34歳、また学生になる? | オーストラリア子連れ冒険記

オーストラリア子連れ冒険記

シングルマザーになり損ねた脳腫瘍を患った日本人ママが、子ども二人を連れてのオーストラリア珍道中冒険譚。

さて、不思議な古本屋さん。

というのも、ここには本だけでなく

日本の物が色々揃っているのと、

店主の方が、お店に住み込んでいて

旅行からVISAから、日本人の為に

何でも相談に乗ってくれていました。

 

私達の相談に「じゃお母さんが

学生ビザを取りましょう。」と

隣にある英語学校に連れて行って

くれました。そこには彼の彼女さんと

WH時代からのお友達も働いていて

すぐに私の1年分の学生ビザの

手続きを簡単にしてくれました。

当時の金額で、百万円以下だった

記憶があります。子供を私立に1人

入れるよりも、安かったのです。

毎日9時から3時まで勉強して、

土日は休み。

出席率は90%を切ると、

学生VISAは取り上げられ

強制退去されてしまう事。

「そんなの私に出来るかな〜?」

他にもっと(自分に)楽な

方法はないのか?と、しぶる私に、

観光VISAの3ヶ月以上滞在するには

子供を高額な私立に通わせて、親は

監督役としてVISAをもらうか

親が学生VISAかビジネスVISAを

取得しないといけない事。

あとは投資VISAと言って、

オーストラリアに7,500万円分くらい

投資すれば、VISAがもらえるなど

説明してもらいましたが、

その頃、旦那は自分のビジネスを

借金して開業したばかり。

私の毎月積み立てていた子供達の

郵便貯金と私の週1のバイト代だけを

かき集めても、数百万にしかなりません。

ただラッキーだったのは、その頃

かなりの円高で、日本円をAUドルに

換算すると、かなり高額になった事です。

その当時はまだオーストラリア人は

のんびりしていて、そんなに働かず

夕方の5時にはほとんどの店が

閉まっていたくらい 皆がおっとり

していた頃で、家賃もそんなに

高くはなかったのです。

 

大学以来、もう勉強はこりごり!

と思って来た私が、降って湧いたように

勉強しなければいけない状況にさせられ

「えー?!こんなおばさんに

大金かけて勉強させるより

子供の教育費に使った方が

いいのでは??」と自分みたいな

おばさんの勉強に高額を使うとは…

と、かなり罪悪感がありましたが

ちょっとワクワクもしてきました。

子供と毎日いる事で、自分の事は

後回しで、すっかり頭まで退化して

いるような気持ちになっていたので

また私も自分にお金を使って

向上出来るんだ〜…という

ワクワク感でした。

 

こうして子供と私の学校が決まり、

VISAの手続きが完了すれば

私達はオーストラリアに1年間

滞在出来る事になるのでした。