BL読書感想文 -4ページ目
高月まつり
プリズム文庫
小緑
⭐️⭐️⭐️
養い子 ×養い親であり
魂管理局内では
上級天使 × 新人天使 の関係
天界より天使の里親を仰せつかい
一生を捧げてきた駿壱(受)
齢82となりいよいよお迎えの歳となった。
その人生の最後の瞬間
彼を迎えにきたのは
かつての養い子・由(攻)であった!
『魂管理局へようこそ、
新人局員の駿壱さん』
彼はそんな突拍子も無いことを告げた!
高月先生ワールド炸裂!
よくこんなファンタジー設定思い付いたよね!
感激!
天界の説明がとっても面白い
ファンタジーの世界じゃなくて
まさに魂管理局という[お役所]。
人の誕生を司る部署や
この世で成仏せずに、
幽霊と化した悪い魂を狩る部署など
いろんな部署の集合体で
役所内のサラリーマンみたいな
わちゃわちゃした世界観が
すごく良い。
その上、20代前半の頃の自分の肉体に
82歳で死んだ当時の精神が宿って
かつての養い子と
あんな事やこんな事をしちゃうという
チグハグさがツボなんですよね。
これは絶対シリーズ化してもらわないと。
由と駿壱の物語は
由の長年の片思い成就で
ひとまずエンドにして、
駿壱のその他の養い子達、
又、
魂管理局の局長と副局長の
あの中の良さは
絶対デキてると睨んでる私は
彼らアダルトなお話も待ってますよ。
久々設定で愉しませて頂いた作品でした。
その上小緑さんのイラストは
繊細で美麗
高階先生っぽい可愛いイケメンさが
作品の魅力をさらに引き立てて
くれてましたね。
高月先生も小緑先生も
これからずっと追っていきます。
犬飼のの
ホワイトハートX文庫
彩
⭐️⭐️⭐️⭐️
新興宗教団体幹部 ×神に愛される神子
シリーズ9作目
8作目までお読みの上ご覧ください
今回は
前作より始まった
新教祖選出式が
いよいよ始まります
まず
教祖候補たちによる演説
(そうなんだ 案外マトモで良かった ホッ)
(いきなり本番始まっちゃうのかと思って
ドキドキしてた💓)
そこでの常盤(攻)と葵の舌戦後での
ダメ押しの閨対決
(この作品の世界観知らない人が
ここだけ読んだら何のことかサッパだね)
この閨対決はもちろんナニの大きさ、持久力
とかじゃなくて
宗教団体・八十一鱗教団が崇める龍神を
降ろす儀式として憑代役の攻とその龍神が
気に入って抱きたい受け子が交わる
淫祀の儀式だからなんです
だから
龍神様が気にいる(つまり好みの)
若くて美麗な男の子を相手役に選んだ上で、
龍神様が憑代になりたい身体の男が
このら宗教団体の教祖にこそ
ふさわしい、
と言う考え方なんですよね。
ほんと 凄い淫靡な宗教団体ですね ゴクッ
今回教祖戦は
常盤が新教祖という事です
もちろんお相手は
若くてピチピチ薔(しょう 受)君です。
誰にも常盤様のお相手は致させませんよ。
そして教祖戦にピリオドが打たれます
一見落着
その上で
みんなが8巻末でヤキモキしていた
あの件も決着しますよ。
とにかく
『ほっ!』
です。
(犬飼先生ったら 無駄に心配させないでーもう)
が、真実を知った正直な感想です。
ほんと 先生は次巻を期待させる
手腕が凄い。
今作もラストやはり
犬飼先生のヤキモキさせるエンディングが!!
ほんと 常盤の身体どうなっちゃうの‼️
早く2人を幸せにしてあげてくださいねー
今回の彩先生の表紙のイラスト
とっても綺麗
(だけど8巻のラストの伏線ガラってので
えっ?もう生まれちゃったの)
って無駄に心配しちゃったのは
私だけっ?
谷崎泉
幻冬社コミックス
笠井あゆみ
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
実業家 × 教授
スパダリ攻
変人美人受
事件モノ
シリーズ2冊目
事件1つ1つは単独でも読めますが
2人の関係をより良く理解するためには
1冊目『スクランブルメソッド』を読後
ご覧くださいね。
若き実業家・音喜多(攻)かある日出会った
美貌の青年・久島(受)は、忘れられない
初恋の人にそっくりだった。
その日からあの手この手で
久島との距離を近づんと
甘い言葉やフットワークに貢ぎ物と
せっせと日参して
なんとかカラダの関係を許してもらえたのだが、
『何も過去を聞かないで』
と言う久島との約束が
この頃は辛くなってきて…
会えばセックスをして素直に乱れてくれるのに
久島が俺のことをどう思っているのか
不安で仕方がないこの頃
今日も懲りずに久島の元を訪れる音喜多に…
今回前回からの謎の1つ
*音喜多の初恋の人
こちらがコンプリートクリアします。
連続殺人犯の被害者として亡くなっていたとは
ショッキングな初恋だったんですね。
よくネガティブな
屈折した大人にならなかったものです。
さらに前回からの謎のもう1つ
*久島がアメリカで巻き込まれた監禁事件
こちらについても久島本人が音喜多さんに
内容を教えています。
思えば、『何も聞かないで!』と言っていたのに
だいぶ久島さんも音喜多さんに
心を許してきていると言うか
懐かない野良猫ちゃんがやっと
手づからエサを食べてくれたような
懐きようがキュンキュン、
スパダリが美人受に翻弄されると言う関係は
なかなかに痛快!!
ホワイトハート文庫『闇夜に花嵐』の
高月×葉 この関係に当たるけど
本作の久島さんは、
葉のように意図して高月を翻弄する
と言うよりは
その奇人変人っぷりで
音喜多さんの事を
振り回しちゃってるところが
なんとも可愛いですね。
何で 何で、
どうして?どうして?
ってすぐ問いかけ
グズる⁈ところなんか
音喜多さんじゃなくても
なんでも許してあげたくなっちゃいますよね。
2作目で思いのほか久島さんが
音喜多さんに懐いてきたみたいで
もう堕ちるのは時間の問題かな 笑
当然3冊目もあると信じて
首を長〜〜
くしてお待ちしております 先生。
笠井先生
今作も目元ほんのり赤く色っぽい
お二人の姿堪能させて頂きました。ペコっ

