税務署から目を付けられやすい?税務調査に狙われやすい人の5つの特徴を税理士が解説! | 経理のイロハ

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脱・税理士スガワラくんのYouTubeの内容を動画では検索ができないので、自分の備忘録記録用に文字起こしをしています。菅原先生には了承を得ています。

脱・税理士スガワラくん

2023/01/02YouTubeより

 

税務署から目を付けられやすい?税務調査に狙われやすい人の5つの特徴を税理士が解説!

 

①そもそも申告していない

②売上が大きく増加している

③来やすい業界

④税務調査が来やすい決算書

⑤開業後3年以上経過しているといつ来てもおかしくない

 

現金商売をしている業界っていうのは税務調査の対象に

はなりやすい

 

 

 

税務調査を完全回避する方法とかないですかね?

 

完全回避はまあない、回避するのは難しいですけど

税務調査が来やすいパターンが大きく分けると5つぐらいあって

 

①そもそも申告していない

 

②売上が大きく増加している

 

③来やすい業界

 

④税務調査が来やすい決算書

(これは税理士の問題でもあるんですけど、決算書がどのように作られているか)

 

⑤開業後3年以上経過しているといつ来てもおかしくない

 

 

 

税務申告をしていない、これはもう絶対調査来るね

 

法人登記とか個人事業を開業してて

申告してないのはそもそも問題外

申告してなければ調査がくる

 

売り上げが増加していると調査が来やすい

売り上げが増加しているのに利益は減っているパターンがある

これは怪しい

 

売上が増加したら利益も増えるのが普通じゃないですか

 

でもこれ利益が増えると税金っていうのがちらつくので

みんな何かしら節税したいなと思って色々試行錯誤して

利益を減らすっていう策に走るんですけど

 

その時に税務署が経費を水増ししてるんじゃないかとか

来年の経費を今年に持ってきてるんじゃないかとか

架空の領収書作ってるんじゃないかとか

 

色々税務署は想定してこの会社は利益を

少なくしてるんじゃないかって疑ってくるので

調査が来やすい

 

来やすい業界っていうのもあって、

建設業なんかは結構来やすい

 

これなんでかっていうと

脱税をするような人たちが集まっている業界

 

まあ偏見かもしれないけどちょっとやんちゃな人が

多いじゃないですか建設業って

ちょっとテクニックを使って節税した脱税したら、

「俺こういうことやってるで」みたいなことを

結構業界内で言うんです

 

そしたらその方法いいな、みたいな形になって

税務署にまたバレてなければ、じゃあ俺もやろ

 

悪気がないのに当たり前にやるんですよ

それをやるのがまあ普通だみたいな業界

 

まあこれが建設業とか製造業とか男性色の強い業界は

税務署に狙われやすいという傾向がある

 

あと現金商売をしている業界も税務調査に狙われやすい

 

お客様が現金でお支払いをする業界

例えば飲食店とか小売店

 

普段、買い物とかする時って最近は

クレジットカードとかPay payとかで払うことも多くなったけど基本、現金で払うケースが多いBtoC商売なんかは

調査が入りやすい

 

これなんでかっていうと、レジを通さずに

ポケットにね売り上げ金額を入れることがしやすい

売り上げを抜いているということをよく疑われるので

現金商売をしている業界っていうのは

税務調査の対象にはなりやすい

 

コンビニは厳密に管理されているのであまり

調査の対象にはされづらい

 

 

例えば、スナックとか行くと最後

「お愛想、チェックお願いします」って言うと

こんなメモ用紙に「はい今日10万円」みたいな

メモを渡されるじゃないですか

 

で現金で払ったり、まあカード切ったらいいんでしょうね

 

それ現金で払うとその10万円をママとかのポケットに

入れたりするケースがあるので

まあああいったメモ用紙で、はい今日いくらです

みたいなところが一番調査の対象にされやすいですね

 

レシートなんかは機械を通してるんであまり疑われないです

あまり不正ができないですから

 

でも手書きのものっていくらでも不正ができるんで疑われやすい

 

逆に領収書も手書きのものはやっぱり疑われやすいので

領収書とかメモ用書きなんかは調査の対象にはされやすい

 

よくね調査官がわざとお客さんのふりをしていくこともある

 

わざとお客さんのふりして、今日会計10万円ですという

メモをもらったとして10万円払って帰る

 

後日調査来た時に自分がお客さんのふりをしていった時の

売り上げがちゃんと10万円上がってるかチェックするんです

 

それで漏れてたら、あれこの時10万円のお客さんいたよね

みたいな話になってはい、脱税です、みたいに

そうやってバレるケースが多いので

お客さんのふりして調査官ってよく来るので

現金商売してるところはね気をつけたほうがいい

 

決算書の作り方は、社長さんはどうしようもできないかも

しれないですけど、

 

決算書に仮払金とか貸付金という項目が載ってたら

これは調査の対象にされやすいと思ってください

 

できればこの仮払い金、貸付金は決算書に載せないように

した方がいい

 

これもなぜかというと、仮払い金と貸付金て

会社のお金を外に一旦払ってるような

経費じゃないお金が出てってるような状態になってるんです

 

これって内容が結構あやふやで

ほとんどのケースが社長が何か使い込んでるんです

 

悪気があって使い込んでるわけじゃなくて

会社のお金と個人のお金がごちゃになって

知らず知らずに会社のお金を使ってるという状況が多いので

 

そうすると専門的なちょっと話になっちゃうけど

税務署の方がそれは、社長に対する役員賞与だね

みたいな感じになって社長の所得税漏れてるといって

所得税を徴収する、そんなケースがあるので

仮払金、貸付金がある会社は調査の対象にされやすい

 

5つ目、これは調査に入りやすいとかではなくて

よく質問を受けるんですけど、

 

会社作りました、税務調査っていつ来るんですか?

 

とよく質問を受けますが、これ大体、申告3年、

起業して3年経ったらあとはいつ来てもおかしくないと

思っててほしい

 

なぜかというと、調査ってだいたい過去3年分遡って

調査されるので、過去3年分見たいんですよ税務調査官は

 

そうなると設立してから3年間はとりあえず経営を

させておいて、4年目になったら、過去3年ができるので

4年目になったら調査に入ってもおかしくない

 

だから4年目以降はいつ入ってもおかしくない

 

でも2年目に入っても明らかに脱税行為をしてるというのが

分かれば調査もちろん入るので

1年目2年目3年目調査来ないからって言って

いろんなことをやってると調査が来るので

脱税はしないでおきましょう

 

 

税務調査なんて来ない方がいいに決まってるじゃないですか

なので、できるだけ来ないような会社作り、仕組み作りをして

余分な税金は払わない

 

こういうのを心がけていただきたいなと思ったので

今日お伝えさせていただきました

 

今日のポイントを押さえながら余分な税金を払わないで

脱税もしない健全な会社作りに勤めていただければなと

思います