臨床工学技士になるには④ ~臨床検査技師とのダブルライセンス | 臨床工学技士の医療サブノート

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前回はダブルライセンスが得かどうかお話させていただきました。


今回はターゲットを絞って臨床検査技師との

ダブルライセンスについてお話したいと思います。



さて、いきなり結論から行きます。

臨床検査技師と臨床工学技士、

ダブっている仕事はほとんどないです ^^;




そのため、臨床検査の知識を生かして臨床工学技士に・・・と

就職活動の面接でアピールしても、面接官にはあまりいい顔をされないでしょう。



臨床検査技師の場合、患者さんから出される信号や

得られた血液などを検査機器にかけ、機械から出された

データを読み取って治療に役立てるスタイルです。


臨床工学技士の場合、患者さんに負担がかからない、

または影響が出ないように、日々機械の点検を行ったり、

患者さんの使用している(接続されている)機械の設定変更、

調節を行うことが仕事です。


つまり、仕事のスタイルが大きく異なるので、

仕事がダブルことが少ないのです (- -;




じゃあ、まったくダブルライセンスは意味がないのか?と思われるでしょう。

そんなことはありません。

仕事がつながらないのなら、つなげてしまえばいいのです。



自分はこう考えます。


臨床工学技士の仕事のスタイルは

「臨床工学技士の場合、患者さんに負担がかからない、

または影響が出ないように、日々機械の点検を行ったり、

患者さんの使用している(接続されている)機械の設定変更、

調節を行うことが仕事です。」

と述べました。


ここで「患者さん=臨床検査技師」に置き換えてみてください。

すると、

「臨床検査技師に負担がかからない、または影響が出ないように、

日々の機械の点検を行ったり、臨床検査技師の使用している

機械の設定変更、調節を行うことが仕事です。」



これらを要約すると


臨床工学技士   

   ↓

臨床検査技師

   ↓

 患者さん



何が言いたいかというと、

臨床工学技士が臨床検査技師のために機械の設定をする。

臨床検査技師は患者さんのために検査をする。



この流れを作ると、ダブルライセンス所持者は

臨床工学技士と臨床検査技師の両方の仕事をすることができ、

職場からとても重宝されることになるのではないか、ということです。


この実例がありますので、それはまた次回にお話します。






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②サラリーマンから専攻科へ

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