スピリチュアルカウンセリング(旦那様編) | オーストラリア子連れ冒険記

オーストラリア子連れ冒険記

シングルマザーになり損ねた脳腫瘍を患った日本人ママが、子ども二人を連れてのオーストラリア珍道中冒険譚。

問題児の旦那さんに、どうやってこの

一般的に考えれば、かなり胡散臭い(?)

スピリチュアルカウンセラーさんに

会わせようか??と悩みました。

うまく言わないと「そんな怪しい人に

会いたくない!」と言いだすかも...?

 

その当時、息子の親友のリンツのママから

賃貸の契約が切れるから、一緒に

大きな家を1階と2階で、シェアして

住まない?と誘われて 悩んでいたので

その事は 旦那さんにも相談していました。

私のカウンセリングの時、その事も

相談して、明確なお返事を頂いたので

私の悩みは呆気なく解決されました。

「そのご家族は、お金は ”ある人が払えば

いい”という考えの方達なので、一緒に住む

のはやめた方がいいです。断って下さい。」

と言われました。 ビックリしたのは

確かに彼女達は 東南アジアからの移民で

気前もよく ご飯なども必ずシェアしてくれる

発展途上国の「お互い様」や「助け合い」の

精神で溢れた 心温かい敬虔なクリスチャン

でしたが、 反対に言えば......

うちの方に経済的余裕があれば、一緒に

使わせてもらっていいよね?という

頼り頼られ...な考えの人たちだったので

家賃や電気代など うちの負担が大きくなる

のは想像がつきました。でも、そんな事

一言も話していないのに、どうして

分かったんだろう?と不思議に思いました。

その事を日本にいる旦那さんに話すと

「俺も今、自分のオフィスを移転しようと

いう話があって、是非相談したい!」と

会計士さんに会うかのように ふたつ返事で

今度のお盆のオーストラリアに家族に会いに

来る時に、彼に会ってくれる事になり

意外にも簡単に 旦那さんのカウンセリングを

予約する事が出来ました。

 

当日、また同じ公園で優しい彼に再会して

旦那さんを紹介して、私と娘は公園で

ぶらぶらしながら待っていました。

私の時と同じように、30分あっという間に

相談が終わり、私たちのもとに2人が

戻ってきました。その方は「ご主人は

本当に素直で心の純粋な方ですね。」

と言われました。わたし的には

大変な子育て中に、嘘ついて浮気して

逆に私が悪いと責めて、子供の面倒は見ず

内緒でお金は使っちゃうわ、性格は歪んで

人に意地悪だわ....え〜!!どこが〜?!!

と思いましたが.....   待てよ  .....

確かに、ご両親が離婚される前は

優等生の素直な良い子だった話を

聞いていたし、付き合い始めの頃

寂しそうな可愛い子犬のようだった旦那を

ふと思い出して、本当の彼は純粋で素直な

人なのかも...?....世知辛い世間の荒波に

もまれたり、自己中な家族の犠牲になって

こんなトゲトゲした人になっているだけ

なのかもな〜??と思うようになりました。

 

旦那さんに「どーだった?」と聞くと

「すごかった...あの人、本物だね...」と。

「まず、俺の側には、軍刀を抱えた

お祖父ちゃんが立っていたらしい。

俺のお祖父ちゃん、戦時中 東南アジアの

戦地で本当に酷い事をして、その国の

たくさんの人に恨まれていた軍人らしい。

俺の記憶では、いつも縁側で刀の手入れを

していて、何か怒ると、刀振り回して

追いかけてくるような人のイメージ。

だから、それは本当の事だったんだろう。

今、家族がうまくいかないのも、全て

その人達の恨みが残っていて、俺達が

不幸になるようになっているんだそうだ。

(実は結婚してすぐ、彼の住んだ思い出の

家やお商売をしていたお店を車で

巡ったのですが、全ての彼の家やお店が

ボロボロに荒廃していたのに驚いて

不思議に残念に思っていて、彼は

自嘲気味に「ほら、俺の家、呪われてる

だろ?」と言っていたのでした。。。)

それでカウンセラーの方は、俺に

殺生となる肉食をなるべく避けて

”100日供養”をするよう勧められた。

それから、オフィスの移転はもっと

良い場所が見つかるから待てと

言ってくれた。」との事でした。

”100日供養”とはご先祖様や供養したい

人たちを思い浮かべて、お線香を焚いて

緑茶を一杯お供えして、100日間

手を合わせるとの事でした。

そのスピリチュアルカウンセラーさんは

本当に料金は30分$25しか受け取らず

(2人で3千円)お金に余裕のない私達に

お金のかからない供養の仕方を教えて下さり

飄々と 人混みにまぎれて 風のように

消えて行かれたのでありました。。。