『記憶の居所』観てきました。 | ケイジのB

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50歳を過ぎて、役者目指してただいま奮闘中です。

 『記憶の居所』観てきました。「この日々が凪いだら」でお世話になった常間地裕監督の新作です。人の感情の揺れや、機微を表現するのがとてもうまい監督なので、どんな作品なのか、興味があって、行ってきました。とても美しい作品でした。3つの話のオムニバスで、いろいろな要素が入っていて、その中に常間地監督の挑戦?!チャレンジ?!みたいなものも感じられて、良かったです。特に母娘の交流を描いた「味の話」では、母と娘の話をしっかりと見せて、「香の話」と「音の話」では、動画のポエム?!動画のエッセイ?!みたいな感じで、しかも二つの話が入り組んでして、なかなかオシャレな感じでした。
 そう言えば、人間って、記憶を自分の都合に合わせて変化させる事が出来るらしい!?って言うか変化しちゃうらしい。そのままだと苦しかったり悲しかったりする記憶は自分に都合の良いように形を変えて記憶することで、自分を守るらしいです。そんなことも思い出しました。
 アフタートークでは、撮影秘話も聞けて中かな面白かったです。
『概要』
 「Ribbon」の山下リオ主演、「この日々が凪いだら」の常間地裕監督によるオムニバス映画。母娘の交流を描いた「味の話」、男女の夜の逃避行劇「香の話」、二人の女学生の関係を綴った「音の話」という記憶をモチーフにした三編が交錯しては離れていく。出演は、「花束みたいな恋をした」の小久保寿人、「茶飲友達」の磯西真喜、「猫は逃げた」の山本奈衣瑠。
《ストーリー》
 看護師として人の死に慣れてしまった唄(山下リオ)は、疎遠になっていた母の訃報を聞き、故郷へ向かう。一方、美術館で出会った男(サトウヒロキ)と女(橘舞衣)は月夜のなか、プロヴァンスへと車を走らせる。そして、一人の少女がまだ名も無き音楽を奏で、もう一人の少女はその姿を夢中になって見つめていた……。