歯科医師・美女製造プロデューサーの
小川恵子です
大人の食いしばりについて書きましたが
それでは、最近の子供たちはいかがでしょう？
「口を閉じなさいいいいい！！！！！！！！」
と、怒ってる親を見かけなくなった気がします。
もしかしたら、自分が言われて嫌だったというのもあるでしょう。
そして今は、マスクをしていることが多いので、
自分の子供が、マスクの中で、口を閉じているのか開いているのかすら知らない・・・
という悲しい状況でしょう。。。
口を閉じなさいを言われないことと、
マスク生活の長期化により、
口が、ぽかんと開いてる子が増えているのです。
そのほか、
・歯の大きさに対して、顎の骨が小さいので、口が閉じきらない
・鼻炎で鼻が詰まっている
など、原因はいくつかあります。
これらの原因については、
卵が先かニワトリが先かという問題と似ているところがあり、
きちんと口を閉じないからそれらが起きている、とも言える部分もあります。
口がぽかんと開いている状態になるとどんなことが起きるでしょう。
1、しっかりぶくぶくうがいができない
口が閉じきらないので、口の中に水を溜め込むことができません。
しっかりとしたぶくぶくうがいができないことで、
歯の表面の汚れも落ちにくくなり、
虫歯や歯周病の原因となります。
2、滑舌が悪い
口がぽかんと開いたままだと、
口周りの筋肉が発達しなくなります。
結果的に、口をきちんと動かすことができなくなり、
きちんとした話し方ができなくなり、
滑舌も悪くなります。
3、歯並びが悪くなる
何気に、出っ歯の子たちが増えていることに
お気づきでしょうか？
現代人は、顎が小さくなり、歯が大きくなってきているので、
歯が並び切らず、歯並びが悪くなることが多くなってきています。
本来であれば、
成長期に、
顎をしっかり使って食事をすることと、
口の周りの筋肉を鍛えてあげることで、
ある程度、綺麗な歯並びにすることが可能です。
ところが、口がぽかんと空いていることで、
歯は、前方へ傾斜してしまい、
結果的に、出っ歯になったり、歯並びが悪くなったりします。
このように、
口がぽかんと開いた状態だと、
口周りの機能が低下してしまうだけでなく、
大人になってから、
口もとがだらしなくなる見えてしまう風貌になる。
美しいEラインが保てなくなる。
といったことが予想されてしまいます。
※ Eラインとは、鼻と口を結んだ線より、唇が突出していない状態です
口唇を閉じていても、
上下の歯は、カチンと、噛まずに、
上の歯と下の歯に隙間が開いている。
という状態が、正常な状態です。
自分の子供を、美男美女に育てたいなら
お子さんの口もとを注意して見てみましょう。
※ マスクをした状態で、必ず、口を閉じなさい！ということではありません。
マスクをしている中で、口を閉じてしまうと、酸欠になる場合があります。
成長期のお子さんには、マスクが外せる環境を作ってあげることを心がけてあげてください。