「スマート」は”細く”なかった?! | オーストラリア子連れ冒険記

オーストラリア子連れ冒険記

シングルマザーになり損ねた脳腫瘍を患った日本人ママが、子ども二人を連れてのオーストラリア珍道中冒険譚。

息子のお友達のキーファ君。

とっても細くてご両親ももうちょっと

太って欲しいと思っておられました。

(ウチの息子が妨害していたのですが💦)

 

 

こんな時、私は「痩せてる」と

言いたくて、つい日本の癖で

「スマート(Smart )」という言葉

こちらで使いそうになりますが

「細っそり」は「スキニー(Skiny)」で

「スマート(Smart)」は「お利口」

寄りの「賢い、頭がいい」という意味

なので「細いね〜!」と褒めている

つもりでも、相手には「頭いいね~!」

と 聞こえていたみたい(?)

なのであります。。。

キーファは細くて頭の良い子だった

ので 私が「He is so smart!」と

言っても「....う、うん、まぁね..

...今痩せてる話してたんだけど??

この人ちょっとズレた人だわ~...」

で 済まされていたのでしょうけど

(今思うと 恥ずかしいです,トホ)

 

そんな言葉による恥ずかしい

勘違いは色々ありまして😅💦

日本人はカタカナの外来語は

全部英語だと思って使うのですが

実は日本は外来語を その国の発音

そのまま使用する事もあるようです。

それ故、英語圏のこちらでは

発音の違う事も多く 戸惑ってしまう

事も多いのであります😓

 

ある時、日本人のお友達とで

こちらのお友達に「栗」の話を

していて「マロン🌰」と言いますと

「...なんですと😧?!」となったので

「マロン!」と元気よく申しますと

またまた

「....なんですと?!🙄」

あら、まぁ?!

「あれ??発音おかしいのかな~??」

と 日本人2人で

「なんで通じないのかな🤔?」

「マローン↗︎?」

「マローン↘︎?」

「マロン⤴︎?」

と 延々とやっておりました。

どうしても通じず

最後に調べて 英語で🌰は

「Chestnuts(チェストナッツ)」

で、「ああぁあ〜!!そーだそーだ」

とやっと話が通じた事がありました。

 

実は「marron(マロン)」は

フランス語で「とちのみ」の事で

「栗」でもないそうです(え~?!ですよね?)

「マロングラッセ」などフランスから

伝わった食べ物のせいで日本では

英語の「Chestnuts(チェストナッツ)」

ではなく「マロン」で覚えられて

しまったそうです。(やめて~)

 

あと映画の話をしようとして

「タイトル」が全然違うという事も

往往にしてあります。好きな映画の

英語タイトルは調べてから海外に

行かれるのが良いかと思います〜💦

 

私の好きな映画ベスト3が

「風と共に去りぬ」

 

「追憶」

 

「ニューシネマパラダイス」

 

なのですが、この「追憶」

英語学校で説明しようとして

どうしても分かってもらえず

悔しい思いをしたのであります。

(英語タイトルで言ったとて古過ぎて

分かってもらえないかも?なのですが💦)

 

「追憶」と辞書で調べると

「Reminiscence」となるのですが

バーバラ ストライザンドが「メモリーズ♪」

と歌っていたので「Memories?」

でも 全然通じませんでした〜😭

本当のタイトルは

「The way we were」であります。

日本の翻訳者の方々、本当に

素晴らしい日本語訳で、感動です!!

なのですが、世界中の人の共通の話題

で英語が伝わらない。。。それ以前に

題名も共有できないもどかしさ....グヌヌ...

 

例えばこちらで漫画の話題で

「ワンピース!」と言うだけで

「Oh!! One-Piece!! I love it!!」

って、話さなくても通じるって

あるんですよね~!言葉の壁を

一気に超えられる共感!!

それが...映画の場合、タイトル言えないと

....終わります.....チーン....

 

この「追憶」という映画

若い頃、観た時よりも歳を経た今

観ると「若気の至り」が眩しく✨

主人公とても愛おしく感じられます。

「自分とは全然違う世界の憧れの人」

を、無理して「本当の自分」を歪めて

必死で手に入れた後....の

「...and they lived happily ever after」

「そして2人は幸せに暮らしました

とさ...めでたしめでたし」

.....では 終わらない現実に

「こうなりたい自分」と

「こうしか生きられない自分」

との狭間で 踠く不器用な...でも

一生懸命な主人公の姿に

胸がキューンと熱くなるのであります....

 

 

こうして言葉にして書いてみると

風と共に去ぬの「スカーレット オハラ」も

「追憶」の「ケイティ」も 

パートナーから見ると「魅力的だけど

一緒に暮らすと疲れちゃう人」

なんだろうな~...と🙄

「なぜ普通に大人しく出来ないの?!」

と 側から見てると歯痒く思うけど

でも、こんな風に、旦那を置いて

子供を連れて 海外に飛び出して

壁にぶち当たり 顔から火を噴いている

「この人、何やってんだ?!」な母は

映画の「不器用だけど自分を貫く人」

に勇気をもらっているのかも??🤔

とも思うのであります。。。

 

「ニューシネマパラダイス」はとにかく

音楽が流れてくるだけで涙が...