8強決定、イギリスが勝ち、日本の相手はブラジル | 1.FFC Frankfurtと世界の女子サッカー

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7月31日に行われたグループリーグ第三戦で決勝トーナメントにすすむ八強が出揃った。


試合結果は以下の通りダウン


日本ー南アフリカ 0-0

カナダースウェーデン 2-2

アメリカー北朝鮮 1-0

フランスーコロンビア 1-0

ニュージーランドーカメルーン 3-1

イギリスーブラジル 1-0


この結果、準々決勝の組合せは以下の通りダウンとなった


1.スウェーデン(F組1位)ーフランス(G組2位)

2.日本(F組2位)ー.ブラジル(E組2位)

3.米国(G組1位)ーニュージーランド(EF組3位)

4.英国(E組1位ーカナダ(FG組3位)


準決勝は1と2の勝者同士 3と4の勝者同士


なでしこは、宮間、岩清水、近賀、熊谷選手を除いて全員入れ替えという思い切った布陣で臨んだ。あとから佐々木監督が言ったことでは、「引き分けもある」と伝えていたという。


引き分け狙いの主旨は、試合会場への移動である。

2位通過の場合は、このままカーディフに留まれるが、1位通過の場合は、北部のグラスゴーへロンドンのヒースロー空港を使って8時間移動し、12時に難敵のフランスと試合をしなければならない。


移動の疲れとアドバンテージについては、昨年のドイツワールドカップにおいて、日本は開催国ドイツに勝ったことで、このアドバンテージを十分活かしたことも勝因の一つとなっている。


最近ではEURO2012の決勝グッド!で、イタリアが1日休みが少ないのに加えて、長距離移動で全くパフォーマンスが出せず、スペインに大敗したこともあげられるだろう。


試合はこうした日本の意図と、勝ちをあきらめて引き分け狙いの南アフリカの意図がかみあって、引き分けへと流れていった。


がんばれ 1.FFC Frankfurt-佐々木監督

会見で引分け狙いを明かした佐々木監督©ABC

グループの他会場、カナダースウェーデン戦では、序盤からスウェーデンが2点リードクラッカークラッカーするが、カナダも43分に1点クラッカーを返す。そして終盤84分に同点クラッカーに追いついてしまった目


日本が引き分けを意図し始めたのは58分の岩渕から川澄選手への交代のときだという。交代する川澄選手に佐々木監督が


 「ほかの選手はこのままでいい。ただ、カットインからのきみの素晴らしいシュートだけはやめておいてくれ


と言ったとのこと。さらに77分の宮間から阪口選手への交代のときにはますます引き分けを狙った指示を出したとのことだ。


この戦略と結果について、佐々木監督が自ら責任をとって語ったこともあり、賛意と共に批判も多い。


しかしサッカーではグループリーグの最終試合では決勝トーナメントのためにこのような試合も起こりがちであり、別に今回が特別というわけではない


なでしこがドイツワールドカップで奇蹟の優勝をとげ、その粘りとかひたむきさが強調されすぎてこういう反響となっているのだろうか。

主力を休ませて、なおかつ地の利をとる、という意味では指揮官としては責任あるベストの選択であったと思う。


この選択に対して賛否、ブーイングが起こるのも強豪国ならばこそかもしれない。しかしその過程でサッカーがみんなのものになっていくのも事実だろう。ご意見があればコメント欄へ書いてくれれば嬉しい。


さて、その対戦相手が決まるイギリスーブラジル戦は、まさにホームがもたらした番狂わせの試合
グッド!だった。


試合前からウェンブリースタジアムは7万人との予想グッド!だったが、その通り70583人の記録的な観客数目。熱気があふれ、何かが起こる気配がたちこめていた爆弾


そのホームの熱気の中で、気合120%のイギリスが最初から躍動。

前半わずか2分、SmithのCKのクリアボールがイングランドに取られ弱いシュート。
これをGKがキャッチする直前にHoughtonが奪ってゴール
クラッカー

ブラジルの脆いディフェンスが最悪の形で出てしまったゴールだった。


がんばれ 1.FFC Frankfurt-イギリスゴール

開始2分で得点したイギリス©Getty

その後ブラジルはCristineやMarta、新鋭Thaisが再三チャンスをつくるが、あまりにもあっさりとしたシュートやGKの奮闘、ポールに阻まれて得点できず。


かえって56分、イギリスのAlukoに突破されて、Flancielleがイエローを出されてPKを取られる

これが決まれば勝負は完全に終わっていたが、SmithのPKはブラジルGKが好セーブ。


しかしホームに後押しされたイギリスと精神的に苛立ったブラジルではゲームの流れを変えることができず、イギリスは最初の得点を守りきって、ブラジルに勝利!!

満員のスタンドの大声援に応え、首位でグループリーグを突破した。


当然上を狙っているブラジルは、グループリーグ最終、引分け上等で入り、ウェンブリーの大観衆の前で勝利を見せようとするイギリスの格好の餌食、見世物になった。




優勝以外祖国で認められないブラジルチーム
グッド!にとっては気の毒な気もするが、日本としてもそんなことは言っていられない立場である。


十分な体勢で撃破するしかない。






エンディングはBBCのオリンピック応援歌っぽい『Carry the Flame





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