サースデーナイト ♪♪ | オーストラリア子連れ冒険記

オーストラリア子連れ冒険記

シングルマザーになり損ねた脳腫瘍を患った日本人ママが、子ども二人を連れてのオーストラリア珍道中冒険譚。

英語学校では、オーストラリア人の

先生から、日常生活やオーストラリアの

普通の習慣をたくさん教えて頂きました。

 

オーストラリアは、昔、毎週木曜日に

お給料をもらっていたそうで

「Thursday night」と言われる

日本の「花金=花の金曜日」や

「サタデーナイトフィーバー」ならぬ

「サースデーナイト(木曜ナイト)」があり、

平日は6時や7時に閉まるお店が

夜の9時や10時まで開いていて

皆、木曜の夜に、お酒を飲みに出かけたり

遅くまでお買い物を楽しむ習慣があります。

 

今は、お給料は銀行振込ですが

昔は、毎週木曜手渡しだったそうで

その名残のようでした。

お給料や家賃は、今でも週払いで

計算されるので、「家賃は週$〇〇」

と不動産屋さんで書かれています。

 

なのでオーストラリア人は

木曜の夜から、ほとんど週末気分で

飲みに出かけ、金曜日はビジネスマンでも

お昼位で仕事を切り上げて

週末を楽しみます。

 

ある時、オーストラリア人の先生が

「オーナーが、金曜の放課後に

ミーティングして決めようって

言ったけど、誰が金曜の夕方に

働きたい人なんかいるの?!って

反対して月曜日になったわ。」

と言いました。

アジア人の生徒は これを聞いて

「オーストラリア人だねー!

うちの国なら、お金の為なら

夜中まで働くよ!」と笑っていました。

 

最近は、オーストラリアにアジア人や

インド人が移住して、お店も普通に

夜中までやっている所も増えましたが

20年ほど前は、木曜の夜に遅くまで

しっかり稼いで、金土日と

ゆったり休んでいたように思います。

祝日やイースターホリデーなど

どこの店も閉まってしまうよと脅されて

お休みの前にお買い物をしておくのが

習慣でした。今では世界的に

オーストラリア人の方がよく働くと

言われています。

出来のいいレベルの高い移民ばかりに

ビザを与えていたら、すっかり

「競争社会」になってしまい、

元のオーストラリア人には、なかなか

世知辛い世の中になってしまった

のではないでしょうか……。