大峰山脈や大台ヶ原に登り、満天の星に感激し、温泉も3ヶ所浸からせてもらった今年の盆休み、
締めくくりはやはり明日香村しかないです。
入之波温泉をあとにしてキトラ古墳に着いたのが14時半頃。
この建物に一度入って右上に抜けると実際のキトラ古墳のある場所に出ます。
これがキトラ古墳です。
内部の貴重な壁画や出土品は慎重に取り外され上の画像の建物内で保存・管理されています。
古墳そのものは現在は閉じられています。
建物に戻ってきました。
南壁の壁画 「朱雀」 の現物が上の階の保管室で公開期間中でした。
事前申込みが必要でしたがこの日は当日申し込みの枠もあったみたいです。
申込書に必要事項を記入して入室証をもらいました。
指定された時刻までこの階の展示室を見学させてもらいました。
この階(地階)は撮影が許可されています。
部屋の中央にはスクリーンが4面。 石室内に入って東西南北の壁を見るイメージです。
上には石室天井に描かれていた天文図が再現されています。
外周部は古墳が発見されてから現在に至るまでの保存・研究作業を解説したパネルなど。
4面に描かれた四神の聖獣の解説です。 四神の下には獣頭人身の十二支が描かれています。
全ての画像は大きくなりますので興味のある方はお読み下さい。
天井に描かれた天文図の解説
石室展開図
スクリーンに映された四神と天文図です。
キトラ古墳は近くの高松塚古墳と同じく鎌倉時代に盗掘の被害に遭っています。
下の画像は南壁の朱雀の壁画のすぐ横に穿たれた盗掘者があけた穴です。
研究作業は泥で詰まっていたこの穴にファイバースコープを入れ内部の状態を慎重に觀察することから始まりました。
その後の経緯は当時のニュースなどでご存知かと思います。
高松塚古墳との類似点・相違点なども紹介されていました。
高松塚古墳も南壁を破られて盗掘者に侵入されています。
不運なことにここにあったはずの朱雀の壁画は失われています。
部屋の中央部のスクリーンに映し出される画像を十分に堪能してから外周部の説明パネルを読んでいきます。
指定された時刻になりましたので上の階の保管室に上がる階段の下に向かいます。
そのまま保管室の入り口に案内され入室に関する注意事項などのレクチャーを受けます。
中で本物の壁画や副葬品を見学できる時間は10分。 もちろん撮影禁止。
保管室は普段の日も入室できるようですが公開期間中以外は照明も落とされ
壁画もカバーが掛かっていて全くわからないそうです。
今回は第8回公開ということで南壁の朱雀でした。
「青春・赤夏・白秋・玄冬」 という言葉を中学生の時に習いましたがキトラ古墳もどうもその季節に対応して四神の公開期間が定められているようです。
今は夏なので朱雀なんですね。
第5回から第7回までのパンフレットのバックナンバーももらいました。
アクセスなど
入館・見学は、なんと無料でした。
お盆休みの紀伊半島百名山、そして自然と歴史探訪、充実した旅でした。
今度は10月か11月にまた奈良に行く予定です。
最後までお読みくださりどうもありがとうございました。