映画:少女は悪魔を待ちわびて 考察2 ネタバレ含む | にゃんのブログ...

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2015/08/17 より始めました。

(冷やし中華 終わりました)

韓国映画

 

少女は悪魔を待ちわびて の考察2です

 

以前の 考察1に文字数制限で書けなかった分です

 

考察1 のブログはこちらです よければ見てくらさぁーい あはは

 

 

まず、これを書いていてビックリした事があります

 

考察を書くにあたって、他の人の解釈や意見を参考にしたいと

さまざまな ブログを拝見させていただいています

 

そしたら なっ なんと

おいらの 考察1のブログ を

画像抜きで文章ほぼ丸パクリで

他の人のブログも追加しているのがありました

 

驚きましたぁ!!

 

ま 今回は

おいらのブログ見てくれたんだなぁ〜

と言うことで...

 

 

 

 

 

原題: 널 기다리며

 
2016 109分
 
 
 

自分のツボにはまってしまった映画の

 

自己満足のブログです あは

 

 

 

まずは

翻訳に関して感じた事です

 

自分は GYAO! の配信でこの映画を見ました

 

なぜ怪物なれないの

怪物が必要なの

 
映画の予告編からです
悪魔が必要なの
 

予告編なのでカットの画像は違いますが

 

明らかに 映画の予告編では 怪物 という言葉を使用していません

 

邦題 の 

少女は悪魔を待ちわびて

に すごくあっていると思います
 
映画館での放映時は、どちらだったのかが 気になります
 
 
YoutubeでみたDVDの予告も 悪魔でした

 

 

 

 

ニーチェ の 怪物と戦う人は...

 

この シーン も映画では どう訳していたのか?

とても気になります

怪物と戦う人は

 自らも怪物にならぬよう 注意せねばならない」

ニーチェ

 

Wer mit Ungeheuern kämpft,

mag zusehn, dass er nicht dabei zum Ungeheuer wird.

146節 1部

 

ドイツ語の

Ungeheuern は、モンスターです

 

さすがにこれは 悪魔 とは出来ないだろう

意味が変わってしまう

 

あくまでも想像ですが

その為に、作中は 怪物で統一した?(GYAO!版)のだろうか?

 

宣伝時の、タイトルでも使用している 悪魔 

は、映画放映前に 作中翻訳を 怪物 に変更したのだろうか?

とても気になります!

 

翻訳に関しては、

ヒジュの

教養の授業

体育の授業

宿題

も 実際はどー言っていたのか?

やはり気になる

 

最後の

宿題は終わり(ブランコのシーン)

は チェック(check) と言っている

(チェスでのチェックメイトのチェックです)

 

 

さて

この映画で面白いと感じたのは

内容もさることなのですが

いくつかのシーンの解釈

いろんな人がそれぞれ違った解釈をしていたことです

 

そ~言う意味でも、この映画は

とても興味深い作品でした

 

ヒジュの15年間も待った復讐とは

 

もちろん

父親を殺した殺人鬼に対して復讐です

 

しかし

ヒジュの復讐は、父親の仇として

自らの手で殺人鬼を殺すことではない

 

前回も書きましたが

 

ヒジュの言葉

 

真実は葬らせない

 

分かる?

事故は一瞬だけど

悲劇はとても長い時間

十分に悲劇を味わって死になさい

 

 

ギボムが悲劇を十分に味わってから死刑となる

 

これが、ヒジュの最後の宿題なのである

そして、死刑となって

ヒジュの

復讐は終わるのである

 

 

 

 

ギボムが出所後

ヒジュの計画(宿題)に関する最初の発言

 

おじさんは死ぬ

 

この時点では、おじさんだけ

計画(宿題)を終わらせるつもりでいたのか?

 

 

最初の事件

まず振り返ってみましょう

 

ヒジュは既にここに来ている(画像上の少し右)

参考に。 事件後にヒジュが書いた絵(よくかけてます あは)

 

コールガールと男が乗る車を見つめるヒジュ

 

車から降りた男の後をつけるヒジュ

ミンスが来たので、その場を去るヒジュ

 

車の中でコールガールを殺すのを見ているヒジュ

 

 

あいつは誰?

 

なぜ私の宿題を やってくれたんだろう

 

哲学みたいに複雑になった

 

 

これが最初の事件であるが

ヒジュが、まだおじさんを殺す前である

 

まず

 

あいつは誰?

なぜ私の宿題を やってくれたんだろう

哲学みたいに複雑になった

 

これは

15年前の判決で

無罪判決の家族が

ヒジュと同じような考えを持ってもおかしくない

と、ヒジュは思わなかったのだろうか?

 

結果としては

ミンスが別の理由で行った事が

ヒジュの宿題をやった事になったわけだが。

 

 

ラマダモーテルの所にヒジュがいたのも

ギボムの行動把握と思えば納得がいく

 

しかし

問題なのは

なぜ

車から降りた男の後をつけたのか?

 

ここでも、いろんな解釈があります

 

まず、思いつくのが

ヒジュは男を殺すつもりだった

 

しかし

ヒジュは、何も関係がない男を殺すのだろうか?

 

それだと

ヒジュはギボムと変わらない ただの殺人鬼になってしまう

 

 

おじさんは死ぬ

 

と、母親にDVを行い、ヒモ同然の様な

おじさんだけ

計画(宿題)を終わらせるつもりでいたのではないのか?

 

 

もう一度このシーンを見てください

右手に持っていた 誘導棒を手から離す

この後 ヒジュは男の後をつけます

 

誘導棒を手から離す

意味が、ありそうではありませんか?

 

そして

これを見てください

右手に持っているのは明らかに....

 

しかし

今回GYAO!での配信で視聴した

映画には、このカットはありませんでした

 

この画像は、映画の予告編からです

 

映画で実際にこのカットがあったのか無かったのか

わかりません

 

しかし このカットが 有る無し で

ヒジュに対する行動及び考え方

見方が大きく変わってきます

 

映画ではどうだったのか

 

すごく気になる所です!!

 

 

 

この後

ギボムは連行されますが

アリバイがあるという事で逮捕まではされません

 

 

もしも これで

ギボムが逮捕されて死刑の判決がでたならば

 

ヒジュは、殺人を犯すことはなかったかもしれないのに...

(ミンス なんでもっとうまくやらなかったんだ!!! あは)

 

 

そして

その日の夜

ヒジュはついに おじさん を...

 

しかし

 

そして

ヒジュの母親は

夫の後を追う様に自殺した

ヒジュの子供の頃の写真を手に...

また置いてけぼり

とヒジュは言ったが

 

DVを受け、お金もたかられている

 

母親を助けるつもりでも

あったたはず

 

ヒジュは、この時の母親を見て

どう感じたのだろうか?

 

 

この後

刺すのが好きな奴 切るのが好きな奴 2人いる事に気づいたヒジュ

 

そして

転ばなかったミンスに

そしてミンスを殺しますが

 

もし ミンスが刺すのが好きな奴だったら

ギボムが補佐役だったら...

 

父親を殺した殺人鬼に
悲劇を感じさせず殺してしまったことになる

 

ミンスが父親殺しだった場合

ヒジュはどうしたのだろうか?

 

 

 

第3腰椎に刺し、動けないようにして現行犯逮捕させる

 

 

 

しかし、それも失敗

容疑者となり逮捕されても

立件できても不起訴になるかもしれない

ここで決意したのかなぁ?

 

 

 

さて 上の画像は

実際にミンスが殺された

ミンスの家に来ているギボムですが

 

普通に考えると警察がミンスの家を調べに来ないはずがない

これはもう警察が来た後なのか?

来る前なら ギボム 何考えてるんだぁ?

いつ警察が来るかわからんぞぉー

となるところ

 

 

しかし 映画では警察がここに来た場面はありませんでした

 

とすると、既に警察は現場検証をしに来ていたのか?

 

 

とここで

下のような画像が...

こ これはいったい.....

しっかり現場検証しているし

(引きずった後や、部屋の雰囲気 家具の配置もなんだか変)

映画宣伝用のスチールなのか?

 

 

 

 

 

正義のための勇気

「悪が勝つための条件はただ一つ。善良な人が何もしないこと

 

ここで言っていたが

 

おじさん ミンス の2人を殺したヒジュは十分勇気が必要だったと思う

 

しかし

おそらく ここで言う勇気とは

自分を犠牲にしてでも だと

 

2回目視聴時に1回目とは違う解釈も得られた

 

(この日の夜、あのブランコの絵を書いている)

 

 

また、こうともとれる

悪が勝つための条件はただ一つ。善良な人何もしないこと

悪が負けるには、善良な人が何かする

警察が無能だから善良な人が何かしないといけない

 

と、警察を皮肉っているとも解釈できます

 

 

考察1 とダブリますが
再度載せました
 
この後からギボムのセリフは最後まで、ありません

 

この姿は

 

怪物になった姿? と 自分はとらえましたが...

 

みなさんは?

 

 

宿題は終わり

 

 

 

全員あんたが殺した

 

 

私も

 

この

全員あんたが殺した

私も

 

は、

1回目視聴と、2回目視聴では

解釈がすこし変わりました

 

1回目の時は

私も

というのは、

私もあんたに殺されたのと同じ

的な意味だと解釈していましたが

 

2回目の時は

私たち罰を受ける時間よ

のセリフから

私も

までのセリフで

 

全員あんたが殺した。そして私も殺した

その罪で捕まりなさい。そして罰を受けなさい

 

とギボムに言っているのでは?、と解釈しました

 

 

本当に衝撃でした

 

この時点で ヒジュの復讐が終わったと解釈する人もいた

 

ギホムはこの時

何を感じ 何を思ったのだろうか?

ギボムの表情も意味深です

 

 

この後 ギボムは逮捕され判決を受けます

 

 

 

7件の殺人と1件の殺人未遂

 

ギボム ミンス ヒジュ が、それぞれ2人づつ殺した 計6人

と ヒジュを入れての 計7人

 

反論もせず何も言わない ギボム

そして このギボムの表情

 

全員あんたが殺した

私も

 

あの時、ギボムも何かを感じ

ヒジュが言った通りにしたのでは...

 

 

そう思いたい。

 

 

 

 

判決は

極刑の死刑だが

 

下の画像は裁判の直後だが

時間経過がわからない

 

裁判直後の護送なのか

数日後の護送なのか

 

護送されるギボム と チョ・デヨン班長

ここでのギボムの表情も意味深い...
ここは
 
刑務所なのか?
死刑執行が行われる場所なのか?
(刑務所内で死刑執行が行われるのかは、解らない)
 
自分は、視聴後でも刑務所に護送し服役すると解釈していたが
ここは死刑執行場所
ここで、死刑執行されたと解釈している人もいた
 

 

考察1でも書いたが

 

韓国にも死刑制度はあり

現在で死刑判決は下されている

1997年以降死刑が執行されていないらしい

法律上では死刑制度が存在するけれども、事実上は死刑廃止国

という状態らしい

死刑の執行は法務部長官(法務大臣)の命令により行われる

 

ちなみに韓国では

2007年に殺人罪などの時効は15年の期間が25年に延長されています

また

2015年には、殺人や強盗殺人罪の公訴時効を廃止する刑事訴訟法改正案が成立しています

 

映画の背景が2014年なのだから

判決が死刑でも

執行されるのがすぐに

というわけにはいかないだろう

 

作成国が韓国なわけなのだから

映画を鑑賞した韓国の人が

死刑が執行されたと解釈された人は少ないだろうと思う

 

 

 

 

 

少女が待っていたのは、何だったのか?

 

原題でも邦題でも

意味深なタイトルである

 

原題:널 기다리며 お前をあなたを) 待って


少女が待っていたのは

父の仇である殺人鬼のことなのか

 

それとも

なぜ怪物なれないの

怪物が必要なの

と言っていた

ヒジュの自分自身の心の中に棲む

闇の部分の怪物もしくは悪魔なのか?

 

 

タイトルからして

 

いろんな解釈ができる

 

興味深かった解釈は

悪魔=何もできないでいる警察

というのには、おぉーそーいう解釈もあるのかと...

 

 

 

ちょっぴり気になるのが

悪魔は神の7日目ごとの姿(ニーチェ)

壁の付箋紙にあったのかなぁ〜 あは

 

 

それとヒジュの子供時代の時 これも忘れられないです

 

 

 

 

最後に

 

 

ヒジュのこの部屋を見た時

何を感じたのだろうか?

というより

 

チョ・デヨン班長 は、

 

今まで15年間もの間に

一度もヒジュの家に訪れたことはなかったのだろうか?

 

もし

1度でも訪れていて

これを知っていたならば

もっと違う結末になったのではないだろうか?

 

 

 

 

 

やはり細かいところでのツッコミどころはあるが

とても良く出来た作品だと、自分は思う

 
 

何度も書くが

なんとも切ない

胸を締め付けられた作品だ

 

 

エンドロールで流れる曲

誰の何と言うタイトルなのだろう? あはは

 

 

冒頭に書いた翻訳の件

右手に持っている場面の件

 

やはり気になるので

 

とりあえず

DVDを取り寄せ注文しました あはは

DVD版では翻訳はどーなっているのか?

 

なにか進展があったら

考察3書きます あはははは

 

↓考察3