再発の経過報告(その2) | スキルス胃癌と生きる

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 昨日から温かくなりましたが、花曇りというのか少し雲がかかって、スカッとした天気ではないですね。

 

 月曜日に再発を告げられ動揺しましたが、火曜日は以前から仲間との約束があったので、1日ゴルフをしていました。

 山岳コースは雨の前なのですごい霧の中のでのスタートになり、まるで私の頭の中のようでした。

 「これからどうする」「治療方針は」「余命は」と、悩みながらのゴルフだし、コースも前が見えないので「あっちだろう!」って、感を信じて打つ状態で前半は散々なスコアでした。

 

 自分の中で少しづつ答えを導き出す中で、「病と心の安定」でも書いたのですが、私は後ろを見るタイプではなく、何が出来るかを考えるタイプですのでこれからの生き方を考えていて、ある程度思いが固まったので、後半は普段のスコアで回れました。(霧も晴れたので)

 

 再発したと言っても、仕事しながらゴルフで18ホール回る体力があるのですから、どんな治療でも耐えられると考えました。

 前向きに治療に取り組むことで、残された時間をどう使うかを考えることにしました。

 でも仕事を辞めて、念願だったローマの休日と地中海クルーズなんてことも考えましたが、全くその気にならない自分が居ました。

 

 治療の方向については家内と何度も相談し、学会のガイドラインも読んで、これを最低基準に他に有効な先端医療を探し、挑戦してみることで治療の方向を確認しました。

 

 仕事については、昨日上司である学長に再発を告げて、治療しないと余命は6~12月になるので、治療を行うことにするけど、最長でも5年が目安になるので、仕事が出来るのは1年半程度と考えて欲しいと説明しました。

 彼は腰を抜かしたようにい驚いて、いきなり「お前が辞めるのなら、俺の任期も1年半だから一緒に辞めるわ。」と言い出す始末で、困ったものです。

 

 これまでも何度か書いたことなのですが、病気に立ち向かう時に治療による延命だけが目的だと辛いのですが、ほかに明確な目的があれば耐えることが出来ます。

 

 仕事もそうですが、孫が小学校に上がり、その成長を見守るためにも元気でいたいですし、息子の将来も気になります。

 

 何といっても家内を一人にするのは、まだまだ早すぎます。一緒にやりたいことが沢山あるので、治療が一区切りするまで働いて、少しでも長く一緒に過ごしたいと願っています。

 

 66歳で癌で亡くなった母の、最期の言葉を思い出してしまいます。

 「私はまだまだやりたいことがあったのに。」でした、私はそうならないように治療して、両親よりも1日でも長く生きて夢を叶えたいと考えています。

 それにはまず、体力を蓄えないといけません。頑張ろう!!