桑田佳祐さんのソロ名義の作品ですね。
「プロポーズ大作戦」というドラマの主題歌でした。
サザンや桑田さんも僕にとってヒーローの中のひとりです。
僕は北新地のピアノラウンジで何年かピアニストをさせて頂いてたんですが、サザンや桑田さんの曲にはかなりお世話になりました🎵なんせ、弾く曲に困ったらサザン、で間違いないという(笑)
お客様の伴奏をさせて頂いたのもサザンが一番多かったと思います。
何かのインタビューで、゛アーティストと呼ばれるよりも、音楽屋さん、みたいに呼ばれる方がしっくりくる゛とか、゛誰かを励ます歌、といったところで、自分には、誰かの肩をポンッと叩くくらいしかお役に立てない゛というようなことをお話しされてました。
謙遜や照れくささも含みだとは思いますが、それゆえに、桑田さんのこういう曲にはリアリズムがあると感じます。
悲しみや苦しみを乗り越えよう!吹き飛ばそう!忘れよう!、ではなく、それはそういうものとしてまず受け止めた上で、という潔さがあると思うんです。
応援歌というのも、這い上がろうとしている場合に叱咤激励する歌が比較的多いかもしれませんが、這い上がろうとすることさえままならない、いわゆる、゛詰んだ゛という状況の時に、そっと寄り添い肩に手を置いてくれるような歌も、ひとつの応援歌だと思います。
桑田さんの曲は、許容範囲の広い曲が多いですね。
明日に向かって‼ではなく、明日晴れるかな...というのは絶妙のバランス。
とにもかくにも、明日まで生きてみよう、と思わされます。とりあえずそれで良い、と。
別のインタビューで、゛自分の音楽は、喜怒哀楽でカテゴライズするなら、確実に哀です゛ということを仰っていたのがとても印象深く残っています。
僕も同感で、当たり前じゃない、とか、感謝とか、もっともらしく煽っても、その裏付けに悲しみや、かたじけなさがなければ、ただの帳尻合わせになってしまう。
゛そうしかできない゛゛そうならざるをえない゛
という愚かな、望みなき人間性そのものを根底に置いた上での、゛明日晴れるかな...゛には、毅然とした力強さと潔さがあるように思います。
うわ、すごい長文に。。(^^;
明日晴れるかな、恐るべし(笑)