このブログは、サッカーファン以外のかたも多数ご覧になっているようだが、サー・ボビー・チャールトンというお名前をご存知だろうか
サッカーの母国、イングランド最高の名選手、もちろん世界のサッカーでも最高の尊敬をもたれているレジェンド中のレジェンドである。
8月2日付FIFAニュースによれば、そのサー・ボビーが、ウェンブリーで行われたイギリスーブラジル戦を観戦して賛辞を述べたとのことである。
「私はこれまで女子サッカーをテレビでしか観たことはありませんでした。そしてそれを思いだして、私は今男を観ているのではない、と思わざるを得ませんでした、それは賛辞としてです」
「パス、タックル、ヘッド、彼女たちは組織だっています。私は女子のゲームへの疑念があったことを認めざるをえません。それは間違っていました。私は絶対に過少評価すべきではありませんでした。
女子サッカーはいつも笑いものにされていましたが、もうそうではありません。進歩はとても急速で、とても感銘を受けました」
「私がサッカースクールをしていた15~20年前では、女の子にさせるのは容易いことではありませんでした、しかし今、問題はないと思います。
多分、肉体的には競争できないでしょうが、男子のすべてのスキルを身につけられるでしょう」
「ブラジルとの試合、そして負かした試合は、すばらしくハイレベルで、ファンタスティックな驚きでした。
私は7万人もの人々がウェンブリーに女子サッカーを観に来るとは思ってもみませんでした。
イギリス女子チームは、すばらしいチームスピリットを持っているように見え、トーナメントで長く続いていることを願います。」
サー・ボビーは、準々決勝のイギリスーカナダ戦も観戦する予定であり、これはイギリス女子のかなりな力になりそうである。
しかし一方でこの試合についての残念なニュースも入ってきている。
8月2日付The Telegraphによれば、このイギリスーブラジル戦前に、ブラジルチームが5時間も不要に待たされたと書かれている。
このニュースでは、オリンピック当局が、故障したバスの取替えに失敗し、ビッグマッチの前夜5時間以上も、道端で立たされていた、とブラジルチームが怒っているとのことである。
日本の佐々木監督も、1位通過のチームがイギリスの北端のグラスゴーまで8時間もかかって移動する日程のため、2位通過を選択したが、続報によればこの時間の長さは、オリンピック当局が、チャーター便を出すのに失敗したからとのことである。
さすがにこの有様なら、移動リスクを減らした佐々木監督の決断は完全に正当というべきだろう
日本のマスコミは、2位通過云々のことばかりを問題にし、このような全体的な運営の問題と日本チームの不利益を問題にしたところはほとんどなかった。
それどころか、全く問題のない試合の調整を問題にするサッカージャーナリストさえ出る始末である。
現地取材をしていてわからないはずはないと思うのだが、現地記者は何のために居るというのだろうか
今日行われるなでしこーブラジル戦も、注意深く見守り、応援したいものである。
なおこの問題でのコメント、いつものかたを含めてありがとうございました。
事態の推移を考慮しながら、改めて記事にするかもしれませんし、時にはアメンバー用で(この使い方が未だにわからない)論議するのも必要かもしれません。
よろしくお願いします。
また、もっとサッカーを知りたいが、こういうことを教えてほしい、とかのコメントもお待ちしています。お教えできるかどうかは別にして
エンディングはレジェンド、ボビー・チャールトンの動画
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