こんにちは。
銀座起業コンシェルジュ／行政書士の若林圭子です。
最近、起業家仲間の間で話したことについて、
今回はお話ししたいと思います。
さて、何を話したかというと・・・
会社を退職するタイミングで株式会社を設立して、
代表取締役になったAさんという方がいます。
Aさんは、自分が今まで会社員時代にやってきて
得たスキルとノウハウを活用して起業し、
株式会社を設立しました。
私は大変うれしいことに、
Aさんの株式会社設立をサポートさせていただきました。
「株式会社を設立するから若林先生に依頼したいです！」
と決めていらっしゃる方でも、ビジネスプランをじっくり伺い、
ご自身の課題がどこにあるのかを明確にしてから、
設立のサポートをさせていただいています。
Aさんにもそのようにヒアリングさせていただきました。
Aさんはブレナイ具体的なビジネスプランがあり、
起業資金もそのビジネスプランに合うように、
きちんと準備されていました。
そこで、ご希望のお日にちに株式会社を設立して、
Aさんは会社の代表取締役として、イキイキと働き始めたのです。
そこからも定期的に起業家仲間として、
Aさんとお互いのビジネスの話をしたりと、
私の銀座の事務所に何度も近況報告をしにきてくれました。
しかし、私はその時、いつも何かの違和感を感じていたのです。
それがなんだかわからないまま数か月が経ち、
私はまた別の起業家仲間であるBさんと、
以下のような話をする機会がありました。
「この前、紹介してもらった会社の社長さんなんだけど、
このCさんは会社員を辞めて起業して、
すぐに会社を設立したらしいんだよ。
でも、その人って、会うアポを取る時、全部自分都合なんだよね。
自分がこの日東京の○○にいるから、
▲▲時間に合えませんか？とかね・・・
僕だって仕事しているから毎回毎回合わせられないよ。」
とBさんは言っていました。
さらに、次のように続けていました。
「たぶんCさんは会社員の時間感覚が抜けてないんじゃないかな・・・
会社員でも相手の都合を考えてアポ取ったりするのは当たり前だけど、起業家の方が、よりそこを重視しながらアポを取るよね。
だって、時間は有限だし、無駄にできないから。
会社員のように、一定の時間働けば、ある一定の給料が保障されているわけではないのが起業家だから、やっぱり相手の時間も無駄にできないって考えはあるよね。」
と。
私はそれを聞いて、ハッと思いました。
「私がAさんに対して感じていた違和感とはこれかもしれない！」と。
これをお読みになって、皆さんはどう思ったでしょうか？
■会社員だからって、「相手の時間を無駄にできない」という考え方がないわけじゃないでしょ。
■会社員だって、決められた時間の中で業務をしなければいけないので、大変さは起業家と変わらないし、むしろもっと大変な部分があるかもしれませんよ。
■会社員だから起業家だからってことで、時間の使い方や時間に対する考え方が違うということがそもそもおかしいんじゃないですか？
■起業家は、時間が勝負だから、やはり使い方を大事にしています。
■起業家同士のビジネスの場合だと、お互いの時間は貴重だということは常に考えて行動しています。
など、色々な考えや意見があると思います。
そうですよね。
置かれた環境や、仕事内容や、考え方など、人それぞれ違うので、
会社員だから起業家だから、ということで線引きして、
通り一辺倒に語るのはおかしいと思います。
だからこそ、きちんと考えるべき問題なのかもしれません。
一つ言えることは、起業すると、
自分の時間は全て自由に使えます。
私の起業家仲間の一人は、
「１ヶ月のうち、働く日数は１５日と決めているよ。
だから、それ以外は趣味の時間にあてたり、家族と出かけたりしているよ。」
という方もいます。
ここまでになると、自分の時間を自分でコントロールして
時間を自由に有意義に使えているといえるのではないでしょうか？
でも、こんな起業家だっています。
「私は、仕事が大好きだから、土日祝日だって仕事しているよ。
それが、自分のライフスタイルだからね。」
このように、働き方が違えば時間の使い方だって、
時間に対する考え方だって、人それぞれ違いますよね。
しかし、多くの場合、起業家は、
「時間を無駄にできない」「時間は有限」という考え方に立って、
時間をそれぞれ自由に使っているのだと思います。
だって、やっぱり働かないとお金は入ってきませんからね。
一人会社の経営者や個人事業主を相手に
ビジネスしている起業家なら、
相手の時間を重視しながら、自分の時間を大切に使っている
と、より言えるのかもしれません。
なぜなら、相手の状況と自分もほぼ同じだから、
より理解し重視するのでしょう。
つまり、相手の立場や状況に立って考え、
相手の時間を重視しながら、
自分の時間を大切にする
というこが、大変重要なのだと思います。
だから、結局は、会社員だから、起業家だから、
「時間を無駄にできない」という考え方ができる、できない、
ということではないですよね。
だって、人間は平等にみんな、
１日２４時間という決められた時間しかないのですから。
それをどのように考え、どのように使うかは、
人それぞれで、自分次第です。
起業家という点でみてみると、
成功している起業家たちの共通点の一つに、
自分に合った時間の使い方をしている
ということがいえます。
そして、やはり相手の時間をきちんと重視しています。
１時間なら、１時間と決めて、その中で打ち合わせして、
きっちり時間どおりに終わらせるということができています。
なぜなら、相手の立場に立って考え、
「相手の貴重な時間でもある」ということを認識しているからです。
成功している起業家の多くは、
これがきちんとできています。
これができるって、普通のことのように思えますが、
やはりものすごい信用につながりますよね。
そして、信用してもらえれば、追加でお願いされたり、
さらに紹介が生まれたり、ビジネスは加速します。
だからこそ、自分の自由な時間の中で、
より時間の使い方を重視し、相手の時間を重視する必要がある
と言えるのかもしれません。
さらに、相手の立場に立って考え、
相手の時間も貴重な時間だということを考えながら行動する必要があります。
私も起業して今年で６年目になりますが、
これを機に、自分の時間の使い方を
もう一度見直してみたいと思いました。
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今回も最後までお読みいただきありがとうございました。