前回はダブルライセンスが得かどうかお話させていただきました。
今回はターゲットを絞って臨床検査技師との
ダブルライセンスについてお話したいと思います。
さて、いきなり結論から行きます。
臨床検査技師と臨床工学技士、
ダブっている仕事はほとんどないです ^^;
そのため、臨床検査の知識を生かして臨床工学技士に・・・と
就職活動の面接でアピールしても、面接官にはあまりいい顔をされないでしょう。
臨床検査技師の場合、患者さんから出される信号や
得られた血液などを検査機器にかけ、機械から出された
データを読み取って治療に役立てるスタイルです。
臨床工学技士の場合、患者さんに負担がかからない、
または影響が出ないように、日々機械の点検を行ったり、
患者さんの使用している(接続されている)機械の設定変更、
調節を行うことが仕事です。
つまり、仕事のスタイルが大きく異なるので、
仕事がダブルことが少ないのです (- -;
じゃあ、まったくダブルライセンスは意味がないのか?と思われるでしょう。
そんなことはありません。
仕事がつながらないのなら、つなげてしまえばいいのです。
自分はこう考えます。
臨床工学技士の仕事のスタイルは
「臨床工学技士の場合、患者さんに負担がかからない、
または影響が出ないように、日々機械の点検を行ったり、
患者さんの使用している(接続されている)機械の設定変更、
調節を行うことが仕事です。」
と述べました。
ここで「患者さん=臨床検査技師」に置き換えてみてください。
すると、
「臨床検査技師に負担がかからない、または影響が出ないように、
日々の機械の点検を行ったり、臨床検査技師の使用している
機械の設定変更、調節を行うことが仕事です。」
これらを要約すると
臨床工学技士
↓
臨床検査技師
↓
患者さん
何が言いたいかというと、
臨床工学技士が臨床検査技師のために機械の設定をする。
臨床検査技師は患者さんのために検査をする。
この流れを作ると、ダブルライセンス所持者は
臨床工学技士と臨床検査技師の両方の仕事をすることができ、
職場からとても重宝されることになるのではないか、ということです。
この実例がありますので、それはまた次回にお話します。
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