{24565336-22D7-4EB5-BBCD-5ED6E3BAEE9E:01}

原作 華藤えれな
作画 十月絵子
キャラコミックス
⭐️

マフィアの大幹部 × 陸軍少尉


ロミジュリ的仇同士
再会ラブ
マフィア
外国(ロシア)
監禁


十年前に学校を退学した
親友のエドアルド(攻)と
思っても見ない再会。
 陸軍の諜報課に所属する
イヴァン(受)か受けた
新しい任務は
振興マフィアのナンバー2の身辺調査。
 その男こそかつての親友エドアルド。
学生時代の友人の立場を使い
さりげなく再会を装い近づくイヴァンに
エドアルドはかつてと変わらない
柔らかな微笑みで喜んでくれる。
(本当に彼は変わってしまったのか?)
何も疑わぬかに見えた彼の
快い招きで彼の自宅を訪れた。
 しかしそれこそが罠。
イヴァンはエドアルドの手により監禁
逆に秘密を話すよう要求されるのだが…



絵が好きなタイプの絵ですね。
表紙惚れ。
キャラコミックスさんの装丁も
全体的広がりがあって美しいですね。

ロミオジュリエットのような
対立する関係の二人っていうのも
トキメキます。

ただ残念なのは
裏表紙の煽り文句でも
盛大にうたっていた
『監禁』
は、おきまりのイベントは
ありません
 というかこちらの作品は
Hシーンは
1箇所のみなので
ハードなものが
苦手な初々しい読者さんこそ
お勧めできる作品だと思います。
逆に百戦錬磨の読者さんは
度々肩透かしみたいなモノを
感じるかもしれませんよ。

ただ一つ好感が持てたのが
攻キャラの隠れヘタレっぷり。
こちらの作品は
1部  二人の再会と接近 ハッピーエンド
2部 踏み出す勇気とエドアルド組織の危機

構成なのですが、(かなりザックリ)

二人が両思いを確認しあってからの
エドアルドのキョドっぷりや
ブサイクなペットを飼ってる所とか
そのペットに好きな子の名前をつけちゃうとことか かなり可愛いヘタレっぷりです。
(DED LOCKの彼もそう言えばつけてましたっけ 笑)
そんなところが可愛くて
キュンキュンする作品ですよ。
書き下ろしの
O•ヘンリーばりの
『贈り物』短編も二人のスキが
伝わってきて良い作品です。

欲を言えば
ドラマチックな展開よお話なので
漫画より小説で読みたかった
と言う悩みです。



{44D9441B-5276-4831-8219-64B2CA5B90B0:01}

あおいれびん
ミリオンコミックス
⭐️


異国の実業家 × 小国の第二王子

異国ファンタジー
オークション事始
再会もの

閉鎖的な島国の
第二王子•グランドール(受)は、
外交の一環てわあるパーティーに
出席する。
 そのパーティーの主催者は
ミンシュア(攻)というアラブ人で、
グランドール化、幼い頃に宮殿で出会った少年によく似ていた。
 そんなパーティーの本当の目的を
知らないグランドールだったが、
日付かわ変わる頃
突然部屋にミンシュアが、
やってきて、
『最高額入札で
   私がキミを競り落とした』
 『私が払った代価は
    君の兄上の王位継承式の資金として
   利用される。』

初めて聞かされる真実。
そして無理やり体を奪われて



よく有るオークションネタ
と言わないで。
これは定番の萌え要素なんです。
ミンシュアも、
グランドールの境遇を知って
助ける?為にも
このオークションをコントロールし、
自ら落札したんですからね。
 もちろん、この機会に
一目惚れした王子を
ちゃっかりモノにするのは
出来るオトコの嗜みでしょうか。

 受のグランドール君も
ぽわ~んとして
最初は分かりづらかったですが
幼い頃に一度会った
不思議な風貌の少年に
実は心奪われていて
実は相思相愛の関係だったんですよね。

そこに王家や伝統各式が
相まって二人の明るい未来は…


ミリオンコミックスさんの
ジャケットは
いつも魅力的ですね。
画面いっぱい
はみ出るくらいの
極彩色で
目を奪われます。

あおいれびん先生も
決して緻密なイラストでは
ないんですが
不思議な色気のある
人物画を描いますね。






{A0769047-0BE4-4B39-AD74-F9FCDC177B64:01}

原作 岩本薫
作画 山田 シロ
ihr Hert Series

弟×兄

ヤクザ
禁忌
年下攻


藤代組の次男・柾(攻)は、
昔、兄・戒(受)が
組員に組み敷かれる姿をを目撃して
己の中にある欲情に気づいてしまった。
 己の邪な想いから逃げるように家を飛び出した。
 あれから7年、
全てを忘れて1人東京で暮らす柾の元に
一本の電話がー
『父が亡くなった』
戒への想いは断ち切ったはず
そう思って7年ぶりの
再開をはたした二人は!


やはり
岩本作品を
コミックで読むのは
勿体無い。

組の跡目問題や
戒の出生の秘密など
話をもりあけわる話題は
沢山あるし、
人物相関図も華やかで
戒を愛する若頭や
柾を7年間守ってきた
東京の先輩、黒田さん
などなど
魅力的なストーリーのふくらましが
小説だったら緻密に描かれるだろう。
コミックなので
全てがはしょられて
二人の関係だけに絞られて
薄~いストーリーになってしまっていた。
兄弟の禁忌的内容にしても
柾は戒と血のつながりがないという
事実を知った瞬間から
自信をつけて
戒にグイグイ、アピールしていき、
戒も満更じゃなく
実はズッーっと好きだった
と言う
禁忌でもなんでもないハッピーエンド。
ただこの二人に振り回されて
戒の恋人⁈のふりをさせられた
若頭の鬼嶋さんが
一番の被害者かも。
 
巻末に書き下ろしで
岩本先生本人の
その後のショートストーリーを
読んで改めて
この作品は
漫画じゃなく
小説版で
心の機微や情景を
じっくり読んでみたかったな、と
欲が出ました。