今日は一段と暖かくなり、春の陽気になりました。
服装が軽くなると、気持ちも軽くなりますが、私は風邪のせいで体調は今一なのです、他にも憂鬱な理由があります。
1つ目として、今日は午後から今年になって「脳溢血」え倒れた部下のお見舞いに行くのですが、順調に回復してはいますが、社会復帰には時間がかかりそうです。
最近の業界の動きの資料を持って、リハビリの一助となるよう話をしようと思っています。
2つ目は少しきな臭いのですが、最近の霞が関の動きの中で「EBPM」って言葉が使われています。
英語の「Evidence-Based Policy Making」を略したものですが、「証拠に基づく政策立案」と訳されています。
これまでのデータに基づいて、新たな政策について検討するための部門を設けるようですが、そのこと自体は大変良いことなのですが、
ふと思うのは、これまでは何に基づいて政策を決定していたのでしょう??
証拠(データ)のない=感覚的・情緒的・圧力=忖度・・・だったので、合理的な判断基準を設けるということかな??
泥縄とはいえ結構な事とは思いますが、最近では「裁量労働制」の法案のデータに信憑性が無くて「廃案」になった某省のデータのように、使う人が都合よくしてしまうのでは意味を成しませんし、過去にも同じところで、「特殊出生率」なんてデータを作って何十年も「人口は減らない。」って、主張を繰り返して年金政策を破たんさせたり。
実際は調査機関がデータを作っているのですが、そのまま納品できるのではなく、意図に基づくバイアスがかかることもあります。
根拠に基づいて「未来予想図」が描ければ、「予想:予測」ではないことになりますが、少し夢に欠ける様にも思えます。
どうなるにしても、意思決定者である「国会」の方々の仕事について、「EBPM」を導入し、調べた証拠に基づいて行動していただきたいものです。
タブロイド紙の記事を根拠に、「リベラル」と言われる方々が国の政策を議論しているのですから、本質的な議案の内容に「明確な根拠」が付けられて、これからは「忖度」「首相案件」なんて言葉が無くなることを期待します。
これも消すことになりそうですね。(来週かな??)