『デカローグ』愛と人間の10編の物語 観てきました。 | ケイジのB

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 『デカローグ』愛と人間の10編の物語 観てきました。

 今、AプログラムとBプログラムが交互に上演されていて、僕は、Aプログラムを観てきました。『ある運命に関する物語』と『あるクリスマス・イブに関する物語』です。
 面白かったです。セットが、ちょっと日本ではあまりイメージがわかないような、海外の小劇場ぽい?!(と言っても殆ど海外の小劇場の舞台は見ていないのですが、イメージとしてそんなセンス的なものを感じました)ものを感じ、オシャレだなぁ、と思いました。
 『ある運命に関する物語』では、今後、いや今でも起こっているかもしれない事故の話ですが、あまりにコンピューターを過信すると、コンピューターの言っていることがすべて正しくなってしまい、実際に起こったことが、絶対にありえない、となってしまう。
 でも、起こったことが事実でありすべてなので、家臣過ぎるとそれをどう受け入れていいのかわからなくなる。そのやり場のない閉塞感が観ていていたたまれなかったです。 機械だって過ちを犯すかもしれない。なぜなら、機械は、人間のように創造性にまだかけるから。そんなことも思いました。
 『あるクリスマス・イブに関する物語』では浮気した男女が、クリスマスに元のさやに戻る話。
 所詮浮気は浮気であって、本気でないなら、自分も周りに人(特に自分に一番近い人)も傷つけるのあるなら、それは結局やめた(しない)方が良い、とは思います。難しいかも知れませんが。。。。
『概要』
 ポーランドの名匠、クシシュトフ・キェシロフスキが発表した 『デカローグ』。旧約聖書の十戒をモチーフに 1980 年代のポーランド、ワルシャワのとある団地に住む人々を描いた十篇の連作集です。人間を裁き断罪するのではなく、人間を不完全な存在として認め、その迷いや弱さを含めて向き合うことが描かれたこの作品は、人への根源的な肯定と愛の眼差しで溢れています。
https://www.nntt.jac.go.jp/play/news/detail/13_027675.html