原作 華藤えれな
作画 十月絵子
キャラコミックス
⭐️
マフィアの大幹部 × 陸軍少尉
ロミジュリ的仇同士
再会ラブ
マフィア
外国(ロシア)
監禁
十年前に学校を退学した
親友のエドアルド(攻)と
思っても見ない再会。
陸軍の諜報課に所属する
イヴァン(受)か受けた
新しい任務は
振興マフィアのナンバー2の身辺調査。
その男こそかつての親友エドアルド。
学生時代の友人の立場を使い
さりげなく再会を装い近づくイヴァンに
エドアルドはかつてと変わらない
柔らかな微笑みで喜んでくれる。
(本当に彼は変わってしまったのか?)
何も疑わぬかに見えた彼の
快い招きで彼の自宅を訪れた。
しかしそれこそが罠。
イヴァンはエドアルドの手により監禁
逆に秘密を話すよう要求されるのだが…
絵が好きなタイプの絵ですね。
表紙惚れ。
キャラコミックスさんの装丁も
全体的広がりがあって美しいですね。
ロミオジュリエットのような
対立する関係の二人っていうのも
トキメキます。
ただ残念なのは
裏表紙の煽り文句でも
盛大にうたっていた
『監禁』
は、おきまりのイベントは
ありません
というかこちらの作品は
Hシーンは
1箇所のみなので
ハードなものが
苦手な初々しい読者さんこそ
お勧めできる作品だと思います。
逆に百戦錬磨の読者さんは
度々肩透かしみたいなモノを
感じるかもしれませんよ。
ただ一つ好感が持てたのが
攻キャラの隠れヘタレっぷり。
こちらの作品は
1部 二人の再会と接近 ハッピーエンド
2部 踏み出す勇気とエドアルド組織の危機
構成なのですが、(かなりザックリ)
二人が両思いを確認しあってからの
エドアルドのキョドっぷりや
ブサイクなペットを飼ってる所とか
そのペットに好きな子の名前をつけちゃうとことか かなり可愛いヘタレっぷりです。
(DED LOCKの彼もそう言えばつけてましたっけ 笑)
そんなところが可愛くて
キュンキュンする作品ですよ。
書き下ろしの
O•ヘンリーばりの
『贈り物』短編も二人のスキが
伝わってきて良い作品です。
欲を言えば
ドラマチックな展開よお話なので
漫画より小説で読みたかった
と言う悩みです。