オーストラリア半周旅行 ♪ | オーストラリア子連れ冒険記

オーストラリア子連れ冒険記

シングルマザーになり損ねた脳腫瘍を患った日本人ママが、子ども二人を連れてのオーストラリア珍道中冒険譚。

英語学校と子供の小学校で

様々な国のたくさんの人に会いました。

ここの部分はいつかまた別の機会に

ゆっくり書きたいと思うのですが

その人たち皆が魅力的で、私達親子に

たくさんの事を教えてくれました。

 

そうして親子で新しい国で新しい人々に

助けられながら、半年間がたちました。

私の英語は相変わらずのレベルでしたが

少しだけ慣れたという程度で

息子と娘はお友達と楽しめる位には

上達していたようでした。

 

またまたここでボケた母親…

「もう英語出来るんだ〜。

やっぱり小さな子供は早いわ〜

英語が分かるなら、学校の

勉強もきっと出来てくるわ〜」なんて

何もせずお気楽に考えていました。

でもこの頃の私は、脳神経外科病棟で教わった

「今を感謝して、思い切り楽しむ」気持ちでしたので

こちらでオーストラリア人が皮肉っぽく言う

”タイガーマザー”(=アジア人の母親に多い、

勉学の成績の為に子供を鞭打って育てる

教育ママさんの事)では、全〜くない

「ワクワクすることだけをする」母なので

塾に入れるなんてこともなく、何もせずに

「出来たらいいな〜」位の気持ちでしたけど。

(驚くことに、こちらにはアジア人のすごい

教育ママさんがたくさんおられました!

これはまたゆっくり書いてみたいです。)

 

でも、お喋りがうまく出来るから塾も行かせず

勉強が出来るなんてうまい話はないですよね〜。

日本人が、日本語うまく話せるからと全員が

東大に行ける訳ではないのと同じです。

楽しくコミュニュケーションが取れる程度には

半年でかなりいい感じになったように思います。

(この小学校には日本人の男の子が1人しか

いなかったので、かなり英語環境でしたが

日本人といつも一緒にいて半年では

なかなか難しいのが現実なんです…。)

 

私はそろそろ、ちょっと英語の勉強に

疲れてきていました。そこで耳にしたのが

「半年勉強したら2週間休んでもいい」

というルールでした。よし!ちょうど

子供達の冬休みだし、2週間旅行しよう!

それを日本の親子ぐるみのママ友に連絡すると

「会いたいし、海外も行ってみたいし、

子供達も日本の夏休みだから、

頑張ってケアンズに行く!!」

と言ってくれて、ケアンズで数日一緒に

遊ぶ約束をしました!ワクワク!!

 

彼女の息子さんと娘さんがうちと

全く同じ年齢だったので、

幼稚園から、ずっととても仲良くさせて

頂いてました。その頃の私の辛い気持ちを

一番知ってくれていたのは、親でも

旦那でもなく彼女だったと思います。

こういう経済的にも時間的にもかなり

苦しい時代を知っているママ友というのは

本当に特別な有難い存在だな〜と思います。

でも、小さい子供のいるママ友の私達は

お互いお金に余裕がなかったと思うのですが

その時どうやってお金を工面出来たのか?

今になって話すのですが、本当になぜか

分からないですが、安いツアーやラッキーが

重なって、ケアンズで母子2組で再会

することが叶ったのでした。

 

早速、日本の旅行会社に相談に行って

とっても親切で出来の良い可愛い女性に

私たちの要望と予算を伝えて、

細かくスケジュールを立てて頂きました。

予算があまりないので、ホテルも安くなっている

所ばかりを選んでもらって、最後のホテルだけ

少しいい所にしたりと融通してもらいました。

 

ケアンズでママ友と落ち合い、数日過ごしたら

北端にあるダーウィンに移動して、そこから

ウルルに移動して、アリススプリングから

ガンという寝台列車に20時間ほど乗って

南端のアデレードに行って、そこから

船で1時間半ほどのカンガルーアイランドという

自然たっぷりの島に行って、20分程

小型飛行機でアデレードに戻ってから

うちに帰るという約10日間の旅行を計画。

 

ケアンズ→ダーウィン→ウルル(アリススプリングス)

→アデレード→カンガルーアイランド→アデレード

 

ホテルから鉄道までの移動など全て

分刻みでシュミレーションして頂いて

本当にワクワクする旅行になりそうでした。

 …が…

オーストラリアの旅行は、前日に毎回

「リコンファーム(=再確認)」が必要で

電話をかけて、自分のホテルや航空券

列車のチケットがキチンと

取れているかを自分で確認して欲しいと

言われました。電話で英語で確認…。

カンバセーションクラスでの授業の

トラウマが頭を駆け巡り、無理〜💦

と断ろうとしたのですが、これは

楽しい旅行にする為に、少々いい加減な

オーストラリアでは必至とのこと…。

 

その英語ペラペラの担当の方が

「全然、大丈夫ですよ〜!

”リコンファームプリーズ”と言って

”自分の名前”と”予約番号”を言うだけで

終わりですから!」と言って下さって

「リコンファームプリーズ」という

言葉だけをしっかりカタカナで書いた

メモを握りしめ、母一人、

8歳の息子と5歳の娘の子連れで

初めてのオーストラリア観光旅行に

旅立ったのでした!!