犬に飲ませるか?ペット同伴避難とは? | 子どもの命を守りたいと思うママへ もしもの時に備える主婦目線の防災備蓄術

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フツーに言われている防災の知識がどうもピンとこない。一番は「レトルトや缶詰、インスタント食」など苦手。あんな「毒食」を食べ慣れるローリングストックなんてしたくない。そんなことを考えている母の防災備蓄術。

人が飲む水にも窮しているのに・・・

それを犬に飲ませるのか?

「ペット同伴の避難」でトラブル相次ぎました。

 

熊本地震から10日ほどで

このような事例が報告されました。

 

 東日本大震災に

伴う自治体へのアンケート調査でも

 

避難 所でのペットのトラブルでは、

 

犬の鳴き声や

臭いなどの

苦情が最も多かったそうです。

 

先月・・・

千葉県市川市と

イオンペットが、

被災時の支援に関する協定締結

されたそうです。

(イオンペット: 千葉県市川市に本社を置くペット業界大手)

 

 

市が被災した際に、

市川市に所在する避難所に対して

ペット同伴の避難所を作り、

そこに我々の物資や人的資源を

送るといった支援をする。

 

災害時のペットとの同行避難を

スムーズに行なえるような協定も締結している。

 

ドクターカー(ペットのための救急車)も

用意しているそうです。

 

 

ほんと・・・できる?

 

 

と率直に思いました。

 

まずペットのための救急車

 

震災初期に、

人命救助のための救急車など

緊急車両が走り回る中、

ペット用の救援物資を運ぶ車両を

緊急車両として

認め てもらえるのでしょうか?

 

東日本大震災では無理でした・・・

 

 

私が何が言いたいか・・・

 

それは今年4月に起きた熊本地震は、

最大避難者が18万人

 

そんな中で避難所での

ペットトラブルは多数発生しました。

 

千葉県市川市、

今後危惧される

首都直下型地震の

最大避難者数は、熊本地震の

 

40倍

 

720万人と

想定されているのです。

 

 

桁が違いすぎます・・・

 

 

そんな中こういう情報を

出たからと鵜呑みにして

ほしいくないのです。

 

あなたの

大切なペットを守るために、

 

 

桁違いの

首都直下型地震が起きたら

ペットのいる私がどう

生活できるかしっかり

考えてほしいのです。

 

 

東日本大震災も

南海トラフ巨大地震も

 

 

人の救援物資なども

届くか危惧されているのです。

 

 

そんな中ペットの支援物資は

後回しにされるでしょう。

遅れます。

 

人が優先されますもの・・・

 

それに

被災したらペットを連れて避難できる?

 

本当に信じていい?

 

「災害時におけるペットの 救護対策ガイドライン」が、

環境庁から出ています。

 

これを読むと、国も ペットについて、避難所同行を推奨している?

https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h2506/ippan.pdf

と思って、胸をなでおろした人も多いのかもしれません。

 

 

しかし本当にそうでしょうか?

 

 

 

そもそも動物が苦手な方や

アレルギーのある方もいるのが

避難所です。

 

高齢者や病気の方も避難所にきます。

 

そこでいくら家族同然のペットと言っても

すんなりと自分の隣で被災生活が送れると

思いますか?

 

避難所では、

鳴き声や糞尿をめぐる

トラブルが絶えません。

 

熊本地震では、

他の避難者から

「家に置いてくるようにと説得された」と

言う方もいました。

 

配給でもらった水を飲ませると、

「犬に飲ませるのか?」と

言われた方もいるそうです。

 

 

熊本市が作成した避難所運営マニュアルにも、

他の自治体の運営マニュアルにも

「避難所側がペット同行者に配慮」するように

記載されいるところはあります。

 

しかし大災害時は、

 

まずは人、人が優先されるのです。

 

災害時に助けが必要な

お年寄り

障がい者

乳幼児

妊婦さん

など

そちらの介助にも

多くの人の手が必要だからです。

 

 

ペットの数について、

今や6歳未満の子どもの数より

犬猫のペットの数の方が多いのです。

私も、

「ペットは家族同然」という気持ちはわかります。

 

私も

避難所を開設する時、

ペット受け入れを前提にしてほしいです。

 

ですが、大震災後は

特に難しいと思うのです。

 

 

ペットを飼っているあなた

 

こんな人にならないでください。

 

避難所にて

他の避難者への配慮を考えてくれず、

ただ自分のペットへの過度の要望を

出してきて、それを通そうとする。

 

今のうちから、行政とも話し合い、

ペットを飼っている仲間同士で

被災した時のことをしっかり考えて

対策をしていく必要があると思います。

 

是非考えて、そして行動してください。

 

まずは、下記のことできているか

ここからチェックしてみてください。

 

避難所に連れて行けるペットは

予防接種などもですが、

下記のしつけが

できることも望まれます。

 

 

◎災害に備えたしつけについて

 

犬の場合

 ●「待て」「おいで」「お座り」「伏せ」などの基本的なしつけを行う。

 ● ケージ等の中に入ることを嫌がらないように、日頃から慣らしておく。

 ● 不必要に吠えないしつけを行う。  

 ● 人やほかの動物を怖がったり攻撃的にならない。

 ● 決められた場所で排泄ができる。

 

 

 猫の場合  

 ● ケージやキャリーバッグに入ることを

   嫌がらないように、日頃から慣らしておく。

 ● 人やほかの動物を怖がらない。  

 ● 決められた場所で排泄ができる。  

 

 

です。いかがでしたか?

 

また迷子になった場合も考えると、

 マイクロチップ はお勧めです。

 

災害発生時には、やむを得ずペッ トを

残して避難したり、ペットとはぐ れてしまう場合もあるため、

保護された際に飼い主の元に戻れるように 所有者明示を

しておく必要があります。

 

 

 

動物は自分で自分を守れません。

 

だからあなたが

しっかり考えていただきたいのです。