和泉桂
ガッシュ文庫
円陣闇丸
⭐️⭐️⭐️
⑴ 華族 × 芸者
俺様攻 ツンツン受 年の差
⑵ 貴族同士
侍従関係 受主導 本命カプH無し
嬉しい誤算
私のライフワーク読書
清閑寺シリーズのスピンオフ作!
レーベルをまたいで展開して頂けるとは
有り難い。どちらの作品も本編の
だいぶ前の時代の頃のお話。
清閑寺主要メンバーのお爺ちゃんがらみの
お話です。
(といってもお爺ちゃんは鬼籍に入っているので
本流作には登場してませんが、)
⑴の表題作は、
清閑寺シリーズの主メンバー達の
お爺ちゃんの隠し子が主人公な
お話
華族出身の実父に捨てられ
母と2人壮絶な貧乏暮らしの末に
母を亡くし、
父への復讐だけを糧に生きてした志季(受)
性別を偽り帝都で芸妓として父を探していた。
そんな彼の正体に気づき
父への復讐への協力と引き換えに
身体を要求してきた穂積(攻)という不遜な態度の美丈夫との関係は⁈
自信満々のモテ男の穂積が受に一目惚れして
取り敢えず手元に囲い込んでアレコレ
なのはよくあるBLネタなんだけど
和泉先生特有の古風で情緒的表現が
しっとりと艶っぽいお話。
何より普段クールそうな穂積が
閨ではかなりの言葉責め派だったとは
主人公じゃなくても、読んでるコッチが赤面してしまいそうです。
⑵は、嬉しいおまけ
(私にとってはコッチがメイン作品でした。)
主役は清閑寺シリーズの主メンバーのお爺ちゃん
ドンピシャ‼︎
その名は貴久さま‼︎(受)
清閑寺シリーズでのオムニバスに登場した時の
鮮やかな余韻が心地良すぎて
もっと詳しく彼のことを知りたい
と思っていただけに
ガッシュ文庫で彼の事を主役で
読めるなんて感激です。
私の大好物な主導型受
淫蕩で女王様で
自らの意志で男達を翻弄し
破滅させる危険な華。
清閑寺シリーズのあの美しき
男たちの祖先に相応し過ぎるほど
相応しいお方ですわ。
そんな破滅的美を付か頭痛適度な距離を持って
護り敬愛する嵯峨野(攻的立場)
江戸時代から明治時代と
かなり永い2人の関係を
貴久さまの一生の流れに合わせて
描かれています。
今作を読んでますます貴久さまが
好きになりました。