【備忘録:123189km】世界初と思いたい。空力を利用したステアリングダンパー作成 | けいランダーのブログ

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最近スライドドアミニバンに熱い眼差しを送る自分に気付きながらも、子育てに向かない三菱アイとパジェロジュニアの2台体制で頑張っている1児の父です。

こんばんは。

けいランダーです。

 

ステアリングダンパーといえば、クロカン車両でショックアブソーバーをステアリングラックに後付けするものやトヨタがよく採用しているステアリングホイール内に重りを仕込む(現行アウトランダーもエアバッグモジュールをダンパーとして活用)ものが主流のように思いますが、どちらもマイナー車種への展開は素人には難しいので別の方法を3年近く考えてました。

 



で、2年くらい前に「ジュニア君はタイロッドが剥き出しだしモロに風が当たるだろうからこれを利用できないものだろうか」と思い、そこから脳内で色々検討。
一応保安基準の方も調べた限りでは大丈夫そうな気がしたので(見落としてるかもですが)2年の歳月を経てようやく設計に着手しました。

 

当初はタイロッド側に付けようと思っていたのですが回り止めの対策が厄介なのと、フィンが原因でタイロッドが緩むと洒落にならないので、タイロッドエンド側に付けました。風の当たりは悪そうですが😅

 



ご存知の方も多いかと思いますがタイロッドエンドの赤⚪︎部にはスパナを掛けられるようになっているので今回はそこを利用して回り止めにしました。

 

で、早速完成形を。

 


メーカー風に名付けてエアロステアリングスタビライザー、もしくはエアロステアリングダンパー(笑)

当初はモデューロXのエアロスロープに触発され飛行機の主翼を模した形状で設計を進めていましたが、印刷前ふと我に返りタイロッドエンドの位置だと主翼を縦にしたような形状の方が良いのでは?と思い再設計したこちらに落ち着きました。

固定は両面テープとボルト締めですが、ボルトに6角穴付きを使用したのは失敗だったかも😅
泥が溜まりそう。。。
あとトー調整の際に邪魔になるので、車検時は外しておいた方が良さそうですね。

 

 

一応、ステアリングを切ってもホイールとは干渉して無さそうですが15インチだと当たるかも?😅

 

 

ステアリングを切ると片側は完全にホイールの中に入ります。この状態だと風がどう流れるのか不明。
フィンの上側を斜めにしてホイールハウス内の風を内側に排出できるようにしておけば良かったかな。

そして効果は、やはり低速域では効果は感じられないものの速度が上がるにつれて路面の凹凸などでステアリングを取られる現象が減りました。
流石に取られる現象は0にはならないものの、60km/h付近から徐々にステアリングの安定感を感じ始め、そこから速度が高まるほどに安定感も増していきカーブでは路面に吸い付くようなフィーリングに。
同じ速度で曲がると今までよりもアンダーが出にくく感覚的には5km/hくらい限界は上がってそうな気がします。気がするだけかもですが。

で、フロントが落ち着いたので逆にリヤの挙動が気になるようになりまくりした😅
リヤも手軽に対策が出来れば良いのですが構造的に難しそうなので果たして具現化できるのか。。。