はんぶんのイー | かわいいモンゴル語図鑑 ~そしてたまに、いろんなこと~

かわいいモンゴル語図鑑 ~そしてたまに、いろんなこと~

偶然にモンゴル語に出会い、そのかわいさにきゅんとして、なんの目的もなく学び始めちゃったワタクシの、モンゴル語おべんきょ日記。そのほかの好きなことのことも、ときどき。

モンゴル語は、元々は縦書きの「モンゴル文字」があります。
とても美しい、日本の筆文字にも似た文字です。

でも、いま普通にモンゴルで使っているのは「キリル文字」。
ロシア語と同じ文字です。
モンゴル語を習うということは、キリル文字を習うことになります。

私はロシア語は、さっぱり分かりません。
(チェブラーシカってアニメで聞いたくらいで・・・)。
なので、私が「モンゴル語では」って思っているのは、
実際には「ロシア語では(ロシア語でも)」ってことかもですね。

ま、そのへんは、ゆるーく見逃してください。

そもそも、私が「かわいい」と思ったきっかけが、このキリル文字。
読めそうで、読めない不思議文字です。

その中でも私の心をとらえて、このブログを書きたいと思ったきっかけが、

「ハガス・イー」(はんぶんのイー)。

このアルファベットの「N 」の反転のような文字は、
モンゴル語の母音イーをあらわすものなのですが、
その頭に「ちょん」をのせた子が、「ハガス・イー」っていうんですって。

__.JPG 

この文字は一文字では存在できず、
単語の冒頭にくることもなく、したがって大文字も存在せず、
母音の後について二重母音を作る役目をするそう。

日本でいえば「っ」を「小さい、つ」とか言う感じかなぁ。

でも、それを「はんぶんのイー」って言うのが、
モンゴルのかわいいセンス。
モンゴル語の教科書のCDでキリル文字を読み上げるのですが、
そこでも「ハガス・イー」と、しっかり呼ばれてました。

人並みはずれてちっちゃいワタクシとしては、
この文字には親近感を持たないわけには、いきません。
でも、この「はんぶん」は、ほんとによく出てくる子。
働きものなんですよね。