前回、オーストラリアのBBQ文化
について書いたのですが、
今回は、学校やイベントで必ず
屋台やテントで出すもので、
「Sausage Sizzle=
(ソーセージ シズル)」という
”オージーフード”をご紹介します。
こんな感じのテントで、父兄が
お店を出したりします。
子供達の小学校は、ビーチの前で
新進気鋭のアーティスト作品や
古着や古道具を売るマーケット
を、毎週末開催していたので
ここに来られるお客様の為に、
小学校の売店を開けて、
この「ソーセージシズル」を
子供達や父兄のボランティアで
助け合ってやっていました。
BBQと同じく、玉ねぎを炒めた物を
食パンに乗っけて、カリカリベーコンや
パリっと焼いたソーセージを乗せ
ケチャップ、マスタード、BBQソース
を気分次第でかけて齧り付くという
実に手間のかからないチープフード。
「Snags=スナッグズ」とも言います。
大体、どこでも$2.5〜$3(約200円)
これが、屋台の焼きそばのように
どこで食べてもハズレのない
美味しいオージーフードなんです。
(ハズしようがない…ですね…
それに、これ、BBQの時に食べてる
物ですね、同じモノです、ハハハ…)
『Snag(スナッグ)』は英語で
「朽ちた木」と言う意味で
見た目が、”枯れ木みたい”な感じ。
これに、「Snug(スナッグ)」が
「心地の良い」という言葉で、
「Snatch(スナッチ)」という
「何かを素早く取り上げる」意味の
「素早く食べられる」という言葉、
「Snack(スナック)=軽食」という
ニュアンスを全部絡めた意味で
使っているのではないか?と
オーストラリア育ちの息子は
説明してくれました。
つまりは『”心地よく”
”枯れ木みたいに見える”
”素早くつまめる””軽食”』ですね!
これ、こだわりがありまして、
Costco「コストコ」などでみる
「アメリカンホットドック」の
”コッペパン”でなく”食パン”。
”ピクルスや生オニオン”でなく
”飴色に炒めたトロンとした玉ねぎ”
でなくてはいけません。
あくまで
「ソーセージサンドイッチ」!
だそうです。
それから、このイベント
『Sausage Sizzle(ソーセージシズル)』
"Sizzle(シズル)" は英語で
「パチパチと油が加熱されて
飛び跳ねる時の擬音」なのですが
『パチパチ♪ソーセージ』って
イメージの言葉なんですね〜!
ちょっと、
「大阪名物パチパチパンチ♪」
みたいで可愛いですよね。
オーストラリア人は自分達の事を
「元はイギリス人だけれども
犯罪を犯して島流しされて
アウトバックやビーチで育った
イギリス人より1ランク落ちる
人種」と思っていて、話し言葉も
ユーモアも自分たちなりに工夫して
「おおらかに、毎日面白可笑しく」
生きている所が、東京に対抗する
大阪人のような性質に似ていて
可愛くて逞しいな〜と思うのです。