TRX工房

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TS-830の修理を承ります。

芋ハンダが多い9R59DSを入手しました。ボリュームは不良だったので交換して

 

ところが音が出ない。メカニカルフィルターが不良だったので複同調型にしました。

トランジスタのIFTを利用してプリント基板を写真のように改造。

赤矢印が 10PFのディップマイカ、白色は、カット部分、赤丸は半田部分です。

RFゲインは改善。6BZ6にRF増幅管に交換

かなり古い9R59の修理依頼がありました。

受信ができません。ブーンというハム音が聞こえるだけです。

ボリュームのガリも酷いです。

 

修理状況

1 バンドスイッチを数回まわした結果受信音が聞こえてきました。接触不良が疑われたので接点洗浄剤で汚れを落とした結果、受信できるようになりました。

2 Cバンドが受信できません。

オシロスコープで局部発振を見て見たところ発振していません。

コイルパックのパディングコンデンサの不良を疑って交換した結果、全バンド受信できるようになりました。

 

全体的に芋半田が多かったので再半田。さらに高圧ブロックコンデンサは交換、オイルコンデンサ、ペーパーコンデンサも一緒に交換しました。

修理依頼でTS -311の修理依頼を受けました。

受信は、問題ありませんでしたがキャリア出力がありません。

各部の電圧は、問題ありません。

キャリアを生成しているジェネレータ基板の2SC460の不良でした。このトランジスターは交換した方が

結果的に修理が早くなるかもしれません。

ヤフオクで落札した9R59D程度は、非常に良いのですが7MHzバンド(Cバンド)が受信できません。

まず、抵抗、コンデンサを全部交換しました。抵抗はソリッド抵抗ですのでほとんど高抵抗値になっています。

ハンダも芋がところどころ見られましたのでやり直し。その後、調整は問題なかったのですがCバンドだけが受信できません。

コイルパックのコンデンサも交換しいるのであとは、断線かと思い、拡大鏡をつけながら見たところ、ありました。

コイルパック内で断線。再半田をして無事に信号が出力されて受信できるようになりました。

当初は、キャリア漏れを疑って7360を抜いてみましたが、やはりキャリアが出てしまいます。

バンドを切り替えてもキャリアが出るし、キャリボリュームは絞っても出ます。

中和かと思い取り直そうと思いましたが中和そのものが取れない。

 

ということはそれより前段ということで6AH6を抜くと出ない。

受信管が送信時にカットオフされていないと考えて電圧測定してみましたが、問題なし。

数日おいてもう1度 受信管のV202の1ピンを測定すると送信時プラスになる。本来ならばマイナス90V。

V203の7ピンも同様である。

カットオフにならない理由がわからない。そもそもなぜグリット電位がプラスになるのかもわからない。

リレーの接点洗浄して導通をチェックしたところ問題なし。

 

ケースを縦にしたり横にしたり振動が与えられたのか 益々ピン1の電圧は送信時プラス22 Vにもなる。回路図を見て

さらにFBの無線仲間からアドバイスをもらい、BPFに使用されているセラミックトリマーの不良ではないかとの指摘。

試しにこのセラミックトリマーを回すと直った。

 

あとはコイルパックの調整をして無事200W確保、受信も問題なく完了。

 

数日かかった修理でしたがFBの無線機レストアグループにはお礼致します。

TS-830S バンドによってディスプレイが表示しない

当初は、カウンターのコネクターのハンダ不良を疑いましたが、RF基板のコネクターの半田クラックでした。

矢印で示した部分を再半田したところ直りました。

半田クラックとカップリングジョイントの破損、高圧ブロックコンデンサの不良が多いですね。

TS-830V 修理依頼の一台

終段のソケット ハンダクラック

整流回路のアース線の芋はんだ。

カップリングジョイント破損

driver管不良

IF基板 送信ミキサー Q28の不良。

これらの不良で送信時、一旦最大パワーになるものの徐々に下がってしまう。バンドによって同じくパワーが上がったり、下がったり、プレート同調位置がずれたりとてこづりました。

修理依頼のT S -830ですが バンドスイッチが空回りしてしまいます。これはかップリングジョイントの破損です。

いつものように交換して総合調整して修理完了。

高圧ブロックコンデンサもパンク寸前でしたので交換しました。

 

TS-830  IPメーターが振り切れるという修理依頼。
終段に中国製の粗悪な6146Bを使用してそれに合わせるように改造。結果的にカソード抵抗が焼き切れていたのでRCA製の6146Bをクラシックコンポーネントで購入して交換し、改造部分は元に戻して
修理完了。
カップリングジョイント破損、高圧ブロックコンデンサ破裂があったので交換しました。