がん発見の意外な事実 ~がん検診のすすめ | 臨床工学技士の医療サブノート

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自分の働いている病院で、スタッフの健康診断が始まりました。

学校や職場で義務付けられているので、

みなさんも受けたことがあると思います。


さらに自分の病院では35歳以上から1日がかりで人間ドックを受けます。

職場が病院なので、医療面でのバックアップは安心ですね ^^



ところで、健康診断やドッグなどで思わぬ病気を指摘されたことはありますか?

(自分は心電図検査の結果で左室肥大を指摘されたことがあります。

学生のころ。陸上をやっていたのでその影響だと思いますが・・・)



がんの場合、発見経路のデータを見ると

・がん検診       7.7%

・健康診断・ドック   8.0%

・経過観察       25.0%

(他の疾患を治療中で)        

となっているのだそうです。


がん検診で低く、他の治療中で「偶然」発見されることが

最も多いということですね。 ^^;



確かに、自分の働いている透析室でも「誕生月検診」「誕生月半年後検診」という

検査を行っていますが、たま~にそこでがんを発見されることがあります。



ではなぜこんなにがん検診での発見率が低いのでしょう?




それはがん検診の受診率が低いことが問題なようです。


健康診断や人間ドックに行く人は多いのですが、基本的な診断メニューでは

見つからないがんも多いです。


そうするとがんがだんだん進行し、症状が出て検査してみたらがんだった、

または他の病気にかかっていて検査したらがんも見つかった、という

結果にもなりかねません。



特にがんは他の臓器にも転移しますので、「早期発見」がベストです。

がん検診はがんに特化した検査なので、早期発見に至りやすく、

その結果生存率も高くなることが言われています。