3月にスキーで右膝を怪我してから無理せず大人しくしていました。
それ以降は5月に送り火で有名な京都の大文字山にリハビリ登山しただけです。
6月になって膝はまだ違和感は残っているものの、もう大丈夫じゃないかと思える状態。
そろそろ普通の登山に行こうかなと。
どこの山に登るかということについては白山しか思い浮かびませんでした。
なまった脚でいきなり白山というのも若干の不安がありましたが
全く同じ怪我(右膝内側側副靭帯損傷)で戦線離脱していた巨人の坂本選手が
復帰後の第一戦で猛打賞だったので私もいけるかな?と。(笑)
6/11(土)夜、登山の準備をして白山麓の日帰り温泉に。
リラックスさせていただいたあと近くの道の駅で車中泊。
別にこんなことしなくても自宅から登山口まで1時間ちょっとなんですけど
なぜか非日常の世界が楽しいです。
翌12日(日)5:20頃 別当出合登山センターの下の段の駐車場に到着。
あまり混んでいません。
5:40 スタート お天気は良さそう。
雪崩で壊れた鳥居が痛々しいです。
吊橋を渡って砂防新道へ。
観光新道は別当坂分岐までの区間が一部崩落のため通行止め。
6:21 中飯場から不動滝を眺めます。
画像中央に小さく写っています。
スケルトンのサンカヨウ
スキー板を持った人がいました。
こんなふうにザックから吊り下げて手で支える方法もあるんですね。
7:03 別当覗 標高差にして500m登ってきました。
7:30 雪が出てきました。
8:02 甚之助避難小屋のちょっと下。
もうちょっと先のベンチで軽アイゼンをつけることにします。
しかしシンドイ!
ザックや登山靴ってこんなに重かったっけ?
8:09 甚之助避難小屋から少し登ったところで振り返ります。
画像中央左の赤い屋根が避難小屋。
その奥が御舎利山2390mと男前の別山2399mです。
右下に連なっているのが大好きなチブリ尾根。
南竜分岐を通過して十二曲りまでのトラバース
下の画像は振り返って撮っています。
十二曲りの露出した夏道に出てアイゼンを外しました。
延命水はポタッ… ポタッ…
黒ボコ岩が見えてきました。
9:32 黒ボコ岩到着 振り返ってガスに隠れる前の別山をパチリ。
ここで別山が見えるのと見えないのとでは気持ちの上で大きな違い。
しかしむちゃシンドイ
ここで引き返そうかなと思ったくらいです。
でも前日にブロ友&山友の呑気オヤジさんと「明日は白山に登る」なんてやり取りしてました。
そんなこと言ってなければここで引き返していたかも。
10分くらい休憩して出発。
普段私はほとんど休憩しない(=亀足と相殺)のですがこの日は動けなかったです。
重い足で雪に覆われた弥陀ヶ原を進みます。
白山の主峰御前峰が見えています。
正面の五葉坂を登ると室堂です。
左の広い雪渓は水屋尻雪渓。この時期は開放的で自由に歩けていいですね。
弥陀ヶ原からヘロヘロで五葉坂を登り室堂に着きました。
水場で冷たい雪解け水を飲んでちょっと元気が出たような気分。
山頂を眺めて充電中。
10:51 防寒のためカッパを着て手袋も替えザックをデポして山頂に向かいます。
途中で振り返って別山をパチリ
おお クロユリのつぼみ
少し元気が出ました。
11:44 奥宮の屋根がチラッと見えています。
標高2627m あと80mです。ここまで何度も立ち止まって休憩しています。
12:04 山頂に到着。疲れ果てて足が動きません。
室堂から1時間以上かかりました。コースタイムの倍近いです。
まぁここまで来てよかったけどそれ以上に疲れてます。
大汝峰 剣ヶ峰 紺屋ヶ池
御嶽方面
スマホの望遠モードで。
右の黒いのが御嶽 ずっと左に少し頭を出しているのが乗鞍岳
その左側北アルプス方面は見えませんでした。
12:19 下山します。
踏ん張りがきかず前のめりになりそうです。
気をつけてゆっくり歩きます。
12:56 室堂到着。
ザックを回収。少し休憩。
トイレを借りて身支度を整えて下山。
五葉坂の終わり地点
雪の弥陀ヶ原が広がっています。まっすぐ進めば黒ボコ岩です。
水屋尻雪渓から滑り降りてきたスキーヤー
13:40 黒ボコ岩到着
座り込んで休憩。いつもは下りは得意なんですがこの日はダメでした。
十二曲りの途中からアイゼンを付けて降りていきます。
雪は緩んでいて滑り止め無しでも良かったと思いますがトラバースがちょっと怖い。
別山が顔を出すとつい撮ってしまいます。
花もパチリ
このあとボーッとしていて南竜分岐をそのまま数分進んでしまいました。
登り道を歩きながら「砂防新道下りに登り返しなんてあったか?」と気づき下を見ると甚之助避難小屋が違う角度で見えてます。
やっちゃった~
南竜分岐に戻ると下りでたまに会話していた山ガールさん二人が休憩してました。
少し恥ずかしかったです。「道、間違えました」というと「見に行ってたんですよね!」とフォローしてくれました。
甚之助避難小屋が正しい角度で見えています。
避難小屋横のベンチでアイゼンを外します。
ここでも休憩。普段はあまり休憩しないんですけどこの日はとても疲れてました。
黒ボコ岩で休憩中に横にいた男性が現れて声をかけられました。
白山が好きで年に4回くらい滋賀県から登りに来られているそう。
少し前に神経の関係で左足首が動かなくなりかなり不便だとのこと。
伊吹山、大山、蒜山などを登れたので白山も登れるかと思い来たとのこと。
早く良くなりますように。
吊橋が見えてきました。
17:02 別当出合に到着。
マイカー規制の季節なら最終のシャトルバスに乗り遅れているじゃないですか。
Sは登山口、Gは駐車場です。
帰りに白山麓の温泉に寄ってゆっくりしました。
いくら久しぶりの登山とは言えこの日の疲れ方は異常でした。
どうしたんでしょうか?
最後までお読みいただきどうもありがとうございました。