いやー寒いですねー

強風の吹き荒れる絶好の作業日和

こんな日に友人を連れて勁戦六代の作業しました


昨日迄はaracerとダンドラ32スロットルの235ハイカム仕様だったんですが

このバイク、控え目のハイカムのみでもマトモに走行はおろかアイドリングすら出来ないんですね

aracerは必須なんです。出来ればスーパーxの方が後々面倒では無くなります(私はスーパー2)


さてさて

今回はこのバイクについての蘊蓄を語ります

カスタム前提にてパーツの豊富さ故にこのバイクを選択したのですが、購入前から心配してたVVAと水冷に今更悩まされております。


購入してから気付いたんですが、このシリーズのブルーコアVVAって流石ヤマハって感じで1990年付近トヨタのVVTを彷彿するin側のみの可変カム(正確には結合型可変ロッカーアームで構造的には半電気式アクチュエーターVTEC)です

余談ですが、因みに当時のトヨタのVVTはスライドカムプーリーによるバルタイのみの相違でリフト量は変わらず


ズバリ言いますとVVAはカスタム前提でハイカムを入れ高回転仕様にするとアイドリングでの燃費にしか作用しませんね

ローカムの領域をaracerで変更してもほぼ意味なく早くハイカムに入って欲しくて、どんどんWRを軽い方向へして行くので……


巷で良く売られているボアアップ+インジェクターのみのトルクアップ仕様だけの方が純正VVAを活かせてaracerも不要となり、デフォルトの素性を発揮出来るトルクアップ且つ合理的なバイクに仕上がると思います。


更に水冷については自分で整備される方は色々厄介ですねー

購入前から懸念してたネガな部分が露呈します

外から取り回した水路配管

ソレに伴ったカム直結のウォーターポンプ等です。

確かに車体から降ろさずシリピスは交換出来ますが……外装の脱着に時間を要するのと外装が複雑な組み合わせになっており水冷の仕組みを外すのが結構大変です。


既にこのバイクが2台買える程の投資をしております


アドレスV125からの乗り換えの私ですがアドレスの方が自由度は低いですが何でも自分でやろう!と言う気になりますよ


aracerを導入した経緯にはeboostの存在があります。

コレは現在功を奏しておりますが、発動タイミングの設定が難しくて……

更に言うとやはりri-Feバッテリーは欲しい所ですねー


率直に申しまして私の様にアドレスV125からの乗り換えの方にはPCXのハイブリッドの方がeboostの恩恵(出力ジュールやトータル駆動時間)も大きく、街乗りに特化しているのでコチラの方がおススメですね


足元がフラットでは無い事を我慢出来ればの話ですが……

アドレスV125って

速くしようと思ったらまず基本のこの2つは必須です


一つ

ハイカム

コレはどのメーカーでも構わない!……と言ったら語弊があるが好みもあるし

先ずはどのメーカーでも構わないが入ってる事が大事

この車種に限っては結構簡単に交換が出来るんですよ

(ヤフオクで0.55万円程度)

二つ目

スロットルボディ

コレは過去のブログでも書きましたがキタコのスロットルが既に手に入らない(手に入っても高値で定価の倍)なので純正加工品で🆗です(1.3万円程)


どちらか片方欠けてもレスポンスやフィーリングは良くならなかったです


125ccのままでイクは場合はとりあえずこの2つがマストアイテムです

実は排気量を上げなければ燃料も足りてますし

シグナスみたいに点火を弄らなくてもアイドリングも安定します


後はハイカムを助長するポート研磨したヘッド(コレはヤフオクでも売ってます)

ビッグバルブなんか入ると更に良いですね(入手困難)


ハイカムによってて若干トルクが痩せます

なのでハイコンプピストンなんかも入れるとバランス良くトルクフルになりますね(ヤフオクで0.6万円程度)


後期型の車両でしたら

更に余裕があれば前期型の44ポンプと呼ばれるインジェクターを入れると更にトルクが増し安心感も増えます


最終的には駆動系が肝なアドレスですが上記の2つだけでも随分元気に走れます

マフラーは最後の最後で良いんですよー

格好はお金に余裕が出来てからで良いんです!


昨今ではオイル減りの車両も増えつつありますが

基本的に丈夫なエンジンですので今更中古で買ってカスタムしてもあまり壊れないのが特徴ですねー


安価に速くするにはポイントを抑えたカスタムで充分なんです


新たに(中古で)アドレスを手に入れたら試してみましょう

ブログ更新サボってました

ある程度ネタが溢れてきたので解放します

話題はオイル上がり、オイル下がりについてシリンダーヘッドをメインに説明します。


まず、私のアドレスV125 (k7)走行約5万kmは今だに健在です

今まで約1年はオイル減りに悩まされてました

大体200km走行で500ccぐらいの消費で2st以上の減りでした

出掛けるにもペットボトルにオイルを入れ持ち運ばないと不安でした

勿論マフラーからも大量の白煙で それでも足しながら乗ってました。


オイル上がり下がりの原因を4箇所に想定


そしてこの度、多少時間が作れたので意を決してヘッドをまた開ける事に!


先ずはバルブガイド。



コレは単品でメーカーから部品が出ません。

仕方なしに最初はドナーヘッドから内燃機関屋さんに抜いてもらって入れ替えです。

(実はコレ、後にあるルートから流用品が入手可能なのとが判明)


次の原因はピストンリング。

これは過去に新品トップリングをDLCに

セカンドリングをハイパーモリショットに加工に出しましたね

当時はこのリングを組んだ時から徐々にオイルは減ってました


第三はピストンリングとシリンダーのクリアランス。

コレは実際には問題ありませんでした。


最後に悪名高きハイコンプピストン。

コレは過去にスカート部分にスリットを入れたりして対策済みだが更に今回削りました。


私のシリンダーヘッドはノーマル改ビッグバルブの自作ポート加工仕様

+125ccに拘りなんです。







ピストンリングとバルブガイドを替えたらオイル減りは全くと言っていい程収まり、まだまだ乗れる事になってしまいました💦


取り敢えずアドレスV125 が調子悪くても仕事用に‥との事でグリファスを増車してたんですけどね

しかし取り回し易いアドレスの方を好んで乗ってます。


因みにバルブガイドを欲しい方には若干名にお譲りできます

ビッグバルブも販路を確保出来てますのでご相談下さい

両者共に内燃機関屋さんにて加工が必要となりますが、私の様にノーマルポートを削った場合また削り直しが大変な方に朗報です。

TTMRC系のビッグバルブのヘッドを使ってる方も同じバルブガイドが使えますよ

※ビッグバルブ化をしてバルブガイドを入れ替えすると新品ヘッドやビッグバルブヘッドが買えてしまう程の値段になってしまうのであくまでも今のポート研磨や仕様が気に入っててリフレッシュしたい方へのお勧めです。


因みに上の写真は私のバルブガイドは短縮加工をして貰ったのですが、私のルートのバルブガイドはノーマルよりも僅かに短いですね


オイル減り(上がり下がり)で悩まれてる方

ご相談下さい