韓国映画
少女は悪魔を待ちわびて の考察です
原題: 널 기다리며
先日見た この作品 自分のツボにはまってしまった
あはは
あまりにも、気になる作品になってしまったので
再度 考察してみたくなった自己満足のブログです あは
ネタバレもあるので、
すでに映画を見た人が
気が付かなかった点や
新たに気がついた点
で、参考になればと。。。
また ここに書いてない 何かがあれば
コメント して教えてくださると
嬉しいです
もし、このブログを見て
もう一度見てみたくなったら、嬉しく思います
それでは、考察の為の2回めの視聴を開始しますですぅ〜
主な登場人物
撮影のために20Kg近く減量 すごい
パン課長 (キム・ウォネさん)
邦題での 少女は悪魔を待ちわびて
原題の 널 기다리며 (あなたを 待って)
と文面は違いますが
今回はうまくつけていると思います
が 悪魔 と 怪物
少女が待っていたのは、何だったのか?
やはり
なんといっても
ナム・ヒジュ が、最後にとった行動は
予想外であまりにも衝撃的でした
これが、ツボにはまった最大の理由かもしれません
あくまでも考察なので、あらすじに関しては飛び飛びになり
なおかつ 画像は内容通りの順番でないのもあります
15年待ちわびた少女の危険な7日間の追撃戦が今、始まる
これ
7日間だったのかぁ〜 あは
悪魔は神の7日目ごとの姿(ニーチェ) をもじってるのかなぁ〜
物語は15年前の裁判から始まる
連続殺人犯として出廷中の キム・ギボム
1〜6番の事件は証拠不十分の為 無罪
7番目だけ殺人と認められ 懲役15年
この時 ここに しっかり チョン・ミンス が傍聴している
ナム・ヒジュの父親に関しての事件は 無罪だった
この時、すでに ヒジュ の心は壊れていたのかもしれない
この表情 すごいです!
発見されるまで父親の頭を撫でる ヒジュ
物哀しい
このシーンは、とても切ない
幼少期のヒジュを演じた ハン・ソジンさん
セリフは1つもなかったのだけれど、見事な演技だったと思います
回想シーンでセリフありました ごみんです
ヒジュの父 ナム・イルヒ班長(チョン・チャヌンさん)の家に向う時の
デヨン刑事(今は班長)の言葉
「ところで班長の家は半地下なんですか?」
これも
2019年の作品 パラサイト半地下の家族
が、なければ
これのいう 半地下 の意味もわからなかったと思う
(半地下での暮らしに伴う”貧しい暮らし”のイメージ)
15年後
ギボム 出所
さて、気づいていたでしょうか?
ヒジュは、全ての行動を勉強と結びつけている
音楽のない人生は 人生と言えない ニーチェ
演奏のビデオを見た後に
以上 教養の授業
コールガールと その男が殺された直後
なぜ私の宿題を やってくれたんだろう
哲学みたいに複雑になった
遊歩道(公園)でギボムに追いかけられた後
体育の授業 終わり
宿題は終わり
父親との回想シーン
父親に言われた 宿題は?
ここから始まるのかなぁ
最後の宿題は難しい
ヒジュは、自分でやるべき課題を 宿題 と呼んでいる
韓国語は、ほとんど解らないので
実際は なんと言っていたのか ちょっと気になります
屋上から母親を。。。
すでに左腕に怪我
ヒジュは、母親が DVを受けているのを 既に知っている
おじさんは死ぬ
(この時点で、当初の計画はヒジュの中では出来上がっていた)
給料日
みんなから 1万ウォンづつ 集めるデヨン班長
その直後
ヒジュの机の上にデヨン班長がカンパの封筒を置く
コールガール 首を刺される
ご存知の通り
この犯行は チョン・ミンス によるものである
が ここで 手口がきちんと考えられている
切る 刺す の両方である
ヒジュの2面性?
上が 警察内のみんなに書いている似顔絵
下が ヒジュ に絡む出来事に関係する絵
(下の絵には、雨の中の時のヒジュ自身も描かれている)
この別人が書いたかのような絵
この違いで ヒジュ のその時の 精神的状態を表しているのではないか?
清純な心をもったヒジュは
15年前の幼かった ヒジュ の時に止まったままなのかもしれない
ヒジュ 初めての...
あんたが要るの (これ重要ですねぇ)
首を切る
切る の手口
この時 ヒジュは まだ 刺す方を知らないでいる?
償わせる この意味は、はたして?
また 母親に 置いてきぼり にされた ヒジュ
ギボムの言っている事は真実なのか?
15年前の法廷での 6人無罪 1人有罪 そして 5人
12人 計算はあっている
起訴できない
6人無罪の 一理不再理を言っているのか?
あ 時効ってことか
ヒジュ ついに気づく
刺すのが好きな奴 切るのが好きな奴 2人 いた
若い頃の ギボム と ミンス
あきらかに 手前の ズタ袋には人間が入っている動きがあった
しかし どう数えても 10以上はあった
これは、どー言うことか?
あと5人と言っていたのは 埋めた と言っている
これは、あきらかに埋めたとは言えない
ならば これ全部 ミンスが? (それは無いだろう)
この答えは、映画では解らない
ヒジュ首輪を買う
これが ミスリードの為の伏線ともなりましたねぇー
2回めに買ったのは、絶対 ギボム のと 思ってしまう
ミンスの肉屋に来たギボム
なぜ この時にやらなかったのか?
後悔先に立たず ですねぇー
ヒジュ ミンスを...
あいつの補佐役ね
↑ これももしかすると深い意味をもつのかもしれない(後述)
これで ギボム と確信
この表情 うまいです
ギボムのホテルに ミンスの首
そのギボムに襲いかかる ヒジュ
ここ重要!!
真実は葬らせない
この時点で
ヒジュの復讐はギボムを自分の手で殺す...
というつもりがないのがわかりますね
このセリフは、ちょっとねぇー
警察で働く私が... (この後の展開のためにってバレバレ)
分かる?
事故は一瞬だけど
悲劇はとても長い時間
十分に悲劇を味わって死になさい
この後、警察がホテルに踏み込んできますが
脱出手段として
ギボムは 新たに二人を殺害します
この時、救急車にいた隊員を消火器で殴ります
結末に関連する部分で、この場面
がすごく気になっています (人数)
ためらいながらも
捕まっていて 公演にいってほしかったです
やはり ヒジュも女の子
マフラーを みんなのためにと
マフラーを送るとき この記事を目にするヒジュ
ミンスの件が失敗したと知る
この時に
ヒジュは 決めたのだろう
自分が...と
正義のための勇気
「悪が勝つための条件はただ一つ。善良な人が何もしないこと」
あの時
ギボムがデヨン班長言ったのは
真実だったんですねぇ
15年前の公判の7人と埋めたという5人
しかし ここでも重要な点が
ミンスと一緒に殺した12人
ギボム と ミンス の人数の内訳がわからない
15年前の公判での 7人は全てがギボムではないのか?
ここで、前述に書いた
ヒジュの言葉での
「あいつの補佐役ね」
あくまでも ミンスは補佐役であり
殺したのは、ギボムだけで行ったのか?
これに関しては、またまた 後述
新たな内訳は
ギボム ミンス ヒジュ がそれぞれ2人づつ
そして
この絵も
あの衝撃的なヒジュの最後の伏線でしたが
よーくみていると
その直後に
な なんと!!!!
ぶらさがる鎖が!
そして ブランコの横には マフラー姿の !!!
2度めに作品を視聴して
これに 気づいた時は
ヒジュの最後の衝撃と同様の衝撃を受けました
これに 気が付かないでいる人 結構いるのでは?
この演出 かなり 憎いですえぇ〜
完全にやられました
この後 ギボムに刺されちゃう チャ・デソプ刑事
さすがに 警官殺しはかぁ〜 あは
この時点で開き始めている(ナンバーでの確認かなぁ あは)
でもまさか 警察署に乗り込んでくるとは...
この 精神状態 がすごいです
怪物と戦う人は...
「 怪物と戦う人は
自らも怪物にならぬよう 注意せねばならない」
ニーチェ
Wer mit Ungeheuern kämpft,
mag zusehn, dass er nicht dabei zum Ungeheuer wird.
146節 1部
ヒジュは怪物になりたかったのか?
Gott ist tot! ! 断章125節 1部
なぜ怪物になれないの?
怪物が必要なの
自分は正直、
この時点で 二人も殺している ヒジュは十分怪物だと思った
ギボムがついにヒジュの家まで来た
ヒジュは腕を刺され
ギボムは足を刺され
この後ギボムに頭突きを食らわせ...
頭突きを食らわせて逃げる ヒジュ
と思ってたのですが
これ おそらく大きな間違いですね
最初見た時、最終的に なぜ そこにブランコが?
と思ったのでしたが
これは
逃げてるのではなく、そちらにギボムを誘導してたんですね
このシーン好きです
ヒジュに何かあったら 覚悟しろ
橋の場面 川の場面
どちらの場面でも ギボムならできたと思うが
クライマックスです!!
この後からギボムのセリフは最後まで、もうありません
(ギボムも何かを感じたのを表しているのか?)
この姿は
おそらく 人によって、この言葉の捉え方は違うと思いますが
怪物になった姿? と 自分はとらえましたが...
宿題は終わり
実際は 「チェック」 と言っていた
全員あんたが殺した
この全員 も興味深い
私も
これは
本当に衝撃でした
ギホムはこの時
なにを感じたのだろうか?
この時 周りが止めていなかったら
デヨン班長 は ギボム を殺していたかもしれない
事件番号 14ろ 3619
判決は
極刑の死刑
死刑の判決が出たが、ヒジュの復讐は終わりではない
真実は葬らせない
分かる?
事故は一瞬だけど
悲劇はとても長い時間
十分に悲劇を味わって死になさい
ギボムが悲劇を味わい死刑となって
復讐は終わるのである
しかし
韓国にも死刑制度はあるけれど
1997年以降死刑が執行されていないらしい
法律上では死刑制度が存在するけれども、事実上は死刑廃止国
という状態らしい
そしてもっとも気になるのが
罪状が
7件の殺人と1件の殺人未遂
殺人未遂に関しては
ギボムに刺された チャ・デソプ刑事 の事であろう
が 問題は7件の殺人である
出所後 ギボムが殺したのは 2人 である
ミンスと一緒に殺したのは12人
15年前の公判以外で残っているのは 5人
この 5人に出所後に殺した2人 の計7人なのか?
とすると ヒジュ は計算には、入っていない事になる
ギボム出所後に死んだ6人
ギボム ミンス ヒジュ がそれぞれ2人づつだが
この全てと、ヒジュ を足しての 7人
なのだろうか?
個人的には そうであってほしい
みんなが
ヒジュの手編みのマフラーを付けての傍聴
これを見て 全く関係ないが
なぜか ストロベリーナイト シリーズの あるシーンを思い出した
映画のラスト
護送されたギボムを見た後
ヒジュのこの部屋を見た
チョ・デヨン班長 は、何を感じたのだろうか?
ー終ー
この後
エンドロールで流れる曲がまたいい
映画としては
どの登場人物にも
キャラクターとしては感情移入しづらいが
なんとも切ない
胸を締め付けられた作品だ
さて
気になるところの1つとして
時代背景はいつなのか?
ヒジュの部屋にある
1998/6/30
これを見ると
ヒジュの父親 ナム・イルヒ は1998/6/30 以降に殺されたことになる
そして 密告者のミンスの資料
2014/2/10
ということで
この映画の時代背景は 2014年となる
なぜ 時代背景にこだわるかというと
ギボムを足蹴にするチョ・デヨン班長
部下を蹴る上司
まだ数年前でも 韓国の警察こうなのか?
映画だからなのか?
↓2に続く