ある後遺症に苦しんでいた女子高生との出逢い。 | Keiko Kinoshita Yoga オフィシャルブログ

Keiko Kinoshita Yoga オフィシャルブログ

ヨガ講師、心地よく生きるエッセンスや日々感じたことを書き綴っています。

こんにちは、キノシタケイコです。

 

昨年のお話です。

 

Nちゃんは、子宮頸癌ワクチン接種の後遺症で、

苦しい経験をされていました。

 

もしかして、セラピーヨガが彼女に良いのでは?

の経緯で、出逢うことになりました。

 

私は、このワクチン接種について、その症状、

それに関する様ざなな問題について、

意見を言える立場ではありません。

 

何も知らないに等しいですから。

 

ただ、彼女の思いを聞いて、ヨガを通して

何かフォロー出来ることはないか?

その思いだけでした。

 

初回、会った時は自分でコントロールできない、

体の痛み、だるさに本当に苦しそうでした。

 

2階にあるスタジオ登るのも辛い。

 

でも最初いっぱいお話して、

ゆったりとしたアーサナ、呼吸法を無理なく

1時間半実践することが、出来ました。

 

彼女の表情は、来られた時より明るくなっていました。

 

Nちゃんも、ヨガに興味を持ち、

家でも実践されている様子でした。

 

それから月1回、4回かな?

 

会う毎に、Nちゃんは元気になっていくのです。

 

4回終わった時には、通常のヨガクラスでいいのでは?

と感じる程に、回復されていました。

 

階段も一気に。

ケラケラ笑い、お洒落な服着て。

 

ここで、誤解のないように言っておきますね。

 

このプライベートヨガクラスが、

Nちゃんをここまで回復させたなんて、微塵も

思っていません!!

 

私含む関係者も、何が起こったん!!

とびっくりしているのです。

 

ご両親もあらゆる努力をされていました。

食事に関することはもちろん、代替療法等。。

 

様々なものが、功を奏して彼女に働きかけたのかも?

 

私にとって、数ヶ月のクラスでしたが、

そのクラス中に、彼女は何度も涙されました。

 

それは、今の心身の辛さと言うよりは、

病名が診断される以前に、訴えていた心身の辛さを、

なかなか周囲に理解されない。

怠けているのでは?

気のせいでは?

思春期だから?。。。

 

これが、非常に辛かった様子に感じられました。

 

私は、この時のその辛さを判断なしに、

受け止めることだけに専念しました。

 

周囲には周囲のそれぞれの想いがあるでしょう。

 

でもそれを彼女に頭で理解してもらう必要は、

ないと思いました。

そんなこと、聡明な彼女は知ってるのです。

 

でも体が、心がその時の状況の辛さを訴えている。

 

それを、どのように受け止め、抱きしめて解放していくか。

 

これが、ヨガセラピーの在り方では。

とNちゃんから学びました。

 

現在、Nちゃんは元気に受験生されてます。

 

将来の夢に向かって。

どんな選択されても、彼女は逞しく生きていかれると

思っています。

 

「またいつかお逢いしたいです。
その時は私の選んだ道を

ご報告できたらと思います。」

 

そんなメッセージを頂きました。

 

Keiko Kinoshita Yoga オフィシャルホームページ
http://www.keikokinoshitayoga.com