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ギルドプレジャー  作
咎井 淳 作画
ビーボーキコミックスデラックス

⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️


連続殺人犯 ?  × 精神科医
*上部の?は、
相手が本当にこの人?という意味の?です。
犯人じゃないよ!の意味ではありません。
でも、本の帯(公式)は、上カプ表記に
なってたのですけど
本当にこのカプなの?

事件モノ
アダルト
痛いの有


既刊1〜2巻読んでからこちらをお読みくださいね。

その深い犯罪心理学への
知識から
ある成人男性連続殺人事件の
捜査への協力を求められた
浅野克哉(受)。
 なかなかしっぽをつかませない
頭のいい犯人を誘き出すための
ワナを仕掛けて!!

引き込まれるストーリーテーリング!
洋物のBLは、
話が緻密で引き込まれる率が高いが
こちらの作品も御多分にもれず、凄い。
又作画のチェンさんのイラストも
お話の暗い重い雰囲気にあってます。
よくあるBLコミックだと、
女の人の身体に男の顔が乗ってる
イラストが多い中、
ちゃんと男の人の肉体が描かれていて
素晴らしいの一言です。

さて、今回のお話は
1〜2巻読まれてるからは
お気づきのように
1巻の時系列から遡った過去のお話になります。
単純に時系列で並べると
3巻 →1巻→2巻になります。
こう行った凝った構成も
惹きつけられました。

単純に、時系列に並べてお話が
進んだだけでは
ここまで続きが気になるほどの
大反響作品にはならなかったんじゃ無いかな?
と思います。
特に1巻、2巻の構成順は
時系列が逆だったからこその
ドッキリが最高に活かされていて
読んでるこっちがドキドキ
させられます。

一口に
犯罪モノといっても
恋愛モノ
ディテクティブモノ
色々あるけど
こういう凝った構成が、
ジャンルを、超えた凄味に
繋がってるんだろうな、と
勉強になります。

本当に早く続きが読みたい
頼みます、先生。
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夜乃すてら
一迅社
イクヤス

BL展開特にはないのですが
感情のベクトルの向きで判断すれば
守護騎士 ×主人 

現代の若者が事故にあって死んだのと引き換えに
パラレルワールド(ファンタジー世界)に飛ばされ
そのお話の世界の悪役ヴィオラント(受)に魂がすり替わるお話。
  
 天然頑張り屋な受
熱血攻
西洋風ファンタジー
ケモ耳獣人あり魔法有り

現代っ子がすり替わった世界は
彼が好きだった漫画の世界。
なのになんの因果か
主人公と敵対する悪名高いレッツェルハイン一族側の人間にすり替わってしまっていた!
 それも不憫な事に悪名高いのは父と兄だけ、
本人は非力で一族でも居場所がない
目立たない窓際の存在。
 しかし持ち前の優しさと現世の知識で
勇気を持って不遇な環境から飛び出していく
ヴィオラントと彼の忠実なる守護騎士レジオン(攻)の暮らし。


はじめに
BL要素起こりません。
そこをご了承の上購入 お読みくださいね、
どちらかというと
ヴィオラントは天然っ子なので
ボーイズラブの存在自体知らないので
彼のそばに仕えるレジオンが
勝手にいつも萌えてオタオタしちゃってる
感じですね。
BLを読むという感覚より
ライトノベルのパラレルワールドものを
読む感じでいてください。


さて、
大まかなストーリーの紹介は
悪役になっちゃった
基本善人な少年による奮闘記
と、言ったところでしょうか?

しかし、
ファンタジーの悪役が主人公という
折角の掴みが活かしきれていない。
  悪役の少年がどんなに悪名高くて
それに対して現代から来た少年が善人で…
みたいなギャップが欲しいのに
漫画『姫君は夜と踊る』
か誰も読んだ事のない架空の話なので
悪役=ほんとは善人
のギャップがこちら側に生まれづらいです、
いっそ有名なおとぎ話や神話・漫画を
オマージュした方が
最初から悪役への先入観とのギャップが
楽しめるのではないか?

何にも知らない漫画の悪役という事だと
初めて読むこちらは
ただ唯良い子の主人公が
一生懸命頑張ってるお話、以上。
っていう感じで終わってます。

終わってると言えば
エンディングこれで良いの?
それとも続きが出るんだですか?
全く尻すぼみ
何が描きたかったのか
よく伝わりません。
特に最後のおまけページに
エンディング後の展開が描かれてますが
色々矛盾を感じてしまいました。
印象的にあっている登場人物同士が
再会してるのに
『はじめまして』
と名乗るなんて?

なんだか
後味の悪いのいうか
これで本当に良いの?
と不安になる作品でした。


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和泉桂
ガッシュ文庫
円陣闇丸
⭐️⭐️⭐️

⑴ 華族 × 芸者
     俺様攻  ツンツン受 年の差
     
⑵ 貴族同士  
    侍従関係  受主導  本命カプH無し  


嬉しい誤算
私のライフワーク読書
清閑寺シリーズのスピンオフ作!
レーベルをまたいで展開して頂けるとは
有り難い。どちらの作品も本編の
だいぶ前の時代の頃のお話。
清閑寺主要メンバーのお爺ちゃんがらみの
お話です。
(といってもお爺ちゃんは鬼籍に入っているので
本流作には登場してませんが、)

⑴の表題作は、
清閑寺シリーズの主メンバー達の
お爺ちゃんの隠し子が主人公な
お話

華族出身の実父に捨てられ
母と2人壮絶な貧乏暮らしの末に
母を亡くし、
父への復讐だけを糧に生きてした志季(受)
性別を偽り帝都で芸妓として父を探していた。
そんな彼の正体に気づき
父への復讐への協力と引き換えに
身体を要求してきた穂積(攻)という不遜な態度の美丈夫との関係は⁈
  
   自信満々のモテ男の穂積が受に一目惚れして
取り敢えず手元に囲い込んでアレコレ
なのはよくあるBLネタなんだけど
和泉先生特有の古風で情緒的表現が
しっとりと艶っぽいお話。
何より普段クールそうな穂積が
閨ではかなりの言葉責め派だったとは
主人公じゃなくても、読んでるコッチが赤面してしまいそうです。

⑵は、嬉しいおまけ
(私にとってはコッチがメイン作品でした。)
主役は清閑寺シリーズの主メンバーのお爺ちゃん
ドンピシャ‼︎
その名は貴久さま‼︎(受)
清閑寺シリーズでのオムニバスに登場した時の
鮮やかな余韻が心地良すぎて
もっと詳しく彼のことを知りたい
と思っていただけに
ガッシュ文庫で彼の事を主役で
読めるなんて感激です。
 私の大好物な主導型受
淫蕩で女王様で
自らの意志で男達を翻弄し
破滅させる危険な華。
清閑寺シリーズのあの美しき
男たちの祖先に相応し過ぎるほど
相応しいお方ですわ。
そんな破滅的美を付か頭痛適度な距離を持って
護り敬愛する嵯峨野(攻的立場)
江戸時代から明治時代と
かなり永い2人の関係を
貴久さまの一生の流れに合わせて
描かれています。
今作を読んでますます貴久さまが
好きになりました。