今週号のサッカーダイジェストに猶本 光インタビューが出ている。
しかし今後については田中陽子のようにやはり慎重だ。
彼女は筑波大学の学生で高校時代は学年3位以内の成績を常に維持していたとのことだが、親から
「サッカー一本では食べていけない、サッカーをやりたいなら勉強もぢなさい」
と言われたからだそうだ。
サッカー一本でやっていけるのではという問いには
「確かに、澤選手クラスの実力があれば一本でやっていけるとは思います。でもわたしはまだまだですし、もしかしたらこれから大きな怪我をする可能性もあります。『サッカーだけ』と決めてしまうのは早いと思うんです」
確かにこれが女子サッカー、女子スポーツの現状だろう。
ロンドンオリンピックでも女子選手が結構活躍したが、あっという間にメディアから姿を消した。
彼女は「体育の先生も考えている」という。
この慎重さは鮫島 彩に似ているかもしれない。
彼女もワールドカップ後でメディアの注目を浴びたあとでも
「いつ寿結婚するかもわからない」
と言っていた。
猶本 光は安藤 梢と同じく西嶋 尚彦教授に科学トレーニングをコーチしてもらっているが、安藤、熊谷のようにドイツへ行くことについても
「それは、『サッカー人生のうちでいつかはやってみたいことのひとつ』という意味ですよ」
と、やはり慎重。
安藤 梢がドイツに行ったのは27歳のときだが、その後の大儀見 優季は23歳、熊谷 紗希に至っては21歳でドイツにあっさりとわたっている。
鮫島彩が海外に渡ったのはチームが解散するという止むを得ぬ事情だったが、その後は彼女独特の理由から、サッカーに貪欲になりたいと、どんどんのめりこんでいった。
仙台の主力となった今では寿婚という話はまったく出てこない。
男子ならこれほど活躍すればすぐ海外移籍の話が出てもおかしくないが、本人からも出てこないのが、まだまだ女子スポーツの現状なのだろう。
しかしヤングなでしこの活躍は10代女子にも夢を与えたはずだ。
ぜひ今後もヒロインを育ててほしいものだと思う。
アメリカでは、ソロ、モーガンはもう現実のヒロイン、スターである。
ソロはワールドカップ準優勝のころから、ダンシングウィズスターズなどにも積極的に出演していたが、自分のためだけでなく、女子サッカー選手がこれだけ成功できるという夢を与えるためだったとのことである。
しかしそういう意味では、芸人のお相手をさせられていた日本に比べ、アメリカは本当にヒロイン、ヒーローをつくるのが上手いと思う。
やはり、成功した者へのリスペクトがあるお国柄だろうか
猶本 光にも芸能事務所からオファーがあったそうだが、確かに何をさせられたかわからない。
もしかすると日本にはアイドルはあってもヒロインはないのかもしれないが。
安藤 梢天然伝説はここ
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エンディングは「アメリア 永遠の翼」
女性初の飛行機での大西洋横断を成功し、今もアメリカの代表的ヒロインである、アメリア イヤーハートをアカデミー女優ヒラリー スワンクが演じた映画。
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