ボンジョルノ。
あの旅行からもうすぐ二か月が経過しようとしています。
あとで振り返ったりするのも楽しいので書いています。
ということでしばらく間が空きましたが、最後の一日を書きます。
この他に「まとめ編」を書く予定でいます。
移動手段のまとめと、旨いメシのまとめです。
こちらもよろしくお願いいたします。
2013年5月3日 金曜、天気は快晴!
7時に起床。
初めて目覚まし時計に起こされました。
これまで自分で目が覚めていたのですが。
荷造りしました。
チェックアウトしようとすると受付のマンマが息子のマルコに電話。
マルコと電話でやりとり。
Booking.comで登録したカードで決済済みだということでした。
あら、そうなの。
マンマと筆談しました。
「ritiro bagagli」と見せるとすぐわかってくれた。
筆談は便利ですね。
さて、出発。
この日の予定は17:05にナポリ空港からフライトだったので14時過ぎには空港へ行くことに。
逆算して13:30くらいにはホテルに戻って荷物を取りに行かなくてはならない。
ということで、ナポリ国立考古学博物館に行って昼飯を2件食べようということにしました。
ナポリの交通はだいぶ慣れました。
ガリバルディで「UNICO NAPOLI!」、「giornaliere!」(一日券)と叫んで切符を買いました。
地下鉄に乗りました。
切符買ってからすぐにスタンプしました。
人だかりのできているスタンプ機をスルーしてホームに降りようとすると駅員に止められました。
「お前、切符見せろ」的な感じでした。
スタンプしてあるのを見ると「OK」と笑顔をかましてきました。
うむ、気を付けてよかった。
ナポリ国立考古学博物館は広い!!
小学生などもいてこの日はうるさかったー。
9:15から11:00くらいまでいました。
ポンペイなどの出土品もあります。
ポンペイと合わせて行くと楽しめると思います。
では、以下が展示品です。
ローマ皇帝の像、カラカラ帝
そしてこれがティベリウスです。
カプリに別荘を作ったあの人です。
世界が誇る天才、ユリウス・カエサルです。
そして、ハゲなのにプレイボーイ。
それなのに女から恨みを買うこともなかったようです。タイガーウッズもびっくり。
こちらはちょっと障害があったと言われているクラウディウス帝です。
たしかローマ4番目の皇帝だった、、かな?
ユリウス、クラウディウス系の皇帝のあとに帝位についたベスパシアヌス。
マルクス、アウレリウス。
ローマの皇帝はまだまだ展示してありました。
この方はアグリッピーナ。
古代ローマで歴史に名を刻んだ数少ない女性です。
古代ギリシャの像もたくさんありました。
エウリピデスとか有名な人も。
みんな髭モジャでした。古代のギリシャはみんなそうだったようですからね。
それにしてもソクラテスはブサイクですね。
そして、この博物館の最大の目玉。
これを目的にやってきました。
ファルネーゼコレクションです。
ファルネーゼコレクションは特別に大きな部屋に展示されています。
どれも大型なので迫力があります。
有名なファルネーゼのヘラクレスです。
こちらが後ろ姿です。
いいケツだ。
写真ではあまり伝わりませんが、かなり大きいです。
そしてこちらも超有名です。
ファルネーゼの雄牛。
高校の時の授業で資料集で見たときから「スゲーカッコイイ」と思っていたものです。
ホントかっこいい。
もはや、この博物館の目的は果たしたようなものです。
まだ、あと1件残っていますが。
まぁ、あとはざっくばらんに面白かったものを掲載します。
噴水に使用する像です。
口がポカーン。
ポンペイ・エルコラーノの出土品のモザイク画です。
たくさんありました。
なかでもこれは必見ですね。
よく歴史の教科書にも出ています。
アレクサンダーってこの人?
さて、この博物館のヤバイところを皆様に紹介いたします。
一応、古代の出土品らしいです。
ポンペイのVettiの家みたいな感じですかね。
絵だけじゃないのです。
他にもあります。
よく見えないですか?
こんな感じの絵です。
こんなのがたくさんあります。
像とかもたくさんあります。
ちょっと真面目な顔しているのが恥ずかしい一角でした。(フロアの端っこにまとめて展示)
そして階段を上がります。
まるでローマのパンテオンのような天井です。
階段を上がると、会議場みたいなところで小学生たちがスクリーンを見ながら説明を受けていました。
日本でもおんなじような光景をみるので、なんとなくイタリア人に親近感がわきました。
2階にはこんな広い空間があります。
そして地球を背負っています。
地球なのか、なんなのか。
2階にも過去の出土品などがたくさんあります。
せっかくなので一通り全部みて終了。
出口の方にこんな騎乗姿の像が。
かっこいい。
おまけ。
博物館、適当なもの。その1。
口がアポーーン。
適当なもの。その2。
よく見ると、完全に入っちゃっていました。理解不能。
ということで、どこへ行こうか考えましたが、マッテオに行くことにしました。
昼メシを2回食べるのです。
この日はあの熱い日本人従業員の方はいませんでした。
このピッツァイオーロに「マリナーラ、ウナ!」と言って頼みました。
途中、婆さんがメモをもってピッツァイオーロに話しかけていました。
20枚くらい注文していました。
ピッツァは店の前に置いてあるやつは1枚€1! 安い。
これを紙の上で二つ折にして最大5枚重ねます。
大口の客には5枚ずつ紙にくるんでホイッと渡していました。
大きいピザは箱に入れてくれるようです。
待っている間にcroccheを頼みました。日本で言うコロッケです。
€0.5でした。安いぜ。
しかもウマすぎだぜ。 幸せ。
そして出来上がった。
僕のマリナーラ。€2.5。
これがこの旅で一番うまいピッツァだった。
単純にマルガリータよりもマリナーラの方が好きっていうのもあるかもしれません。
あっさり目なので日本人には合うかもしれません。
マリナーラはニンニクが乗っています。この香が胃袋のヤル気を刺激してくれます。
その上、チーズが無いぶんトマトソースの味がよくわかります。
酸味とちょっと甘みがあって、生地の小麦の香も良い。
素晴らしいですね。
しかも€2.5とは。
ナポリ人が羨ましいです。
そして、ハシゴです。
昨日のリベンジ、エウロペオを目指し歩きます。
道中、バクチを路上でやっていました。
机の上にカップを置いて、どのカップに玉が入っているか、というもの。
写真撮ろうとしたら怒られました。
まぁ、そんなこんなでエウロペオに12時に着きました。
なんと、閉まっています。
5分待っても開く気配がないので、ここは縁がなかったのだと思ってあきらめました。
バスR2線にのってガリバルディ広場を目指します。
バスがとんでもなく混んでいた。
カメラが壊れるかと思うほど押された。
うげ。
とにかくガリバルディ広場のバス終点まで着きました。
目的地はガリバルディ広場の北の方にある、リストランテ、ミミです。
地球の歩き方に掲載されています。
一人でRistoranteに行くのです。
ちょっと浮き足だってしまいましたが、食欲には勝てません。
12:30くらいだったのであまり人はいませんでした。
13時くらいから混むのでしょうか。
白ワインを注文。
給仕の人にシーフード的なパスタはないか、と聞くと「これ」とのこと。
リングイネ、ミミ風。
ボンゴレロッソ的なもの。パスタはリングイネ。楕円でした。
昨晩からペスカトーレ的なものが食べたかったのでこれは気分にマッチして最高だった。
ちょっと塩気が強かったけれど、本当にうまかった。
おかわりしたかった。まぁ、塩気は強かったけれども。
満足したのでホテルへ荷物を取りに戻りました。
ホテルにはマルコは居ませんでしたが、その母と父がいました。
マルコ父は英語を話せるらしかった。
「どこ行くの?」
「カポディキーノ」
「タクシー呼ぶ?」
「いや、アリバス」
「アリバスね。乗り場は~」
「知ってるよ。ありがとう。ちゃお。」
「Ciao」
でスーツケースを転がして駅前へ。
アリバス乗り場は地球の歩き方に掲載されていました。
すぐわかりました。
アリバス乗り場で待っている時に女性に確認のため聞きました。
「エアポート?」
「うん、そうだよ」
よし。大丈夫だ。
とそこへタクシーの運ちゃんが。
「空港行くのか?」
「…」
「乗っていきなよ。」
「…」
「今日は祝日だ。バスは来ないよ」
「…(嘘だろ。知ってるぞ。)」
と、タクシーの運ちゃんは嘘を言ってきますのでご注意ください。
そのやりとりの2、3分後にバスは到着しました。
車椅子の方がいましたが、バスの運転手はせっせと乗車の手伝いをしていました。
さて、着いてしまいました。
楽しい旅も終わりです。
13:50にはチェックインを済ませてしまいました。
早すぎたと後悔してももう遅いですね。
国際線だから、と思って3時間前に行動するのは間違いではないと思います。
しかし、帰りのフライトの1回目はナポリ-ミュンヘンなのです。
国内線みたいなものです。
しかもナポリ、カポディキーノ空港は本当にこじんまりした空港です。
2時間か、1時間半前でも十分だったと思います。
もう一枚くらいピザ食べれたかもしれない。。。
お土産にワインを買いました。
ワインを買いましたが、ミュンヘン空港で手荷物検査を通るのかどうか不安になってきました。
ミュンヘン空港は乗り継ぎの時は手荷物検査なしでした。
そのままターミナルの中を移動する感じでした。
フランクフルト経由だと多分アウトだったと思います。
(フランクでは乗り換えでも手荷物検査をされる。)
ミュンヘン空港で気になっていたのはエアブロイです。
エアブロイに行った人のブログ
空港の中にブリュワリーがあるのです。
どこにあるかわからなかったので、パスポートコントロールの前に警備員の方に聞きました。
「How can I get to the Air Braeu? 」
「After passport control, turn left, and go straight, you will see it.」
おお親切、最後に感謝を述べた。
「グラッツェ」
Thank youは出てこなかった。イタリアに10日もいたので。
後日、このグラッツェがとんでもないことだと気づく。
イタリア語の「ありがとう」は「Grazie」で、これは常識です。
日本人が発するカタカナの「グラッツェ」の音にあたるドイツ語の単語に「Gratze」というのがあります。
ドイツ語の「Gratze」という単語は「ハゲ」という意味です。
気を付けてください。
私は失敗しました。
注意喚起をしてる人がいました。
ともかく、パスポートコントロールを終え、エアブロイに着きました。
僕は中で飲みました。
サーバーがどーんとあります。
これがメニューです。
左ページがここのブリュワリーで作られたもののようです。
しかし、頼もうとすると、
「今は置いてないねん、ホンマごめんな。右から選んでくれ」
と言われました。
まじか。
というわけでこれを注文しました。
腹は減っていませんが、つまみも注文しました。
ソーセージはうまかったです。
しかし、付け合せの白い何かが非常にからかった。
これはいったいなんだったのだろう。
あと、頼んだ覚えはないが、プレッツェルも来た。
お通してきな物だろうか。
フライトまで時間はタップリあるのでもう一杯飲むことにしました。
注文するとお姉ちゃんがサーバーから注いでくれます。
どーーん。
この人がすごく良いひとだった。
キビキビ働くひとだった。
2杯目はエルディンガー。
ぷはー、うめーー。
まぁ、そんなこんなでエアブロイを満喫しました。
お値段は全部で € 18.3 でした。
で、ゲートまで移動する間に謎の案内板を発見しました。
この看板の下側は何を意味しているのでしょう。
このマークはよく遺跡とかを表す時に使用されるかとは思いますが、遺跡が近くにあるのだろうか。
よくわかりませんでした。
日本便のゲートに近づくと日本人がたくさん出現してきます。
お年寄りが多いツアー客の方が、添乗員の方と涙を流しながら別れを惜しんでいました。
でもその添乗員も日本まで一緒に帰るのでまだお別れではなかったようですが。
飛行機は空いていました。
一番後ろの窓側の席。
普通は3列ですが、最後尾は2列です。
この2席を独占しました。
ひとつ前の男性は3席を独占していました。
ともかく、旅は終わったのです。
あー、終わってしまった。