「生活の中の映画」を観てきました | ケイジのB

ケイジのB

50歳を過ぎて、役者目指してただいま奮闘中です。

 「生活の中の映画」を観てきました。クラウドファンディングをしてチケットを頂いたので、観てきました。

 3つのプログラムがあって、今回僕は、◯プログラム『旅を生きる 』 "人生の冒険”を通して、新たな視点で世界を見つめる作品集『せんそうはしらない』『0ライン―赤道の上で』 96min/カラー/ 2ch/ ドラマ を観てきました。二つの作品ですが、それぞれ面白かったです。
 チラシに「あなたの今日も、”映画”なのかもしれない。」と書いてありましたが、「映画」と聞くと非日常なものとか、特別なもの(エンターテイメントな物)故に、それを観に行く、と今までは考えていましたが、確かにドキュメンタリー映画なるものはあるし、エンターテイメントなものである必要はないのかも知れない、とこの映画を観て思いました。確かに映画は人に見てもらって初めて完成する、と言う言葉も聞きますが、自分だけか、ある一定の人達だけが見て楽しむ映画があっても良いと言う事に今まで気付きませんでした。
下記、監督のコメントがあります。
 今では、人生に、町に、「上映なき映画」が流れているということを確信しています。つまり、映画というのはいわゆる「映画作品(観る映画)」だけではなく、「見えない映画」というのもあるのだということです。これから僕たちが展開していく上映活動というのは、いわゆる「映画ファン」の方々だけではなく、映画館での映画鑑賞にふだんあまり縁がなかったり、足が遠のいている人を引き寄せることがきるかもしれない。ひょっとしたら、町や人生をより豊かにする繋がりの醸成に寄与したり、何かしらの現象を起こせたりするかもしれない。そんな思いでいます。
 成る程、こうでなくてはいけない映画なんて無いんだなぁ、と思いました。
 《概要》
 今回の特集上映では、初の劇場公開作品から10年の節目となる本年まで制作してきた神保監督の全7作品を、3つのプログラムにわけて一挙上映。ラインナップには別府あゆみ出演の新作ドキュメンタリー『冒険–会いたい人に会いにゆく』 (中編版)や、第37回モスクワ国際映画祭批評家賞受賞したイランのメールダッド・ガファルザーデ 監督との共同監督作品『 0ライン―赤道の上で』など劇場初公開作品も含まれています。神保監督は、ドキュメンタリーとフィクションを複雑に組み合わせる映画作りを評価され、ベルリン国際映画祭の「ベルリナーレ・タレンツ」(2021年)に選出。制作してきた作品は、現代社会の「生活」にとって大事な要素「生き方」「子育て」「人生の旅」「子どもの成長」といったテーマを通底していることから、今回の特集上映では「自分を生きる」「旅を生きる」「子どもを生きる」の3プログラムで構成しました。
 なお、今回の特集上映は、映画が持つ「特別さ」を日常生活に還元しようとする試みから企画しました。映画監督が「どのように世界を見ているのか」「どのように洞察・気づきを行動に移しているのか」ということを、作品と同等に丁寧に伝えながら上映を展開。その試みの一環として、上映活動でコラボレーション予定の企業・上映館周りの地域コミュニティを監督が制作した映像を本作のwebサイト(https://seikatsu-eiga.studio.site)にて紹介していきます。