世界一、過酷な職業とは。。。 | オーストラリア子連れ冒険記

オーストラリア子連れ冒険記

シングルマザーになり損ねた脳腫瘍を患った日本人ママが、子ども二人を連れてのオーストラリア珍道中冒険譚。

英語力も追いつかないまま

TAFEに通い、周りの英語力のある

同じ若い留学生やネイティブ達に混じって

専門的な勉強をするのは、

毎日楽しくもあり、

ストレスでもありました。

家に帰って、ゆっくり復習したい

と思っても、子供達は容赦なし。

日本での苦しい人生をリセットして

天国のようなオーストラリアで

のんびり心と体の洗濯をするつもり

だったのに、「もっとオーストラリアに

住みたい」という私の我儘で

何年も父親とも離れて暮らし、

母親は学校に通って大忙し…。

普段、少し我慢させているという

罪悪感もあり、帰宅後はなるべく

勉強は忘れて、子供達との時間を

楽しむようにしていました。

 

脳腫瘍を患ってから、プラスアルファの

人生を有り難く生かせて頂いていると

思いながら生きていると、人生の

優先順位を意識しながら

生きるようになっていました。

「TAFE卒業」は良い成績を残す事でなく

「永住権を取る為のステップ」

「オーストラリアで暮らしている」のは

「親子で人生経験を豊かにする為」

だから、成績を良くする為だけに

時間を費やすのではなく、

「様々な人々や環境を経験する事」

「子供達と人生を楽しむ事」を優先して

暮らしていこう!と決めていました。

なので、忙しくても、学校のない日は

子供達優先の生活をしていたつもり…

でした。。。

 

ところが、学業に専念出来ずに

うまくいっていないと、

家でもつい、イライラ…

食事を用意していると、きまって

子供達の小競り合いが始まります。

娘:「ヒー💦おにいちゃんがぁ〜」

→ イライラ イライラ

 

子供達が笑顔で暮らせるように

ちゃんとやり遂げたい学業も

疎かにしながら、子供との時間を

大切にしているはずなのに

ご飯の用意をしている私の後ろで

ギャンギャンと泣く娘…

息子に「嫌がってるから

やめたげて」と言っても

やめないで調子に乗っている息子。

イライラがどんどんMAXに。。。

堪忍袋の緒が切れて。。。最後は

鬼ババアのように、「オリャー」と

脱兎のごとく部屋まで逃げる2人を

追い込みかけて、部屋に追い詰め

「ヒーヒー言わすな〜!!」(息子に)

「ヒーヒー言うな〜!!」(娘に)

と、コスコスにしておりました。。。

 

ある日の出来事。。。

余りにも、ギャンギャンとやって

おりますので、とうとう切れた私は

キッチンの包丁を2つ取って来て

冷静に、娘と息子に

「これで、2人で戦って、

勝った子だけこれから大事にします。」

と宣言し、ビビる子供たちに

1本ずつ包丁を手渡しました。

すると、2人はおもらしせんばかりに

ビビり泣き、お互い謝って、終了。。。

 

これは、怖がりの2人の心のトラウマに

なったそうで、未だに、2人に

「ひどいお母さん」のエピソードとして

責められております。。。

 

今考えると、可愛い盛りの子供達に

どうしてあんなにイラついたのか??

不思議なほどなのですが、つまりは

24/7(トゥエンティーフォーセブン)

=24時間7日間=四六時中

顔を付き合わせていると、

疲れが溜まっている時や

腹ペコな時など

どんなに好きな相手と居たって

イライラするというものです。

特に、子育て中のお母さん達は

リフレッシュする自分の時間も

ないんですからね。。。

 

今現在、子育てに追われ、疲れている

若いお母様方、どうかそんな時は

私のように虐待に走らないように

何とか自分なりのリフレッシュ方法を

編み出して乗り切って下さいませ。

あと数年で、そのギャン泣きのイライラは

なくなります。なくなりますが、

(悲報)今度はまた違った悩みで

イライラする事になります〜(泣)

(↑全く、解決策も救いもないアドバイスで

申し訳ありません。子育てって、本当に

そんなものなんです。。。トホホ。。)

 

 

子育ては、無償の愛がなくては

やり切れない世界一過酷なお仕事なのです。

(過去の虐待の言い訳。。。)