 

でも退職所得って非課税枠が大きいのであまり税金かからない

 

だからかける時は思いっきり節税できて

返ってくる時はあんまり税金かからない

超お得な制度

 

積み立てた額も少し増えて返ってくるから

ノーリスクハイリターンといってもいい

 

国が潰れたらリスクはあるけど、そうならない限りはノーリスク

 

注意点にも書いてあるんですけど

 

掛け始めて20年以内に解約すると

元本下回る解約返戻金になりますと書いてある

 

つまりかけた額よりも少ない金額が返ってくる

 

20年以内に解約するとちょっと損するけど、

解約するなんて考えなくていい

 

掛金は1000円から7万円まで選べる

 

積み立てるのがちょっと資金繰り的にも厳しくなってきたら1000円まで下げればいいんです

 

1000円なら続けられるでしょ、だから解約せずに

1000円でも続けてたら損はしないんで

 

1000円でも続けるのが辛いっていう方はそもそも

事業を廃業すればいいんです、そうしたら退職金としてもらえる

 

解約じゃないんで、退職金としてもらえるんでプラスでもらえる

 

 

貸付制度とは

 

これは自分が積み立てたお金、

7万円を毎月積み立てたら年間84万

10万円積み続けたら840万がどんどん積み上がっていく

 

この自分の積立た額の7割から9割を借りることができる

自分が積み立てた額の平均8割ぐらいは借りることができる

 

借りるんで返さなきゃいけないんですけど

実際借りると利息も払わなきゃいけない

 

利息も年間1.5%

だから100万円借りたら1万5000円払わないといけない

 

でも借りる時もポイントがあって

 

審査なし即金で借りれる

 

窓口に行って、小規模企業共済で借りたいんですけど

と言って100万円例えば借りれたとしたら100万円即金

20分ぐらいで手続き完了

 

10年間積み立てたら840万なんで、500万ぐらいは最低でも

即金で借りれます、しかもノー審査

 

期限1年なんで1年後に返さなきゃいけないんですけど

また1年後に利息ちょっとだけ払ったら

またそのまま継続で借りれるんですよ

 

利息さえ毎年ちょっと払えば、ずっと借りっぱなしでいい

 

資金繰り的にもすごく便利

 

借りてる最中に廃業したら、退職金が戻ってくる

 

例えば500万借りてた、退職金として800万もらえたら

差額の300万が自分のところに戻ってくる感じで

相殺される感じです

 

国も返してもらえないというリスクがない

 

そもそも自分が積み立ててる額だから

 

自分が積み立てた金額の約8割ぐらい

年間84万10年続けたら840万積み立てたら

そのうちの600万ぐらい借りれるんですけど

借りたお金で資産運用をすればいい

 

例えば利回り5%の投資信託とかの資産運用したら

5%のリターンがあるじゃないですか

 

小規模企業共産には1.5%の利息を払わないといけない

でも1.5%払っても5%入っていたら3.5%得じゃないですか

 

だから借りたお金で資産運用をとかするとお得

 

これを知らずに、いつのまにか従業員が20人超えてて

もう入れないじゃんみたいなそういう状態の人が多いから

もったいないなぁと思う

 

貸付制度、僕は大好きなんですけど

 

例えば年間MAX84万積み立てるじゃないですか

節税効果は46万ぐらいなんですよ

(所得が高い人の場合は55%なので)

 

さらに積み立てた額の8割ぐらい借りれるんです

というと、実際、積み立てた額から8割借りたら

実際積み立ててる額は2割なんですよ

 

84万の2割なら17万ぐらいですよね

 

実際17万しか外に出てってないん

 

17万しか出てってないのに46万の節税効果がある

 

その借りたお金で資産運用をすればさらにお金は増える

 

みんな絶対やったほうがいい、やらない理由がない

 

これは毎月7万円積み立ててるという方法もあるし

年払いもできるので、毎年84万一括で1回払いもできる

 

そこは自分の資金繰りを考えてやってくれればなと思います

 

今、個人事業主とか役員されてる方でこれ入れる方で

もしこの、小規模企業共済制度入ってない、

顧問税理士からこれ教えてもらってないっていう人は

もう今すぐこの税理士を変えた方がいい

 

入りたい場合は?

 

入りたい場合は、銀行さんの窓口に行って

 

「小規模企業生制度に入りたいんですけど」って言ったら

 

案内と申込書出てくるんで、銀行で手続きすぐできる

 

もしくは、地域の商工会議所でも全然やってるんで

ぜひ小規模企業共済制度に加入していただければなと思います

 

なかなかね貸付制度を活用して、運用してるっていう人は

少ないと思うので、そういうのも考えながら

資金繰りをどんどん良くしていただければなと思います