オーストラリアでマクドナルドを注文する♪ | オーストラリア子連れ冒険記

オーストラリア子連れ冒険記

シングルマザーになり損ねた脳腫瘍を患った日本人ママが、子ども二人を連れてのオーストラリア珍道中冒険譚。

オーストラリアに行ったら

日本とは違うワクワクする事だけを

して生きていこう!と決めていた私は、

健康に悪いファーストフードでも、

忙しい時はそれを食べて、親子ニコニコ

暮らしていこう!と思っていました。

 

ビーチの前には、マクドナルドや

ハングリージャックス(=バーガーキング)

ケンタッキーフライドチキンなどが

軒並み揃っておりました。

マクドナルドなら日本にもあるし

店員さんも「スマイル0円」できっと

フレンドリーだろうし、メニューも

そんなに変わりはないんだろうから

レストランに行くよりは簡単に

注文出来るのではないかな?と

軽い気持ちで、行ってみたのです。

 

しかしながら、1番最初の入店で

この「ファーストフードで注文する事」が

私にはものすごーく難しい事に気づき

かなりのストレスになっていくのです。

 

現在は、どこでもタッチスクリーン画面で

 

注文してカードでピッと支払うシステム

ですが、その当時はまだ店員さんに

直接注文しないといけませんでした。

もちろん丁寧に英語で写真と説明のついた

メニューが書いてありますので、英語力の

ある方には何も問題ないと思います。

 

でも、私は英語で素早くメニューを読めず、

リスニングもままならない状態でしたし、

日本と名称も違っていてドギマギしながら

注文しますと、大柄の背の高い店員さんが

怖い顔で 私たちを見下ろしながら

「 ウワット?!(What?)」

(日本語訳:「何って??!」)とキツく

面倒臭そうに言い返してきました。

まぁまぁほとんどのオーストラリア人は

フレンドリーで人懐っこいのですが

中には疲れた不機嫌な店員さんも

たまに やっぱりおられますよね。。。

(この時点で、心折れていた...)

 

私のこの日のミッションは。。。

「ハッピーセット チーズバーガー,スプライト

ハッピーセット ナゲット,オレンジジュース

Mサイズのフィレオフィッシュ

バーガー,コーラ」

 だけです。

自分1人分を頼むだけでもガクブルでした。

でも、2人の子供の母親たるもの、何とか

3人分の注文を素早くしなければいけません。

なんたって"ファーストフード(Fast Food)"

なんですからね。Fast ファースト....

 

「......ン〜...ン〜... 

(この時点で、店員さんの眉間に

シワが寄っているのが見える... ドギマギ)

ワン ハッピーセット ウィズ チーズバーガー

&スプライト,エーンド... ワン ハッピーセット

ウィズ ナゲット&オーレンジジュース、

エーンド ワン Mサイズフィレオフィッシュ

バーガーセット ウィズ コーク プリーズ?」

「.....ユーミーン...  「ミールズ」?

エーンド「ミディアムサイズ」ハァン?」

(あなたの言ってるのって、「ミール」と

「ミディアムサイズ」? どーよ?)」

 

はい、ここでまず、日本の「セット」は

「ミール」や「コンボ」と呼ばれている事。

『Mサイズ』は「ミディアムサイズ」

という事。日本でいう「S,M,Lサイズ」は

どうも和製英語みたいでした。

きちんと「スモールサイズ」

「ミディアムサイズ」

「ラージサイズ」と

省略しないで言うのが、こちらの言い方。

 

「エニティング エルス?

=Anything else?」

(他になんかいる?)

「...パードン?(なんですと)」

(ここは「ノー サンキュー」か

「イェス プリーズ」ですよね。)

 

「キャッチアップ?」

「(Catch up?)...パードン?」

「キャッチアップ!?(叫ぶ)」

「....パードン?(なんですと?)」

(店員さん、手をあげ首を振り

まさに『お手上げ」のポーズ)

→後に、「ケチャップいるか?」と

オーストラリア弁で聞いていたと知る)

 

「イートイン?オア テイクアウェイ?」

(ここで食べてく?お持ち帰りする?)

「...パードン?...(なんですと?)」

(ここは「テイクアウェイプリーズ」

か「イートイン プリーズ」ですよね...)

 

「お持ち帰りなさいますか?」と聞くのは

万国共通なんでしょうが、ハワイでは

「To go?(トゥーゴー)」と聞いてたような...

こういう所も、オーストラリア弁のようです。

お持ち帰りは「テイクアウェイ」ね。

ほぉほぉ。。。

 

「トゥエンティダラーズ エーンド

ナインティエイト センツ プリーズ」

(即座に、日本語変換..$20.98だな...)

21ドル出す、、が おつりは..ない。

ふむふむ、1セント硬貨がないから

こういうのは消えちゃうわけね。。。

 

とまぁこんな風に、眉間にシワ寄せた

怖い顔の店員さんに スマイル0円なんてのは

期待できず、はぁはぁと、ほとんど

泣きそうになりながら注文し終えて

「ミッション コンプリーテッド...

(任務完了...)....ひゅ〜...」と思っていると

今度は注文したものを受け取ってから

子供たちが 口々に「あれ?僕の

スプライトがコーラになってる〜!」

「お母さ〜ん、このおもちゃ

違うのに換えて欲しい〜!」

。。。「なんですと〜?!」。。。

こんなにドキドキして、任務完了したのに

まだ行ってこいと?!!

「。。。無理!。。自分で行きなさい!」

「え〜?!ひど〜い!」

「。。。ひどくないっ!(キーッ)」

 

こうしてマクドナルド初日、私は文句を言う

可愛い(?)子供達の言い分を無視しながら

黙々と、しょっぱいフィレオフィッシュを

情けない気持ちで、間違えられたコーラと

共に流し込んだのでした。。。