BL読書感想文 -5ページ目
高月紅葉
ダリア文庫
笠井あゆみ
⭐️⭐️⭐️⭐️
生徒代表 × 副生徒代表
学園モノ
英国モノ
貴族階級
美人受
スパダリ
パブリックスクールの副代表のローレンス(受)は、
その優美な美しさで
高値の華として
学園中の誰もが
憧れる存在。
ある日、欲望をこじらせた同級生の罠にはまり
学園の秘密クラブ主催の
『処女オークション』にかけられる事に!
そのオークションで彼を落札したのは
反目する生徒代表のロチェスター(攻)だった。
実は反目する間柄には
2人の幼い頃の些細なケンカがこじれていて
それもローレンスからロチェスターへの
憧れの裏返しであり、
今更素直に歩み寄れない
溝が2人にはできていたのだった。
そんな間柄でローレンスは秘密クラブの
皆の前でロチェスターに抱かれる中で…
腐女子の大好物
英国モノ
パブリックスクールの閉鎖空間
貴族モノ
てんこ盛りの作品
嫌いな訳ないじゃないですか ルル…
その上
『秘密クラブ』とか『オークション』
などのドキドキイベントもあって
まさにパブリックスクールのフルコンプ。
その上
攻がスパダリで受にジェトルマンで甘々。
パブリックスクールものといえば
有名なアル作品が頭に浮かびますが
2つの作品に共通の
未来を見据えた
末長い幸せの完成形。
ファンタジーだけど少しリアルなハッピーエンドが
乙女心をくすぐる作品です。
それに大好きな笠井先生のイラストも◯。
いつも通り色っぽい目もとです。
一番の強敵は
肌色多めな色っぽい笠井先生の表紙を
レジに持ち込む事。
ガンバレ!
エナリユウ
クロスノベルズ
雪路凹子
⭐️
初恋の人の子(消防士) × 弁護士
年の差(年下攻)
どちらも腹黒
20年愛
素直になれない受
押し攻
コスプレイ有
榛名(受)が、
友人の借金を肩代わりして
おまけに
マンションに一緒に住まわせるなんて
お人好しすぎる事をした訳は、
会わない間もずっと
捨てられなかった彼への想いの
せいだった。
彼が連れていた6歳の男の子・涼一(攻)の
榛名を見上げる強い目は大嫌いだった
あの女と同じ目をしていたのに、
刻は流れ
友人が亡くなり
2人だけの生活を続けていた
ある日
高校生になった涼一に
同僚とのキスを見られてから
ギクシャクし出して
家族ごっこにもヒビが入ってきて…
改めて言いますが
超年の差カプの
攻は年下君の方ですよ。
血は繋がっていないとはいえ
養子縁組もして
戸籍上は親子となった2人の
子×父カプです。
涼一くんが6歳で出会ってから
28歳までの年月が描かれですが
ほぼ年下の涼一君が
ベッドでは主導権握ってます。笑
ベッドそとでは年上権限で
榛名さんが偉そうにしていても
恋愛処女の榛名さんは
言いくるめさせられて
涼一君の手の中で
コロコロされちゃってます。
このギャップと
必死に強がる受の健気さ
親子の背徳感とか
大好物のはずなんだけども
絵が…私の好みに合いませんでした。
目が大きすぎて怖い、
あくまで私の好みですけど
改めて挿絵の大事さを痛感しました、
挿絵は妄想の扉の番人🚪です。
ごとうしのぶ
角川書店
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
悠々自適な御曹司 × ピュアな庶民 音大助手
スパダリ、完全無欠攻
クラシック業界、音大
BL界の金字塔・『タクミくんシリーズ』
スピンオフ作品の3作品目
タクミくんシリーズご存知の方に
お読みいただきたい作品です。
大きく分けて
2つのお話
1つ目は
『突然の別れから時を経て再会した2人の話』
と
『それから10年後の2人の同棲生活』
ギイ(攻)とタクミ(受)くん
2人の再会のお話は
先生から
長年のファンへの
愛ある返歌と思って
拝読しました。
何年か前より突然の
シリーズ終了は
大きな波紋を皆に与えました。
ギイが何も告げずに
タクミくんの前から去ったように
先生もファンの前から
突然にいなくなった印象を与えました。
その突然の喪失感は
ファンの人々による
2次元作などを生み出したが
やはり公式の先生の見解を知りたいと
思っていた方は多数おられたと思います。
その答えがこの作品として
形を得たと思いました。
『崎義一の優雅〜』シリーズの
少し生意気にもなったタクミくんの姿は
これで3作目ですが
やはり久しぶりに描かれた
自信無げで
少し後ろ向きな
可愛い
ウジウジ
タクミくんに
今作で再会できて
感無量でした。
ギイとの再会の瞬間も突然で
あの別れの時の韻を踏んでるような
余韻でした。
また、2作目の10年後の作品では
2人が
高校生活と変わらず
いろんな人々を巻き込み
巻き込まれて過ごす
賑やかな日常が描かれてます。
懐かしの九鬼島が舞台なんですよー
そ・し・て
今回シリーズ中の人気キャラが
登場しますよ。
(さあ 誰なんでょ。
買って読んでくださいね。)
なんと今回のお話は今巻で
終わらない模様。
まさかの次回に続きそうな
終わり方なんですね。
それも懐かしのあの方やあの方が
登場して
一気に賑やかに
華やかに
なりそうな予感ですね。
はあ、
早く次が読みたいよー

