GORE GORE GIRLS vol.15「土曜の夜に出す手紙」観てきました | ケイジのB

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50歳を過ぎて、役者目指してただいま奮闘中です。

 GORE GORE GIRLS vol.15「土曜の夜に出す手紙」観てきました。

 GORE GORE GIRLSの西山雅之さんとは、最初は何だったのか忘れましたが、お話しするようになって、GORE GORE GIRLSの世界観が、僕は好きで、何だかよく分からないけど、何か分かるみたいな、軽いけど、芯をついているようなお芝居が何となく好きで、毎回観ています。ちょっとだけ不思議な芝居なんです。だからちょっとだけクスって笑ってしまいます。その辺の塩梅が、僕には合っているのでしょうね。
 お芝居の感想ですが、冒頭から、中盤、そして最後にそう来るか、と言う展開。なかなか楽しめました。特に冒頭は、不思議な世界観があって、言葉遊びと言うか、セリフがめっちゃ面白くて、テンポも良く、クスクス笑いがずっと続いてましたね。中盤から、後半にかけて大きく展開して、最後は、ちょっと落ち着いたところに落ち着きますが、それでも不思議な感じのするお芝居でした。西山ワールド感は十分楽しめたと思います。
 ただ思うのは、本当に心から話し合える友達って、今の子供たちは、いないのかなぁ、と思ってしまいます。それがなんだか可哀そうに思えてしまいました。若い時にそうだったら、歳をとってもなかなかそういう友達はできないだろうなぁ、と。人生を考えたら、それって、とても悲しい事だと思います。最近見た映画もそういう映画で、表面では友達付き合いしてるけど、信用はしてない。そんな時間って、勿体ない気がするのは、歳をとった僕なのだろうか?!
 《概要とあらすじ》
 ナマコの密漁の帰り道、突然後ろから声をかけられた。私はこの人を知っている。でも誰だか思い出せない。「かわらないね、君は」そう言ってその人は私に手紙をわたして消えた。私は「フレンズ」のことを思い出すのだろうか。心のジムに通う男、地盤のやわらかいところに徳を積み続ける女、オリジナルっぽい慣用句を吐く坊主、「だーれだ」と目隠しされた感触が鉄……。
 聞いたことのないワードの罵りあい、欲にまみれた泥人形たちがくりひろげる汚いイッツ・ア・スモールワールド。これは「フレンズ」と一通の手紙が巻き起こした破局と再生の物語。
土曜の夜に出す手紙は届かなくていい。自分が正しいことをしている気になれればそれでいい。
 本作では、とある“フレンズ”と一通の手紙が巻き起こす、“破局と再生”の物語が描かれる。