{6F3951D1-DEFB-467F-A71F-55207A61E381}

有沢真由
日本ラブストーリー大賞シリーズ
あおいれびん
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️


注 BLジャンル本ではありません

歴史モノ
Hシーン無し

信長 × 小姓

注 )何人か小姓は出てきますが
信長×蘭丸一択のファンの方は
回れ右して下さい。
むしろ蘭丸は当て馬にすぎませんので
悪しからず。

天下の風雲児・織田信長(攻)を取り巻く
才色兼備な
お小姓たち。
その美貌を見初められて
低き出生から上り詰め
信長の側に仕える事となった竹(受)。
殿からの寵愛
他の小姓たちへの嫉妬
戦乱の世に
翻弄される若者たちの
命の一瞬の輝きと
恋乱れる炎の赤き情熱の日々。

歴女必見‼︎
噂には聞いていた信長本。
どうせ どこぞの2次元本や薄い本と
おんなじでしょ
、と読み進めると
その深さにビックリ‼️ 
公式としてもさもらありなん、
なシナリオ。
知略家な信長ならこう考えたかも?
秀吉のズル賢さ
光秀の生真面目でナイーブな性格
蘭丸と信長の関係を違った角度で
推察してみた作者の意思。
又、登場人物がみんな実在の人物ならだけに
より公式伝記っぽいリアルさが
あります。
もちろん、『信長公記』参考文献にしている事は、大きいんでしょうけどね。

 ただ、残念なのは
作品の唐突なラスト
枚数制限なのでしょうか?
誰もが知る史実をあえて
クドクド書きしるさない作者の配慮でしょうか?

後者だとしたら
あまりに思慮に欠ける
不親切なエンディングだと思いました。
フィクションだから出来る
思い切った描き方があると思います。

信長の思いとその後の行動。
信長の言葉を受けての蘭丸の
その後の心境の変化は?
どう行動したか?
本能寺での出来事を聞いた竹の行動は?

フィクションだからこそ
語られるべき
それぞれの心境、行動が見たかったのに、

しかし、そうであっても
当時アマチュアだった方が
書いた本とは思えない
素晴らしい作品だと思いましたので
⭐️5つ



{BDD89F91-82D4-40AE-96E0-613CA184017D}

谷崎 泉
幻冬社コミックス 
笠井あゆみ
変形文庫
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️


イケメン青年実業家 ×変人教授(犯罪心理学者)

事件モノ
変人受
リッチ攻


甘い恋を諦めていた音喜多(攻)は、
ある日ストンっと恋に落ちていた。

 懐かしい人に瓜二つの美しい顔と
何処も捉えどころのない摩訶不思議な
魅力的な青年・久嶋(受)。
全てを手に入れたパーフェクトな自分にも
捕まえることのできない
危うさと守りたくなる幼さをも
合せ持つ不思議な青年。

 捉えどころのない彼を追って
彼の素性を知った音喜多は計らずも
久嶋とともに事件に巻き込まれていく…


やった!
久々 楽しみなシリーズ?発見
ストーリーテラーの谷崎先生なので
多くの謎を残して
今後も活躍が期待される
カップルじゃないかと
シリーズ化を信じて待ちます。
お願いしますよ
見城さん‼︎

変人受け
いーじゃないですか‼︎
何処かぽやっとして
自分の研究以外からっきし駄目で
その上
甘いものには目がない偏食家

そんな彼に惚れ抜いて
持てる財力全てを使って
彼を喜ばせたいと
奮起し、振り回されている
パーフェクトマンの攻様

魅力的なキャラ設定ですね。
 これがBLじゃなくて
腐れ縁な学生時代からな友人
とかの設定なら
映画やドラマシリーズなどの
映像化を可能なほど
楽しい作品だと思いました。 

そしてそう妄想しちゃうほど
本編2人のHシーンは
少なめなんですよ 笑

でも そんなの気にならないくらい
2人のキャラが魅力的で
会話を読んでるだけで
楽しくなる作品です。


又、笠井先生のイラストが
目元がほんのり赤くて色っぽいです。






{9173300B-890F-4425-8834-97F586099E39}

吉原理恵子
キャラ文庫
円陣闇丸
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️


カリスマモデル兄 × 純真無垢な努力家高校生弟

シリーズ11作目
  前作までをお読みの上でお立ち寄りくださいませ


禁忌  近親相姦 兄弟
モデル業界
天然純粋受


箱入り弟・尚人君(受)が、
雅紀さん(攻)の知り合いの頼みで
初めてのバイトに挑戦の巻。
  雅紀さんの恩人であるモデルの先輩・加賀美
から頼まれて海外ブランドの関係者との
通訳をする事になった尚人。
  海外ブランドの関係者達との新しい出会いと
尚人のほんの少し頼もしいお仕事姿が
モデル業界の裏側を紹介しながら
描かれてます。

今回も懐かしい吉原節が炸裂してます。
ため息のバリエーション表現だけでも
その片鱗が見えます。
   ひっそりと、
   どっぷり
   どんよりと、
うわ〜懐かしい吉原節。

 笑うときだって
【うっそり】と笑う雅紀さん
懐かしい音の響き 笑

さて、
今回も偏った巻
なので
尚人君の学友ファン
篠宮家従兄弟のファン
の方々は登場がなくさみしい巻かも。

そのかわり
タカ&ショウのマニアックなファンの方、
どうぞたっぷりお楽しみくださいね。
たくさん喋ってます 笑

又、新しい登場人物も出てきます。
尚人がインタビュー通訳した
海外ブランドの関係者達。

  どんな人物にも手を抜かない吉原先生なので
この方々が今後どこまで
主要登場人物になるのか今の時点では
はっきりしませんが
篠宮家との鏡(対)のような家族関係が、
今後の篠宮家の未来の形として
関連していくのでは!
っと勝手に深読みしてます。

今回のでは尚人君のバイト体験は
尚人君を籠の鳥として
腕の中に庇護し続けたい雅紀さんに
とっても貴重な
成長体験になったみたいですね 笑
 あんまり締め付け過ぎて
嫌われないように必死に
耐えてる雅紀さんが可愛いです。
そして、そんな兄の様子に気がつき
お礼と気遣いの出来る尚人君は
ホント出来る子‼︎


早く続きが知りたいです。
先生

そしてユアン達は
これからも尚人君たちの
キーマンになるんでしょうか?