夕方になり、やっと目的地に到着。
大きなコテージ風のデイビットの別荘に
5日間お邪魔するツアーです。
1階は大きなお部屋に ベッドが8個ほど
置いてありました。「どこでも使って」
と言われて、みんな思い思いのベッドに
荷物を置いて転がってお喋りしていました。
お互い拙い英語で話していると、
韓国人の女性が 「オーストラリアには
これが無いと思う。日本にはある?」
と電子辞書で『 情 』という言葉を
見せてくれました。「ジョン」と発音して
くれたので「分かる分かる!!同じ!!
情(じょう)!」辞書で調べてみても
確かに英語には無い単語のようでした。
『情』=『Love、Emotion,feeling』
…「なんか違う…よね。」「うん…」
「やっぱり近いし、同じ文化なのね〜!」
お互い、とても親近感を感じました。
しばらくすると、2階にデイビッドが
準備してくれたタコスで夕食になりました。
子供達も私も初めて見る料理でした。
タコスを箱から取り出し、オーブンで
パリッとさせて、潰したアボガド、
角切りトマト、ピザ用チーズ、レタス、
サルサ味に炒めたミンチ肉、サルサソース
などが 適当に置かれていて、それを
各自で好きなように乗せて、好き〜に
食べるフリースタイルの夕食でした。
大人はビール、子供達は炭酸飲料で。
準備も簡単だし、とっても美味しくて
すっかり気に入った私たちは、その後
このタコスを しばしばウチでも
手抜き料理として出すようになりました。
夜は この並んだバンクベッドで
適当に眠りましたが、真夜中になると
天井で「ダダダダダダダ〜」と何かが
追いかけっこしているような音が
ずっとしていました。
うるさいというより、何がこんな
夜中に走り回るのか??と
不思議で、結構 重い感じなので
「たぬき?」「いたち?」と
時々考えながら 眠りました。