当初は、キャリア漏れを疑って7360を抜いてみましたが、やはりキャリアが出てしまいます。
バンドを切り替えてもキャリアが出るし、キャリボリュームは絞っても出ます。
中和かと思い取り直そうと思いましたが中和そのものが取れない。
ということはそれより前段ということで6AH6を抜くと出ない。
受信管が送信時にカットオフされていないと考えて電圧測定してみましたが、問題なし。
数日おいてもう1度 受信管のV202の1ピンを測定すると送信時プラスになる。本来ならばマイナス90V。
V203の7ピンも同様である。
カットオフにならない理由がわからない。そもそもなぜグリット電位がプラスになるのかもわからない。
リレーの接点洗浄して導通をチェックしたところ問題なし。
ケースを縦にしたり横にしたり振動が与えられたのか 益々ピン1の電圧は送信時プラス22 Vにもなる。回路図を見て
さらにFBの無線仲間からアドバイスをもらい、BPFに使用されているセラミックトリマーの不良ではないかとの指摘。
試しにこのセラミックトリマーを回すと直った。
あとはコイルパックの調整をして無事200W確保、受信も問題なく完了。
数日かかった修理でしたがFBの無線機レストアグループにはお礼致します。