友人が毎日ブログを更新する!宣言をしてキチンと書き続けてるので、ブログをサボってた私も刺激を受けまして、ちょこちょことブログを書いていこうと思います。
実は、日本で「コーチング」という名称の正規の授業を始めたのは、私の勤務する立命館大学大学院の経営管理研究科が日本で最初なのです。
私は2011年からコーチングの授業を受け持っています。私の担当しているコーチングは、あくまでビジネスコーチング中心であってパーソナルコーチングだけではありません。
そこで改めて「コーチングとは何か?」につて私の学びと、研究実践の中から考えてみたいと思います。
まず、「人の行動の支援」としてのコーチングを実際に行っている実践者が, コーチングをどのように定義しているか見てみましょう。
世界的なコーチングの指導者のM、ダウニーは、
「コーチングとは、他者のパフォーマンスと発達を促進する技能」
エクゼブティブ・コーチングのパイオニアのJ、ウィティモアは、
「コーチングとは, 個人の潜在能力を開放し,その人自身の能力を最大限に高めることである。」
コーチングとメンタリングの指導者E,パーソロは、
「コーチングは個人指導と教示 (instruction)の形で他者のパフォーマ
ンスと発達を向上させる技術-教示的なアプローチである。」
としています。
そこで最近研究されているコーチング心理学の定義を見てみましょう、
コーチング心理学とは、既に学術の世界で確立している「心理学的研究法」や「心理療法」などの基本的なモデルを援用し、伝統的な心理学から,ポジティブ心理学などを活用して,「個人の目標達成」,生活や仕事における「Well-being」「QOL」の向上,「業務遂行力(パフォーマンス)」を向上させるためにある。(e.g., Palmer and Whybrow,2007;堀・徳吉,2010)
これらを参考に、私は、、「コーチングとは、個人や組織における意義のある変化や可能性に気づき、目標・目的構築、意志決定、主体性、積極性、自己成長、能力開発、学習、経験、パフォーマンスを促すためにあるコミュニケーション手法である。」としています。
そのためにコーチは対象者を観察し、傾聴し、質問し、交流し、教え、支援し、導き、権限委譲し、動機付け、対象者のパフォーマンスを高める。それは、ビジネスにおいては、個人と組織(企業)の未来をつくり出していく能力にほかなりません。