抗癌剤治療の経過報告(その1) | スキルス胃癌と生きる

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 この週末は「困った時の神頼み」として、土曜日は行田市の「行田八幡神社」に祈願をお願いしてきました。

 特別予約はしなかったのですが、飛び込みで3年分の特別祈願をお願いし、終わったところで少し変わった祈願を12日間続けるように指示があり、まじめに聞いてまいりました。

 ついでに忍城跡にも立ち寄りましたが、お昼に名物の「うどん」を食べたかったのですが、遅かったのでお店が閉まっていました。(残念)

 

 日曜は迷子になりながら、小岩の「江戸川不動尊 唐泉寺」に行ってきました。「ハーレー(バイク)のあるお寺さんです。」

 川沿いの小さなお寺さんでしたが、今朝の勤行で護摩の焚き上げをするそうで、後日お札を送付してくれます。

 

 後は鎌倉の上行寺と、御嶽山でも気分転換を兼て行ってみようと思っています。

 

 経過報告ですが、最初の抗癌剤治療から1週間が過ぎて、明日2回目の点滴を行う予定です。

 

 以前のTS-1の時には、最初から食欲不振や吐き気に苦しみましたが、点滴で入れたおかげか最初の2日間は全身に倦怠感があり、少しつらかったのですが徐々に消えて、3日目からは食欲も少しづつ回復したので、1日4食を目途に食事ができるようになりました。

 

 一時期は58キロまで減った体重も、今朝の状態では60キロまで戻っており、思ったよりも体への負担は軽いようです。

 

 これから長く続きますし、効果があったかはわかりませんが、今後の経過を報告させていただきます。

 

 医者から「髪の毛はなくなるよ!!」と再三脅かされているので、指示通りに長髪だった髪の毛を「バッサリ!!」、スポーツ刈りの様に刈り上げて短くしました。

 金曜日に切ったのだけど家内が不満そうで、「真っ白だから染めたら!!」とアドバイスするので、土曜日に少し染めたのですが、短い髪は染まらないので「天辺だけグレー」になって、これも気に入らない様で、「かつら買いに行く!!」と言い出す始末、「まだ抜けてないからいいよ。」と先行きが心配です。

 

 中学1年の時に半年だけ「坊主頭」になって以来、こんなに短くしたので、髪の毛をかき上げようとすると「無い」のには、まだ違和感がありますが、これから暑くなるので良いでしょう。

 普段はバンダナでも巻いていようかな??

 

 余談になりますが、私の手術を行った病院は「地域の拠点となる特定機能病院」で、年間200症例以上の「がん手術」を行っていることが報告されており、ある程度は実績のある病院だと思ったのです。

 今回の再発を通して考えてみると、2014年度の胃癌のガイドラインに示されていた「腹腔内化学療法」は行っていませんでしたし、もっと古い標準治療を外科的に行っていたことが判明しました。

 確かに腫瘍関係に特化した外科ではなく、一般の消化器専門の外科では「化学療法」との連携はなく、切って取ったらおしまいという外科的な発想で手術がされていたようです。

 後悔は先に立ちませんが、手術の後処理まで知識を持った医者にかからないと、リスクは大きくなると思います。

 

 今でも担当医の「最期の言葉」が記憶に残っていて、それは「もう外科では何もできないから。」って言葉でした。

 やっぱり出来の悪い医者だったなと思い返すのですが、病院としての治療計画ではなく、自分の視点と立場でしか治療を考えていないのは明らかで、「余命は半年ですね。」なんて言い切る時点で、医者として失格なのではないでしょうか。(ヒポクラテスの誓いの像がある、医学部の卒業生なのにね。)

 

 手術の後で、自分のお腹の縫合跡を眺めて、「こいつ下手だな、私の方がまだましだ。」と、思わず家族の前で言葉にしてしまいました。

 患者としての判断を適切に行えるように、情報と適切な治療方針を立てられる医師のいる病院を選択し、専門でない外科医であれば「腫瘍内科」などと連携するなりして治療出来なければ、早期に転科して治療を継続する必要があったと思っています。

 

 知識のない石頭の外科医にかかると、治る病気も治らなくなるので注意が必要ですね。(一般論です)