白山越前禅定道踏破 林道利用作戦 下見 2021.09.26 | ケイの山とスキーの日記  

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今回は一般的な体力の登山者が日帰り山行を繰り返しながら白山の三禅定道の全てに足跡を残すという目標に向けていろいろ楽しく作戦を考えている一日をご紹介する記事です。

とてもしつこく書いていますので(笑)興味のない方は読み飛ばして下さい。

興味のある方がお一人でもいらっしゃってもし参考にしていただけるのなら嬉しいです。

 

では本題。

先日、平泉寺白山神社から法恩寺山の伏拝まで登ってきました。

越前禅定道の全道に足跡をつなげる旅、あと歩いていないのは下図の法恩寺山伏拝から小原峠下の赤兎山・大長山登山口の駐車場の間のみとなりました。

 

 

 

 

別の地図で示しますと未踏区間は下の赤丸②から青丸④(本来の越前禅定道)または赤丸②から緑丸④(代替コース)です。

 

 

前日は赤丸②の伏拝から両方向へ30mほど進んで様子見しました。

たしかに道があることは確認できましたがその程度ではさっぱりわかりません。

赤丸③の祓川へ降りる道は下部に廃道区間もありややこしく藪こぎらしいです。

緑丸③の経ヶ岳北岳から緑丸④の大舟山分岐までは距離が長く藪こぎ箇所もあるようです。

 

どちらにせよ平泉寺から再び伏拝まで歩いてさらにその先を目指すのは時間も体力も足りませんので次回は林道の途中まで車で行ってそこからトライしようと思っています。

どの林道のどの場所まで車で行くかが問題です。

 

案A1:中ノ平小屋近くに駐車して伏拝経由祓川までのピストン(その先の青丸④までは後日)

案A2:同じく中ノ平小屋近くに駐車。伏拝~経ヶ岳北岳経由大舟山までのピストン(その先は後日反対方向から)

案B1:スキージャム勝山のゲレンデトップに駐車して伏拝経由祓川までのピストン(その先の青丸④までは後日)

案B2:同じくゲレンデトップに駐車。伏拝~経ヶ岳北岳経由大舟山までのピストン(その先は後日反対方向から)

案C:小原林道を祓川まで車で行ってそこから伏拝までピストン、可能であれば降りてきてそのまま青丸④までピストン

 

案A1とB1の伏拝⇔祓川は一度下ってから登って戻ってくることになりますがちょっと危険かな?

道迷い&藪こぎで伏拝に戻れずやむなく小原林道のどこかへ降りてしまった場合は命は助かると思いますがかなり面倒なことになります。

案A2とB2の経ヶ岳北岳コースは無難だとは思いますが本来の越前禅定道ではありません。

ということで案Cがベストかな、なんて今は思っています。

 

 

 

さて9月28日の夜は「道の駅 恐竜渓谷 かつやま」で車中泊。

新しい道の駅はきれいですね。すぐそばにファミマもあるしどちらかのwifiがつながります。

 

 

 

翌9月29日の日曜日、広域基幹林道法恩寺線に北側から入りました。

下の地図の緑丸のところで法恩寺山有料道路に進まないように注意が必要です。

 

 

 

スキージャム勝山の中を進みます。

カーブの向こうから滑り降りてくるスキーヤーに注意。(笑)

 

 

 

 

関係者以外立ち入り禁止の看板が複数箇所にありました。

 

 

 

 

分岐です。ここを左上へ。

真っ直ぐ行くと経ヶ岳登山口展望台の駐車場につながってます。

そちら方向から来るほうが便利な方も多いでしょうね。

 

 

 

上の画像の位置は下の地図の「現在地」です。

今から赤い矢印の中ノ平小屋を目指します。

 

 

 

両側から枝や葉が迫り出しているのでゆっくりと。

新車はやめたほうがいいでしょう。

この車もまだ9ヶ月しかたってませんがすでに3万km走ってるのでまぁいいか。

 

 

 

 

しばらくして中ノ平小屋に到着。

バックでここに入れて方向転換。

 

 

 

 

下の画像の車の後方が中ノ平小屋になります。

画像左奥から登ってきました。

赤丸のところに駐車スペースがあります。

ここに止めて車中泊または小屋で泊まって翌朝に行動開始というのが前述の案A1とA2です。

平泉寺からここまでの3時間と体力を節約できます。往復なら5時間の短縮です。

 

 

上の画像を撮っているときに下から1台の車が通過して行きました。

地図では少し上に駐車場があることになっています。

私にはそこの駐車場は利用価値があまり無さそうなので行きませんでした。

ここの方がトイレも水道もあるので便利ではないかと思います。

車が通過していなければ行ってたと思いますが。

なにせ道が狭いのであまり他の車とは出会いたくないです。

 

 

さてちゃんと車で来れることも確認できたので戻ります。

ここは前日に歩いて横切ったところですね。

登山者が突然横断するかもしれないので注意。

 

 

 

 

分岐に出ました。そのままもと来た右奥方向へ降りていきます。

この画像の左側に広い駐車スペースがありました。

 

 

 

 

 

ジャム勝の中を降りていきます。

関係者以外立ち入り禁止です。

前日に寄ったゲレンデトップまでは行くことはできませんね。

案B1とB2は却下となりました。

 

 

 

 

日本海方向です。

 

 

 

センターハウスが見えています。

 

 

 

 

数年前にここで最終リフトの17時まで滑ったときの画像です。

 

 

 

 

 

 

さて残るは案Cの小原林道途中の祓川。

一度R157に降りて赤兎山・大長山の登山口のある小原林道に登り返し。

小原林道に入ってしばらく進むと小原集落があります。

入り口のところで地域環境保護協力金400円を支払います。

係の方としばし談笑。

「お父さんも長いですね」と言うと「17年やってます」とのことでした。

ここで祓川からの登山道のことを情報収集。

 

お父さんから聞いたこと。

1.ここまでの道は勝山市の管轄

2.ここからは小原地区の管轄

3.小原峠から赤兎山避難小屋周辺は大野市の管轄

4.数年前に福井県が祓川から新しい登山道を付けた

5.鎖場のかなり急な箇所もある

6.降りてきた人の感想は「総じてハード」とのこと

7.たまに石川県から役所の人が様子を見に来る

8.刈払いが必要だとアピールしている

 

以下は私の解釈

※福井県とか石川県の役所とかは環境省のことだと思われます

※数年前に白山開山1300年記念だったのでいろいろ整備されたのか?

※その後はあまり予算が付いていないみたい

※下部が新しい道で途中から従来の道に合流して伏拝に登っていくようです

※上から降りてくるとその分岐のあたりがややこしくて迷う人が多いのかな?

 

 

さてお父さんにお礼を言って林道を進みます。

 

左下の黒四角は伏拝、右上の黒四角が祓川の登山口です。

最初のほうの地図の赤丸②と③です。

 

 

緑線は前日の私の足跡。

 

車は地図の左上から右下に進んできます。

橋の手前が登山口ですね。

 

 

 

 

 

10分ほどで登山口に到着。

右に登山口、左奥に橋のガードレールが見えます。

 

 

 

 

2016年に赤兎山に2回、2017年に大長山に1回、全部で3回ここを通過してます。

白山開山1300年は2017年でした。

そのころなんとなく標柱が立っていることを見た覚えがあるかも?

 

 

 

 

 

「法恩寺山 2.9km」と書いてあります。

 

 

 

 

橋を渡ったところに空き地があります。

ここに駐車できます。

この日はここで方向転換して降りました。

 

 

お父さんに「近いうちにまたおじゃまします」と言って山をあとにしました。

 

R157を金沢方面に北上。

途中のいくつかの温泉をスルーしてお気に入りの場所へ。

 

 

なんと休業日でした。えーん

でもまぁ収穫のあった半日でしたね。

越前禅定道踏破にリーチがかかったような気がします。

 

最後までお付き合いいただきどうもありがとうございました。

 

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