オーストラリアのお誕生会♪ | オーストラリア子連れ冒険記

オーストラリア子連れ冒険記

シングルマザーになり損ねた脳腫瘍を患った日本人ママが、子ども二人を連れてのオーストラリア珍道中冒険譚。

前回、初めてオーストラリアの

お誕生日会にお呼ばれした話を

書きましたが、本当に毎週のように

週末はお誕生会の予定が入ります。

 

まず、招待したいお友達に

子供達は招待状を学校で手渡します。

小さい子はお母さんが、

大きくなると自分で手書きか

プリントします。(こんな感じ↓)

 

 

 

文房具屋さんで 可愛い絵のついた

お誕生日用レターセットも買えます。

 

 

そこには「あなたは〇〇のお誕生会に

招待されました!」「場所」「時間」

「持ってくる物」「連絡先」など

書き込めるようになっています。

 

たいていは、ビーチか自分ちの裏庭でBBQ

  

 

というのが一般的ですが、お金をかけて

公園に簡易ライド(乗り物)をレンタルしたり

子供の面倒を見てくれる妖精のお姉さんや

 

バルーンを作ってくれる人を雇ったり

 

体操のお兄さんなどをハイヤーする

お金持ちもおられますし、遊園地の

子供の遊び場でお誕生日会セットなども

簡単で人気があります。

マクドナルドやボーリング場には

子供のお誕生日会のための

スタッフもいてくれたりして

至れり尽せりのパッケージもあります。

 

BBQの時は、何か簡単な食べ物

(手作りでもお菓子でも)1皿持ち寄りで

 

親の飲むアルコールは自分で持ち寄るのが

一般的です。子供だけ置いて行っても

良いですし、大人も残って楽しんでも

いい気楽なパーティとなります。

 

  

 

子供達は思い思いに楽しみ

親もテーブルに置いてある物を適当に

食べ、持参したアルコールを飲み

おしゃべりして、子供達には皆で出来る

ゲームなどが用意されています。

 

 

途中で「ピニャータ」という

日本でいう「くす玉」みたいな

紙で出来た可愛い動物や人形の形をした物で

中には「キャンディなどのお菓子」が

詰めてある物を、木にぶら下げて

まさに日本の「スイカ割り」のように、

目隠しをした子供達が、順番に棒で叩き

中から弾け飛んだお菓子を

皆で拾うという遊びをします。

 

(普通は、最後の一番割れる1撃を

その日の主役のバースデーガール、

バースデーボーイに残すのですが

空気の読めないお友達が

最後の1撃を主役を差し置いて

ピニャータを割ってしまうと

たまに主役の子が大泣きしたりという

惨事も…💦)

 

そして最後に、大きな大きな

派手なケーキ登場!

 

  

日本の3〜4倍の大きさで

用意されています。

大人も子供も招待客全員で食べます。

お誕生日の歌を歌って、火を吹き消すと

一人が「ヒップヒップー」と掛け声をかけると

みんなが「ホレー!」と叫びます。

「ヒップヒップー」「ホレー!!」

「ヒップヒップー」「ホレー!!!」

と3回みんなで掛け声を掛けて

お祝いして、締めます。

 

あとは、帰る子供達には、おうちの人が

準備しておいた「バースデーバッグ」という

 

お菓子やおもちゃを詰めた小さなバッグで

「来てくれてありがとう」とお礼を言って

ハグしてお別れです。

 

招待する方も、招待される方も

ワクワクしながら準備して大人も子供も

気軽に、でも相手の事を一番に考えて

お邪魔したり、おもてなしをします。

ホストと言っても、日本の奥さんのように

全ての仕事を請け負うのでなく、

手伝える人が手伝い、各々で楽しむので

ホストの家族ももちろん

ビールやワイン片手に

みんなとおしゃべりする事が出来ます。

 

こういうことを毎週のようにやっていると

親同士もお父さん方もとても仲良くなれて

お互いを知る事になり、色々な場面で

とても協力的で話しが早くなります。

子供達もこういう環境で育つので

のびのび安心して楽しめます。

 

やはりアジア人家族はこういう場に

慣れなくて、特に父親がなかなか

出てこない事もあります。

気持ちはよく分かるのですが

こういう集まりに出てこそ、

オーストラリアの人達の本当の良さを

知ることが出来ると思うので

神経質にならずに積極的にドンドン

参加してもらいたいな〜と思うのです。