イタリア旅行記、その11(遺跡編、ポンペイ&エルコラーノ) | Ingenieurのブログ

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旅行記。
写真。
全体的に備忘録的な文章を綴る。

2013年5月2日(木)

この日はナポリ近郊の遺跡を観光しました。

ポンペイとエルコラーノです。

前日は力尽きていたので起床は6:50。

8:14発のヴェスビオ周遊鉄道に間に合うように駅へ行きました。

まぁ、どうせ遅れるので時間通りいかなくてもいいのですが。
Ingenieurのブログ-ポンペイ遺跡駅

わりとすぐに着きます。

9時すぎくらいには着きました。

駅を出て右へ。
Ingenieurのブログ-ポンペイ駅周辺

遺跡の入り口です。

歩いて3分くらいでしょうか。
$Ingenieurのブログ-ポンペイ入り口

ポンペイのチケットは€ 11です。

もし、エルコラーノにも行かれる方は€ 20で共通券を買うのがベターだと思います。

エルコラーノの単独チケットは同じく€ 11なので€ 2お得です。

他にスタビア、オポロンティ、ボスコレアーレとも共通のようです。


9時過ぎから12時半くらいまで遺跡にいました。

たくさん写真を撮ったのですが、ダラダラたくさん掲載しても微妙なので適当に紹介していきます。

マリーノ門!Ingenieurのブログ-マリーノ門

バジリカ。
Ingenieurのブログ-バジリカ

そのとなりにあるアポロ神殿
Ingenieurのブログ-アポロ神殿


雨が降ってきました。

遺跡で雨宿りです。

犬も入ってきました。人に慣れているようです。
Ingenieurのブログ-ポンペイ、雨宿り犬


そして、町の中心であるフォロです。
Ingenieurのブログ-ポンペイのフォロ、朝

そして歩きます。

昔の家がたくさんあります。
Ingenieurのブログ-ポンペイ、ある道

普通のお宅におじゃまします。

猛犬注意のモザイクが玄関に。Ingenieurのブログ-ポンペイ、犬注意
ジョジョ5部のイルーゾ(Man in the mirror)の場面に出てくるのはまた別の犬です。

かつてはここが剣闘士の宿舎だったようです。
$Ingenieurのブログ-検討士の宿舎


その隣には大劇場があります。

剣闘士の家のとなりに大劇場ってどういう町のつくりなんだろうか。
Ingenieurのブログ-大劇場ポンペイ


こんな感じで高所から写真を撮っているツワモノがいました。
Ingenieurのブログ-高所、撮影

これを撮っていました。

イシス神殿。
Ingenieurのブログ-ポンペイ、イシス神殿

ちょっと歩いて、また一般宅におじゃまします。
Ingenieurのブログ-ポンペイ、台所
台所的なところがありました。

普通に生活が営まれていたようです。

歩を東へ進めます。

そうすると体育場が見えてきます。
Ingenieurのブログ-体育場入り口

中には入れませんが、こんな感じです。

走りたくなります。
Ingenieurのブログ-体育場ポンペイ
古代ローマ人はみんな体を鍛えていたようなので、ここもにぎやかだったのでしょう。

そして、古代ローマ人がみな熱狂したという闘技場です。
$Ingenieurのブログ-闘技場

かつての剣闘士はこんな感じに歩いて、
Ingenieurのブログ-闘技場、入場

入場すると、目の前に熱狂した市民がたくさん、そんな光景だったのでしょうか。
Ingenieurのブログ-闘技場、中

街の中心の方へ戻ります。

途中、いろんなところが侵入禁止でした。

遠回りしたし、日射しもきつくなってきてけっこう疲れてきた。

が、ひとつの街を一通り見るとなるとまだまだ歩かないといけない。

2000年前の石と、ヴェスビオ。
Ingenieurのブログ-ポンペイ、修復中の道


街の中心にはやはり、テルマエ、がありました。

中はこんな感じ。天井が豪華。
Ingenieurのブログ-ポンペイ、テルマエstabiane

遺品も展示してありました。

遺体です。
Ingenieurのブログ-stabiane遺体
人の遺体を展示するのはどうなんだろうか、と思いました。

写真を撮るのはもっとおかしい行為ですが。

フォロに戻ってきました。

日射しがきついです。
Ingenieurのブログ-ポンペイ、フォロ昼
ここらへんで昨日アナカプリ、ソレントで出会ったエリック夫婦に遭遇。

「Oh, it's been long time since I saw you last!」と冗談をかましてきた。

昼にはフォロが人で埋まっていました。

フォロが人で埋まっているのは良いですね。

フォロには神殿などがあります。

ホッレアというものもあります。
Ingenieurのブログ-ホッレア
なんでも、穀物倉庫と市場になるはずが、未完成のままで時が止まったようです。

今は遺品、遺体のコピーの展示場になっています。
Ingenieurのブログ-ホッレア、中身
きっと、テルマエにあった遺体もコピーなんだろうなーー。

コピーならまぁ展示しても写真撮ってもいいかー。

ジョジョファンといえばポンペイと聞いて頭に浮かぶのが鍵ですね。

見てきました。
Ingenieurのブログ-猛犬注意、
鍵はすでに回収された後でした。

ここは悲劇詩人の家だったようです。

おじゃましました。

中はこんな感じ。

Ingenieurのブログ-悲劇詩人の家

その他、チケット売り場でもらった地図を見ながらグルグル歩いていると、犬もお疲れのようでした。
Ingenieurのブログ-ポンペイ、寝てる犬

と、思ったらこいつは朝に雨宿りしてるときにいた犬ではないか?

ここに住んでるんかな。

Vettiの家にも行きました。

ここには生殖の神プリアポスの絵があるとのこと。

しかし、修復作業中なのか、中には入れませんでした。

でも見えました。生殖の神プリアポス。
Ingenieurのブログ-Vettiの家
なんてこった。

プリアポス、あなたはまさに生殖の神だ。


そんなこんなで遺跡のラストは街のはずれにある秘儀荘です。
Ingenieurのブログ-秘儀荘、入信
この入信の絵が有名らしいです。

よし、終わり。

ポンペイはかなり長いこと時間がかかります。

3時間半くらいいたのですが、まだ足りないといった感想でした。

昔の気分に浸れるので、古代ローマ時代の歴史が好きな方には最高ですね。

さて、昼飯です。

昨日は意地をはって観光地でメシを食べずに失敗したので、この日は素直に食べました。
Ingenieurのブログ-ポンペイ、昼飯の店
なんとも、観光地らしいお店でしょうか。

国旗を掲げすぎだ。

頼んだのはビールと以下の2皿です。

Ingenieurのブログ-ポンペイ、昼飯

海鮮の前菜。出てくるのがスゲー早かったです。ビールと同じタイミング。
Ingenieurのブログ-ポンペイ、昼海鮮前菜

もういっこはカプレーゼ。
Ingenieurのブログ-ポンペイ、カプレーゼ
カプレーゼは不覚にもうまかったです。

塩、チーズとかが良いのでしょうか。かなりうまかったです。

さて、14時くらいです。

次の目的地のエルコラーノを目指します。

駅に着くと電車が止まっています。

走った、が間に合わず。。

20分後くらいに次が来るらしいので、ちょっと休憩。
Ingenieurのブログ-ポンペイ、スムージ
暑かったのでスムージーを飲みました。

そして電車に乗りました。

ですが、、、ナポリまで来てしまいました。。。

どうやら快速とか鈍行とかあるようで、エルコラーノをスキップしてしまいました。

気を取り直して折り返します。

待っている途中、おばちゃんに聞く。
「これはエルコラーノに行くか?」
「これは多分行かないわ。ポッジョマリーノ行きに乗りなさい。」

これは完全にガセネタだー。

快速かどうかを聞きたかったのに。

ということで、目の前にきたソレント行きに乗車。

20分くらいでエルコラーノに到着。

Ingenieurのブログ-エルコラーノ、ホーム

駅を出るとすぐに海が見える一本の道があります。
Ingenieurのブログ-エルコラーノ駅から
別荘地だったということも頷ける光景です。きれいだったなー。

ここを歩くと遺跡に着けます。

途中、案内板もありました。
Ingenieurのブログ-エルコラーノ、道中

すぐにこんな門が見えます。

チケット売り場はもっと先にあります。
Ingenieurのブログ-入り口、エルコラーノ

この門のすぐ後ろからはこんな景色が見えます。
Ingenieurのブログ-入り口門から、エルコラーノ
つまり、「エルコラーノはチラ見でいいや」っていうならチケットはいりません。

ここから50メートルくらい行くとチケットオフィスがあります。

€ 11です。

ポンペイで共通券€ 20を買っておけばよかったー。

チケットを見せて入場するとこんな感じ。Ingenieurのブログ-エルコラーノ、段差
地上との段差がすごいです。

2000年でこんなに土が堆積したのですね、多分。

エルコラーノは古代ローマ時代には貴族の別荘地だったようです。

そのせいか、建物は豪華だったり、2階建てだったりします。

また、保存状態もポンペイより良いような気がします。
Ingenieurのブログ-エルコラーノの風景1

街の規模もポンペイに比べるとかなりコンパクトです。
Ingenieurのブログ-エルコラーノの風景2

とはいえ、それでもテルマエはあったみたいです。

↓はテルマエだったらしいです。
Ingenieurのブログ-エルコラーノ、テルマエ

家の中には絵がたくさんありました。
Ingenieurのブログ-エルコラーノ、絵1

中でも↓のモザイクは芸術性が高いということで有名らしいです。

ネプチューンとアンピトリティス
Ingenieurのブログ-エルコラーノ、ネプチューン


一通り見た、って納得したので帰ることに。

エルコラーノには15時半から1時間30分くらい滞在しました。

最後に上からエルコラーノをパシャリ。
Ingenieurのブログ-エルコラーノ、全体
エルコラーノは楽しかったです。

時代劇のセットにいるかのようでしたーー。

ナポリに着いて、カルフールへ行きました。

翌日はフライトなのでお土産でも買うか、ってことで。

19時30分くらいにホテルに着きました。

「エウロペオ」っていう地球の歩き方に掲載されているレストランに狙いを定めました。

20時オープンと書いてあり、時間がまだあったのでホテルでメールとかチェックしていました。

20:10くらいに着いたらもう満席でダメだったーー。

しかたないので、他のところへ。

ロンバルディア・サンタキアーラというピッツェリア兼トラットリアへ。

店構えは写真撮り忘れますた。

とりあえずビッラ。
Ingenieurのブログ-Lombardi, a, S. Chiaraビール

日替わりの前菜。€ 10.
3皿の前菜が来るようです。

一つ目。カプレーゼ。
Ingenieurのブログ-ロンバルディ、前菜1
昼メシのやつの方がうまかったー。

二つ目。あんまりよくわからない揚げ物でした。
Ingenieurのブログ-ロンバルディ、前菜2
まぁ、ご当地のモノらしく、あんまりウマくはなかった。

三つ目。ムール貝。
Ingenieurのブログ-ロンバルディ、前菜3
クロアチアのドゥブロブニクの「ロカンザ」の方がうまかったー。

プリモピアット(自分でアラカルトで頼んだ)

サーモンのクリームパスタ、キタッラ。
Ingenieurのブログ-ロンバルディ、キタッラ鮭
ペスカトーレとかが食べたい気分だったので、そういう類がなくてがっかりしていました。

ですが、こいつはなかなかおいしかった。

ソースは普通ですが、キタッラがうまかったーー。

コシがすごかった。

セコンドピアット

シー・バスのアクアパッツァ、シトラス風味。
Ingenieurのブログ-ロンバルディア、アクアパッツァ

これは新しい発見でした。

魚の臭みが皆無。

ただ、柑橘系の甘みがちょっと好みではなかったです。

でもこれはけっこうおいしかったです。

この店はピッツェリアもやっており、窯もありました。

ですが、ピッツァイオーロがダメでした。

ピザを出し入れする長い棒状の道具をガッシャーンと床に落としたり、

焼き加減が微妙で焼き色がつかなかったから紙を突っ込んで燃やして無理やり焼き目をつけたり、

うーむ。

回転が速い昼間ならそんなことはないのかもしれないが。

この日はハシゴすると決めていた。

だからマッテオに近いこの店にしたのだ。

そしてマッテオへ行ったのです。
Ingenieurのブログ-マッテオ、ビール
このビールはイタリア旅行でマッテオだけでしか飲みませんでした。

だいたいモレッティとかだったんですが。

そしてピッツァ・フリットを注文しました。

日本人従業員のroyさんが親切に注文をとってくれました。

中身が選べるらしく、私は「コンプレッタ」にしておきました。

上級者はもっと選ぶのだろうか。

あと「お好みで塩と胡椒を加えられますよ」と聞かれたので「胡椒をお願いします」と頼みました。

そんで出てきたのがこいつ!!


Ingenieurのブログ-マッテオ、pizza,fritto,compretta

バフーっとふくらんで巨大だー!

となりのテーブルのドイツ人家族客もデカいねって言ってる。

(ハシゴでもう食べて来てるからコイツは正直厳しいぜ)

と思いながら食べていたが、やはり半分くらいで限界が見えてきた。

royさんに箱をもらって持ち帰ることにしました。

それにしてもこれはウマイ。

僕が学生だったら毎日でも食べていたと思う。

マルガリータとかより腹にたまるし、こってり系ではあるが、内臓が若ければ最高にウマイ。

そしてビールもすすむ。

うーむ、これは良い。

多分これも€ 3くらいだったような気がします。安い。

ということでこの日は満腹でフィニッシュ。

イタリア旅行も残すところあと一日となりました。。。

さみしー。