『PERFECT DAYS』観てきました‼️ | ケイジのB

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50歳を過ぎて、役者目指してただいま奮闘中です。

『PERFECT DAYS』観てきました。これは僕の手前みそと言うか、主観?!願望?なので、それを鑑みながら読んでもらえたら嬉しいのですが、自分が出演した短編映画「ひびき」に似ていると思いました。もちろん違っているところも沢山ありますが、「響き」を長編にして話を膨らませたら、こういう映画になったかも?!と思いました。
共通点は、セリフがほとんどない事。過去に何か事情がある男一人で生活していること。監督が外国人であること。等ですが、外国の人から、今の日本人の生活を見ると、一見物があふれていて幸せに見えるかもしれないけど、実は表面的で、人は誰かと本音のところで繋がりたいのかも知れなくて、それは、もしかしたら日々一緒にいる人よりも全く知らない他人の方が繋がる事が出来るのかも知れない、という様に見えているのかも知れませんね。例えば『PERFECT DAYS』の中の〇✖のゲームを交換日記に用にして交わしたり。。。
この映画の一番好きなところは、ラストシーンの役所広司さんの泣きそうな笑顔と、シーン途中で流れるカセットの音楽です。
多分この映画は、歳をとればとるほど、感じる度合い(共感する部分)が大きい映画ではないかと思います。その意味で、この年でこの映画を観れたことはとても幸せなことだと思いました。
特別な記念日でなく、ごくごく普通の日々をちゃんと生きて行くことが、自分にとってPERFECTな日ではないかと、 思わせてくれる作品でした。
『概要』
『パリ、テキサス』などで知られるドイツの名匠ヴィム・ヴェンダースが、「THE TOKYO TOILET プロジェクト」で世界的な建築家やクリエイターによって改修された東京・渋谷の公共トイレを舞台に描く人間ドラマ。主人公であるトイレ清掃員の平山役を役所広司が務め、第76回カンヌ国際映画祭で日本人俳優として2人目となる男優賞を受賞した。共演に、新人の中野有紗のほか、柄本時生、麻生祐未、石川さゆり、田中泯、三浦友和らが出演する。
《ストーリー》
トイレの清掃員として働いている平山は、昔から聴いている音楽や休日のたびに買う古本の文庫を読んで毎日を送っていた。それは繰り返しの日々に見えるが、常に新鮮な小さな喜びで満ちていた。いつも小さなフィルムカメラを持ち歩き、自身を重ねるかのように大好きな木々の写真を撮っていた平山は、ある日、思いがけない再会を果たす。
『PERFECT DAYS』の予告
https://www.youtube.com/watch?v=IL2eonDq2PQ
参考までに「響き」の予告
https://www.youtube.com/watch?v=RPdOPFfeatw